今回は【進撃の巨人】season1のあらすじと総まとめ、season1の全てがわかる(ネタバレ注意)を紹介したいと思います。
season1はアニメ版「進撃の巨人」第1話から第25話、漫画では1巻から8巻までのお話です。
この中では私の考察を含みますのでご了承ください。
【進撃の巨人】season1 のあらすじについてみていきましょう!
【進撃の巨人】Season1 あらすじ
【シガンシナ陥落】
「その日人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を……」
高さ50mを超える壁に囲まれて暮らす人類。
壁の外には巨人が闊歩し、一人の人類も生きてはいないとされる世界。
そんな世界に幼馴染のエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトの3人の少年少女は暮らしていた。
100年の間、壁の中で平和に過ごしていた人類だったが、エレンは壁の外に強く憧れを抱き、壁の外を探検し巨人の謎を解き明かそうとする調査兵団への入隊を密かに望んでいた。
調査兵団がなんの成果も得られず、甚大な被害を負いながら壁外調査から帰還したその日、エレンの調査兵団に入りたいという思いは母親のカルラにバレてしまう。
強く叱責するカルラだったが、父親の医師グリシャはエレンの思いを受け、
「仕事から帰ったら秘密にしていた地下室を見せてやる」
と言い、往診に出かける。
路地にいるエレン、ミカサ、アルミン。突如の落雷と轟音。
何事かと壁の見える位置まで駆けつけた3人。
そこで見たものは50mの壁にのしかかる巨大な手、そして壁からはみ出す巨大な頭。
壁を超える超大型巨人が街を見下ろしていたのだった。
巨人の大きさは知られているもので大体15mがせいぜい。
50mの壁を越える巨人など、人類が壁の中に逃げ込んでから100年現れたことはなかった。
あまりの衝撃に立ちすくむ全ての街の住人たち。
次の瞬間、巨人は街と外界をつなぐ門を蹴り砕き、破壊した。
無数の巨大な瓦礫が街の上に降り注ぎ、家屋や人々を押し潰す。
巨大な穴が空いた壁からは次から次へと巨人たちが侵入し、人々を食い殺していく。
自分の家の方向に瓦礫が飛んでいったのを見たエレンは、家へ全速力で駆けていく。
しかし家は崩れ、母親のカルラは足をはさまれ動けずにいた。
ミカサとともに救出を試みるエレンだったが、満面の笑みにあふれた巨人が近づいてくる。
そこに救助に現れた駐屯兵団のハンネスだったが、巨人への恐怖に負け、カルラを置いてエレンとミカサを抱えてその場から走り去る。
「ありがとう、ハンネス・・・。エレン、ミカサ、生き延びるのよ!」
叫ぶカルラ。
抱えられたままのエレンは何も出来ず、母親が巨人に喰われるところをただ見ているしかなかった。
外門を破られた街の人々は、内側の区画へと通じる門へ殺到する。
この世界の壁は円形で三重になっており、それぞれの名をウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナという。
それぞれの壁の距離は東京〜名古屋間ほどの間が開き、人類はその巨大な壁の東西南北に寄生虫のように小さな街を形成し、そこに暮らしていたのだ。
<ウォール・マリア、ローゼ、シーナ>
<日本地図との比較>
壁の内側の地区へ逃げようとする人々。しかしそこに全身を板状の鎧で覆ったような巨人が現れ、内側へ通じる門を破壊する。
こうして845年、一番外側の壁ウォール・マリアは突破され、人類はその2割の人口と人類の住める三つの区画のうち三分の一を失った。
命からがら避難船に乗ったエレンは、母の仇とともに、全ての巨人をこの世から駆逐することを心に固く誓い、調査兵団に入団することを決意する。
【人類の再起】
847年。ウォール・マリアの破壊、シガンシナ区陥落から2年、エレン、ミカサ、アルミンは訓練兵団に入団。
3年間にわたる厳しい訓練を乗り越え、850年、ついに卒業を明日に控える日を迎えた。
共に厳しい訓練を乗り越えた同期達とは深い絆が結ばれ、何人もの頼もしい仲間ができた。
屈強な体格と精神力、強いリーダーシップを備えるライナー・ブラウン。
