【転生したらスライムだった件】第71話「解き放たれし者」ネタバレ感想

転スラ

今回は【転生したらスライムだった件】第71話「解き放たれし者」ネタバレ感想を紹介します。

前回、魔王ミリムの手によって、魔王カリオンが倒されてしまいました。

ミリムはクレイマンに完全に操られていると言っていいでしょう。

リムルは魔王化を果たし、今後の対応を決めなければなりません。

もちろん、ミリムの動きなど考慮し、打倒クレイマンへと動くと思われます。

大きな問題を複数抱えているテンペストがどう動くか、注意して見てきましょう!

では【転生したらスライムだった件】第71話「解き放たれし者」ネタバレ感想についてみていきましょう!

【転生したらスライムだった件】第71話「解き放たれし者」ネタバレ感想

魔王としての宣言

「さて諸君、今後のことを語る前に言っておきたいことがある。俺は名実ともに魔王になることにした。」

魔王へと進化を果たしたリムルは、配下に宣言します。

ですが、言われた配下たちはきょとんとしています。

それも当然で、先日魔王化したのも全員が知っていることなので、今更何を言っているのか?と考えているのです。

リムルの言葉の真意は、真なる魔王にはなっていますが外に向けて宣言をしていないので、外に向けて宣言、つまり、十大魔王に名乗りを上げよう、ということなのです。

当然、言われた側はその理由が気になるので、ベニマルが代表して聞いています。

リムルの返答は、喧嘩を売りたい魔王がいるから、とのことです。

その相手とは魔王「クレイマン」のことです。

クレイマンは連合軍の襲撃の際、ミュウランを操り被害の拡大を目論んでいました。そのうえ、ミリムを使い友好国ユーラザニアを滅亡させています。

リムルからすると、何が目的で暗躍しているのかわかりませんが、許すことはできません。

「俺はクレイマンを叩く。異論はあるか?」

問いかけられた言葉に対し、リムルの配下達は疑問や戸惑いの表情は一切無く、満場一致で賛成の意思を示しました。

方針が決まったところで、リムルはソウエイに声をかけます。

その一言で全てを察したソウエイは、速やかにクレイマンの情報を集めに行くと告げ、その場から立ち去っていきました。

本格的な今後の会議はソウエイの調査のあとになるようです。

その会議には、獣王国ユーラザニアの三獣士にも参加してもらうつもりのようで、その有無を聞くとその場で快諾していました。

それは、テンペストの今後の動きがユーラザニアの国民にも大きく関係するのもありますが、避難民の受け入れなど恩があり、リムルへと少しでも恩を返したいという思いがあるようです。