あらゆる技術をそつなくこなし、高い潜在性を見せるベルトルト・フーバー。
女性ながらも高い戦闘能力と冷静な判断力、アニー・レオンハート。
現状把握能力に長け、ミカサに一目ぼれして即振られたジャン・キルシュタイン。
運動神経抜群で小回りの利く小兵でおバカなコニー・スプリンガー。
圧倒的な勘の良さと空気の読まなさ。食欲の権化、芋女、サシャ・ブラウス。
同期生随一の美少女。天使のようなやさしさ、クリスタ・レンズ。
クリスタの親友。素性の知れない全てが謎めいた女、ユミル。
ジャンの親友。成績優秀かつ人の良さが際立つマルコ・ボット。
他何十人もの同期達。
卒業を明日に控え、トロスト区の壁上で最後の訓練に臨むエレン達。
シガンシナ陥落から5年、人類はその威厳と尊厳を取り戻しつつあった。
訓練中、サシャが持ち前の食欲を発揮して指揮官の部屋から肉を盗み出して皆に勧めた。
その行動におののく訓練生たちだったが、サシャの
「大丈夫ですよ。土地を奪還すればまた牛や羊も飼えますから」
というセリフに人類の未来への希望と明るさを感じ、自分たちも肉を食べることにした訓練生たち。
豊かで穏やかな街の様子を見て
「人類の反撃は、これからだ!」
自信に満ちた明るい表情を浮かべるエレン。
しかしその瞬間、エレンの背後に黄色い稲妻が落ち、超大型巨人が突如として出現した。
超大型巨人と対峙するエレン。
「よう、5年ぶりだな・・・!!」
【トロスト区攻防戦】
突如として現れ、と同時に門を破壊した超大型巨人。
これでトロスト区は巨人が自由に侵入できる状態になってしまった。
ひるむことなく立体起動装置で巨人の弱点であるうなじに斬りつけるエレンであったが、刃がその首に届く直前、超大型巨人の表面全体から大量の蒸気が噴き出し、エレンの視界をふさぐとともにエレンを吹き飛ばした。
それでも強引に憶測でうなじを斬りつけるエレンだったが、蒸気を切り裂いたその向こうには、何もなかった。
超大型巨人は現れた時と同じように、忽然と消えてしまったのだ。
戸惑うエレンと訓練生たち。
街中に巨人が侵入し始めていた。
壁が破られた一報は、中央で控えていた駐屯兵団団長ドット・ピクシスに伝えられた。
一方で、最前線にさらされることになったエレンたちは、消えた超大型巨人のことはひとまず置き、街に侵入し始めた巨人たちに対処すべく、部隊の再編成に走り回っていた。
エレンとアルミンは自分たちの班に配属されたが、卓越した身体能力の持ち主であるミカサは、前線班に配備されエレンとは別々になってしまった。
エレンの安否を心配するミカサ。もう子供じゃないと拒絶するエレン。
エレンは講義で受けていた巨人の弱点について思い返していた。
巨人は生殖器も消化器官もない。食べる必要もなく何年も生きる。
その身体は手足を切り落とそうと、頭を吹き飛ばそうと、しばらくすると蒸気と共に再生する。巨人を殺す手段はただ一つ。うなじにある縦1m、横10cmのわずかな部分。そこをそぎ落とすと巨人は再生することなく消滅する。
それを効率よく遂行するために考え出されたのが、アンカー付きワイヤーと巻き取り装置で空間を飛び回る『立体起動装置』、そして一対のブレードである。
3年間もの厳しい訓練を積んで自由自在に使いこなせるようになったエレンたち第34班は自信に満ちて初陣に臨んだ。
縦横無尽に街中を飛び回る34班。しかし一匹の奇行種(他の巨人とは違った振る舞いをする巨人)が突然飛びかかり、空中にいる34班を襲った。
からくも無事かわしたエレン達だったが、飛びかかってきた巨人を振り向くと、その口には班員トーマスがくわえられていた。
生きたまま丸ごと飲み込まれるトーマス。
それを見て激昂するエレン。
刃を振りかざし、トーマスを飲み込んだ巨人を駆逐しようとするエレンだったが、その空中軌道に別の巨人が地面から飛び上がり、食いつく。
体勢を崩し、屋根の上に激突しながら転倒するエレン。
止まった時にはその右足が失われていた。
エレンに遅れて飛び出した班員たちも次々と巨人の手の中、口の中に収められていく。
その事態を茫然自失と見ているアルミン。
そしてアルミンにも巨人の影が迫っていた。
混濁する意識の中でエレンが見ていたものは、子どもの頃のアルミンと自分だった。
外の世界について書かれているとされる本を読むアルミンとエレン。
アルミンが輝く目で語る。
「この本によると、この世界の大半は、海っていう水で覆われているんだって。しかも、海は全部塩水なんだって!?」
エレン「塩だって?そんなもん商人がすぐに取り尽くしちまうだろ!?」
「取り尽くせないほど、海は広いんだ!」
「塩が山程あるだけじゃない。炎の水、氷の大地、砂の雪原、きっと外の世界は、この壁の中の何倍も広いんだ!」
アルミンのキラキラと輝く瞳を見て、ハッとなにかを思うエレン。
「ねえ、エレン。僕達もいつか、外の世界を探検できるといいね・・・」
目を覚ますエレン。
ひげの巨人に飲み込まれるアルミン。
しかしその身体が奥まで飲み込まれる寸前、エレンはアルミンの手をつかみ、自分と入れ替えにアルミンを巨人の口の中から屋根の方へ投げ放した。
口が閉じるのを腕で支えるエレン。
血にまみれた体でアルミンに手を伸ばすエレン。
『こんなところで…死ねるか……
なあ…アルミン… お前が…… お前が教えてくれたから…
オレは……外の世界に…』
アルミンが手を伸ばした瞬間、巨人の口は閉じ、エレンは飲み込まれてしまう。
絶叫したアルミンが次に気が付いた時、目の前には同期のコニー・スプリンガーの顔があった。
事情を問われ、再び絶叫するアルミン。エレンを食い殺した巨人は辺りには居なかった。
その頃ミカサは内門の警護にあたっていた。
民衆が殺到し、通行を邪魔する商人の荷車を排除するなど任務をこなすミカサだったが、脳裏にエレンとの出会いの思い出がよみがえった。
ミカサは山奥で両親と共にひっそりと暮らしていたが、そこを盗賊が襲った。
母親が珍しい人種だと捕まえに来た盗賊たちだったが、激しい抵抗にあい、両親とも殺してしまいミカサをアジトに連れ帰る。
同じ日、この家のかかりつけ医だった父親のグリシャについてやって来たエレン。
ミカサの両親の死体を発見し、グリシャが駐屯兵団を呼びに行っている間にエレンは盗賊のアジトを自力で発見してしまう。
ミカサを助けるために盗賊を二人殺すエレン。
しかし三人目にとらえられ、殺されそうになる。
首を絞められながらミカサに呼び掛けるエレン。
『戦え・・・!戦え・・・・!!戦わなければ・・・勝てない・・・!!!』
その瞬間ミカサは転がっていたナイフを拾い、全身に稲妻が走るような衝撃と共に常人ならざる力を発揮し、床を踏み抜き、盗賊の心臓にそのナイフを深々と突き立てた。
駐屯兵団が到着し、保護されるミカサとエレン。
もう帰る場所はなく、悲しみに打ちひしがれるミカサを見て、エレンは自分の首に巻いていたマフラーをミカサに巻く。
「やるよ、これ。暖かいだろ?」
「何だよ……ほら、早く帰ろうぜ。俺達の家に」
その頃、立体機動装置のガスを補充する基地が巨人に襲われ、補充班が基地を破棄してしまった。
ガスが不足し、撤退出来なくなってしまったジャンたち。
様子を見にきたミカサは、そこでエレンが死んだことを伝えられる。
他隊員たちを鼓舞しガス基地の奪還に向かうミカサだったが、途中でガスが切れ路地に落下。
二体の巨人に襲われる。
死を覚悟したミカサだったが、その内の一体がなんともう一方の巨人を撃退。
追いついてきたアルミンとコニーに保護され、ミカサは無事だった。
そこでアルミンは、巨人を襲う巨人を引き連れてガス基地を救うことを提案。
この案は見事成功し、巨人を襲う巨人は他の巨人たちをことごとく撃破。
ガス基地に突入していたジャンや他の同期生たちもガスを補給し、無事撤退できるようになった。
巨人を襲う巨人を保護しようと提案するライナーやベルトルト。
だがすでに巨人の損傷は激しく、地面に倒れ伏してしまう。
蒸気を上げながら消滅していく巨人。
しかしそのうなじから、死んだはずのエレンが現れたのだった。
生還を喜ぶミカサ、アルミン、他同期生たち。
エレンの正体が巨人なのか人間なのか問い詰め、エレンたちに砲弾を浴びせる駐屯兵団だったが、エレンが再び巨人化の能力を発揮し、ミカサやアルミンを守る。