「好きなように使ってください。俺たちはこの命を以って貴方に報いましょう。」

以前、カリュブディスの件でリムルに大恩ができた黒豹牙フォビオを筆頭にリムルの役に立つ、と宣言しました。

復活

話し合いも一段落したところで、リムルは個人的な用事があると周囲に告げます。

付き添いも断り、以前ヴェルドラが封印されていた洞窟へと一人で向かっていきました。

現在は、回復薬の元のヒポクテ草製造の場所に着くと、担当しているガビルが出迎えにやってきました。

こちらで作業していたがビルですが、先ほどのプレ会議の内容は思念伝達により受け取っています。

その関連で、今後はガビルに開発部門を任せ、これからは幹部になるので重要な会議には必ず出席するように告げました。

「やったー!!ガビル様昇進だー!!」

数秒固まった後、喜びを表現しようと言葉が出かけましたが、背後で盗み聞きしていたガビルの配下達のそれ以上の声にかき消されてしまいました。

幹部昇進の報告も終えたことで、洞窟に来た本来の目的を果たすため、リムルは洞窟の最奥へと向かいきます。

ガビルに誰も近づけないようにと命じますが、幹部昇進で浮かれすぎて、見張りが疎かにならないか不安です。

なにせ、リムルの目的は「無限牢獄」にて捕らえられ、リムルの中で復活の時を待っていた、暴風竜「ヴェルドラ」を開放することなのです。

ヴェルドラはジュラの大森林における守り神のような存在で、かつ、強大な力を持っているので、復活が知れると大騒ぎになってしまうので、そのための配慮でした。

「今、出してやるよ・・・ヴェルドラ。」

智慧之王「ラファエル」のスキルに無限牢獄の解除を命じます。

リムルの中から、ものすごい速さで何かが飛び出し、周囲の岩にはその衝撃で亀裂が入り、土煙が舞います。

土煙が落ち着いてきた頃、場には高らかな笑い声が響き渡ります。

「俺様復活!!」

その圧倒的な存在感にリムルはこの世界に来たばかりのことを思い出し、懐かしくなりました。

久しぶりの再会に頬を緩めつつ、軽く挨拶をしますが当の本人は不服そうです。

「せっかく復活したのに我の扱い軽くないか?」

少し拗ねたような表情で、相変わらず面倒くさい態度のオッサンです。

しかし、出会った頃の話だとヴェルドラの復活は当分先のはずでした。

それが早まったのは理由は、リムルが魔王化しユニークスキル「大賢者」がアルティメットスキル智慧之王「ラファエル」へと進化したからなのです。

その結果、解析能力が格段に上がったので無限牢獄の解析も早く終わったのでした。

その経緯をヴェルドラに説明しますが、ヴェルドラは余り驚きません。

それもそのはず、ヴェルドラはリムルの中からその行動をちょくちょく覗き見していたので大筋を理解しているのです。

そんな話をしながらも、実に二年ぶりに再会した二人は感傷に浸っています。

出会ってからたった二年で覚醒魔王にまでのぼりつめ、リムルの成長ぶりにはさすがのヴェルドラも驚きです。

「ま、なんて言うの?ほら俺って天才っぽかったじゃん?仲間にも名前を付けると一気に進化してたしね。」

冗談交じりに話すリムルですが、その話にヴェルドラは少々ご立腹でした。

「このアホウめ。お前がホイホイ名付けても無事だったのは足りない分の魔素を我から奪っておったからなのだぞ。」

リムルのことを思っての叱責で、そのことが原因で無限牢獄の解析の効率が落ちるから解放はまだ先だと思っていたのもあるようです。

というか、リムルが今まで無茶な名付けを行っても平気だったのはヴェルドラのお陰でした。今までリスクもなく、あれだけ簡単に進化できるのはおかしい、とリムルも薄々思っていたようです。

陰で支えてくれていたヴェルドラに感謝しつつ、今後は控えようと決心するのでした。

そういえば、リムルの魔王化に伴い、魂の系譜に連なる者には祝福「ギフト」が配られているはずです。

それならば、リムルの中にいたヴェルドラにもギフトが届いてもおかしくはないので、問いかけます。

リムルから確認を受け、ようやく気づいたヴェルドラに内心、象並みに物事に気づくのが遅いやつだとリムルは呆れています。

二年ぶりの再会に話が盛り上がり、いつまでも話し込んでしまいそうな雰囲気ですが、せっかく復活したのです。

そろそろ外に出ないか?とリムルは提案します。

ですが、ここで一つ問題があります。

それは、復活の際、思念体となってしまったヴェルドラの肉体をどうするかというです。

本来、精神世界にいる精霊や悪魔、竜種等の精神生命体は肉の体を持たず、その姿を物質界(この世界)に顕現させるには依り代に受肉させる必要があります。

精神生命体が物質体(スピリチュアルボディー)を得ずに物質界に居続けるとエネルギーが拡散し、やがて消えてしまうのです。

まぁ消滅してもまたどこかで復活はするのですが。

ですが、その時になれば記憶がまばらになっており、たとえその存在がヴェルドラという名の暴風竜であったとしてもリムルの盟友のヴェルドラではなくなってしまいます。

リムルが捕食する前には、スピリチュアルボディーを持っていました。あれはヴェルドラ自身が魔素で作り出したものでしたが、リムルの胃袋の中では不要だったので現在は魔素に還元されています。

どうやらリムルは、ヴェルドラにスピリチュアルボディーを与えようと考えているようです。

ですが、その前にリムルは約束を一つ持ちかけます。

それはヴェルドラのでか過ぎる妖気を抑えて欲しい、ということです。

テンペストの町には人間もいますし、弱い魔物もやって来ます。ヴェルドラの妖気はそれだけで害になってしまうのです。

事情を理解したヴェルドラはその約束を快諾し、改めてリムルが「王」になったことを再確認させられました。

「待ってろ。今、用意してやる。」

リムルは手から黒い靄を放出させ、自身の分身体を作成しました。魔王へと進化して、分身も強化分身へと進化を果たしています。

この分身体をヴェルドラの依り代へと使用します。

ヴェルドラも気に入った様子で、勢いよくその分身体へと入っていきました。

「告。重要な報告が発生しました。」

ここでラファエルから急な報告が入ります。

内容はヴェルドラとリムルの間に「魂の回廊」の確立を確認したとのことです。また、ヴェルドラの残滓を解析した結果、アルティメットスキル「暴風之王」(ヴェルドラ)を獲得した、と言うのです。

突然の報告に驚いているリムルを置いて、復活の喜びを表すヴェルドラは、リムルの姿を男性型に特化させたような外見です。

「礼を言うぞリムルよ!再びお前と相まみえる日が、こうも早く訪れるとはな!さすがは我が盟友だ。」

満面の笑みで、礼を告げるヴェルドラにリムルも嬉しそうです。

二年越しの友との再会ははじめて会った時と同じようなノリでした。

だから、強すぎるヴェルドラの気配に町が大混乱になっていたことなど知る由もなかったのでした。

 

(C)伏瀬
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【転生したらスライムだった件】第71話「解き放たれし者」感想

第71話「解き放たれし者」いかがでしたか?

この世界での最初の目的であった、ヴェルドラの復活が二年の時を経てようやく叶いました!

出会った頃と変わらずの仲の良さに、こちらもほっこりしました。

その際、獲得していたアルティメットスキル「暴風之王」(ヴェルドラ)はどんなスキルなのでしょうか?

強力なスキルなのは間違いないはずなので、お披露目のときを楽しみに待ちたいですね!

さらに、最後の町の混乱は気になります。

またしても、何か事件や弊害があるのでしょうか?

次の展開に期待です!

(C)伏瀬
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まとめ:【転生したらスライムだった件】第71話「解き放たれし者」ネタバレ

魔王化に伴い、大々的に外に向けて魔王を名乗ることを決めたリムルですが、クレイマンとの戦い以外にも色々な事が予想されます。

ヴェルドラはようやく復活を果たし、リムルは盟友との再会を喜んでいます。それに伴い、新たなスキルも獲得し今後大きく役立つでしょう。

しかし、ヴェルドラの強大すぎる気配は、魔王・人間ともに察知されていることだと思います。

今後、クレイマンとの戦争も予想されますし、魔王を名乗ることによって魔王達もリムルを意識することになるでしょう。

リムル達が今後どう活躍していくのか注目です!

最後までご愛読ありがとうございました!

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