エレンの正体が巨人なのか人間なのか問い詰め、エレンたちに砲弾を浴びせる駐屯兵団だったが、エレンが再び巨人化の能力を発揮し、ミカサやアルミンを守る。
アルミンは恐慌する駐屯兵団を説得し、エレンはトロスト区に空いた大穴を巨人になって、巨岩でふさぐという作戦を実行することとなった。
だが巨人となったエレンは自身のコントロールを喪失。ミカサに襲いかかり昏倒してしまう。
駐屯兵団が身を挺して他の巨人の襲撃からエレンを守り次々と食われていく中、アルミンの必死の呼びかけによってエレンは巨岩を運び壁の穴を塞ぐことに成功。
多大な犠牲を払いつつも104期生の中からは犠牲者を出すことなく街を守り切ったと思ったエレン。
しかし唯一、マルコ・ボットが人知れず巨人の餌食となり、ジャンによって死体で発見されたのだった。
【反撃前夜】
巨人に変身してトロスト区を守ったエレンだったが、捕らえられ、軍法会議にかけられてしまう。
問題はエレンの処遇をどうするか。
巨人になれる人間をどう扱うかであった。
糾弾され、処刑されそうになるエレン。
しかし調査兵団随一の戦力、人類最強の男と名高いリヴァイ兵士長が、エレンを制御できるのは調査兵団と自分だけだということを実力で示し、エレンを自らの管理下に置く。
リヴァイ班の精鋭とともに生活し、分隊長ハンジ・ゾエの下で自分の巨人化能力について解明しようとするエレン。
しかし、トロスト区が襲撃された時に生け捕りにし、実験材料としていた巨人二体が何者かに暗殺されるなど調査兵団内に不穏な空気が漂う。
そんな中、調査兵団団長エルヴィン・スミスは巨人化の謎をさらに解き明かそうとエレンたち104期生を組み込み、第57回壁外調査を決行する。
【第57回壁外調査】
第57回壁外調査に乗り出した調査兵団。
だがその前に突如として、異常に身体能力の高い奇行種『女型の巨人』が出現する。
巨人にあるまじき走力、素早さ、身体能力、そして殺す前にその顔を確認する仕草。
それらを見てアルミンは女型の巨人はエレンと同じく、知性を持った人間が巨人化したものだと推測する。
女型の巨人に陣形を崩壊させられるアルミンたちの班。
女型の巨人は一人一人の顔を確認しながら次々と兵士を殺していく。
そしてついにライナーがその手の中に捕まってしまう。
巨人の手から血飛沫が飛び散り、あわや握りつぶされたかと思ったその時、ライナーは巨人の手を切り裂いて脱出してきた。
女型の巨人から距離を取ろうとするライナー、アルミン、ジャン。
しかし幸いなことに女型の巨人は急に標的を変え、別の方向へと走り去った。
その頃、エレンはリヴァイ班とともに巨大樹の森の中へと進入していた。
今回の調査の明確な目的を知らされていなかったエレン。
リヴァイ兵長の進むままについてきたエレンだったが、そこに突如女型の巨人が迫る。
自分が巨人化して女型の巨人を迎え撃とうとするエレンだったが、リヴァイ班とリヴァイ兵士長の語りかけにより、仲間を信じ、リヴァイの言うままに目的もわからずついていくエレン。
だが、森の中のとある地点に差し掛かった時、そこには待ち伏せしたエルヴィン団長がいた。
一斉に射出される膨大な数のアンカーとワイヤー。
見事拘束される女型の巨人だったが、叫び声で周囲の巨人を呼び寄せ、自分を食わせるという信じ難い方法で女型の巨人の本体は脱出する。
安全な地点へ向かうエレンとリヴァイ班だったが、拘束から逃れた女型の巨人に急襲され、リヴァイ班は全滅してしまう。
激しい後悔に襲われ、巨人化し、女型の巨人と対峙するエレン。
激しく拳を交わす両者だったが、部分的硬質化といった巨人としての能力を使いこなし、高い戦闘能力を発揮する女型の巨人にエレンは圧倒され、撃破されてしまう。
うなじに噛みつかれ、女型の口の中に捕獲されてしまうエレン。
しかしそこにミカサとリヴァイ兵長が追いついてくる。
信じられない力と機動を見せるミカサとリヴァイ。
リヴァイが負傷を負いながらも、見事エレンの奪還に成功する。
しかし達成できたのはそこまで。
物資も人員も尽きた調査兵団は、女型にとどめをさせないまま、壁の中へ引き返すしかなかった。
【ストヘス区急襲】
何の成果も得られず帰還した調査兵団に対して、全兵団の総統ダリス・ザックレーが下した判断は、中央権力へのエレンの引き渡しだった。
当然従えないエレンとミカサ、アルミンは、ジャンを身代わりに立ててエレンを古い地下都市に逃そうとする。
アルミンは、元同期であり今は憲兵団に所属するアニ・レオンハートに手助けを頼む。
協力を承諾するアニ。
アルミンたちの計画は街中から地下都市へ通じる地下道へ、憲兵団に見つからないようにエレンを連れ込み逃すこと。
地下道の入り口へ到着したエレンとミカサ、アルミン、アニだったが、アニはどうしても地下道へ入ろうとしなかった。
訝しむアルミン。声を荒げるエレン。
しかしこれはアルミンが仕掛けた罠だった。
数日前、女型の巨人の捕獲に失敗した調査兵団の面々が集まっていた。
だが、そこでエルヴィン団長から女型の正体が分かったと伝えられる。
その正体こそが、アニ・レオンハート。
壁外調査に出発する前、実験体として捕らえられていた二体の巨人が何者かに暗殺されるという事件が起きていた。
その犯人を探し出すための内部調査が行われていた際、全兵団員は自分の立体機動装置の提出及び調査を受けていた。
一列に並び自分の立体機動装置を目の前に提出する団員たち。
しかし、アニの横に並んでいたアルミンは、アニが提出したものが、トロスト区で人知れず死んでいたマルコ・ボットのものだったことに気づいていたのだった。
その時は何も問わなかったアルミン。
しかし女型の巨人の出現を受けた後、二体の巨人を暗殺した犯人が女型の巨人と同一人物であると推測できること、二体の巨人を暗殺した際には使い慣れた自分の装置を使い、それによって自分の装置は燃料が減っているだろうこと、そして暗殺の手前から相当腕が立つだろうこと。
加えて、アニがマルコの立体機動装置を提出したことから、アルミンはアニが女型の巨人であると結論し、エルヴィン団長に進言していたのだった。
地下に誘導することで巨人化してもその動きを制限することができると目論んだ作戦。
しかしアニは周りに町民どころか誰の気配もしないことから罠であることを察知。
地下に連れ込むことが難しいと気づいたアルミンは合図を送り、その瞬間、潜んでいた団員たちがアニを拘束する。
だがアルミンの怪しい態度に気付いていたアニは、事前に仕込んでいた指輪によって自分の指を傷つけ、巨人化してしまう。
ついに女型の巨人と確定したアニ。巨人化してそれを止めようとするエレン。
街中で激しい戦闘が始まり、人も街も次々と吹き飛ばされていく。
しかしアニの戦闘能力は非常に高く、加えて、部分的な硬質化や、巨人としての高い戦闘術を発揮する女型に対しエレンはまたしても圧倒されてしまう。
朦朧とするエレンだったが、母を殺された怒り、人類の怒り、巨人を駆逐することの決意だけがエレンを突き動かし、殺意の塊となって再び女型に肉迫する。
狂乱し、圧倒してくるエレンに大ダメージを受け、何とか突き飛ばして逃走するアニ。
壁面に指を食い込ませながら壁を登って逃走しようとする女型の巨人だったが、その指をミカサが切断し、女型は落下する。
「アニ、堕ちて」
怒りに我を忘れているエレンにより食いちぎられ、握り潰され、このままではアニ本体も引き裂かれてしまうと思われたその時、アニの脳裏に過去の記憶が蘇った。
『この世のすべてを敵に回したっていい…
この世のすべてからお前が恨まれることになっても…
父さんだけはお前の味方だ』
『だから約束してくれ、帰ってくるって。』
初老の男性に抱きすくめられている幼少のアニ。
それを思い出したアニは、涙を流しながら巨人の硬質化能力を発動。
アニの身体は硬い分厚い結晶に覆われ、何者も手を出すことができなくなってしまったのだ。
女型の巨人を今一歩のところまで追い込みながら、何の成果も得られなかった人類と調査兵団。
しかしエルヴィン団長はそれを前進と捉え、人類の中にまだ潜んでいる、巨人の秘密を握るその者たちを必ず追い詰めることを決意した。
調査兵団とエレン・イェガーの王都召還は凍結され、地下深くに収容されたアニ・レオンハートの管理は調査兵団にゆだねられた。しかし人類が自分たちは何に囚われているのかを知るのは、まだ時間と犠牲が必要だった。
夕日が落ちる中、アニが壁に刻んだ指の跡がひび割れ、大きく崩れ落ちる。
その中からは、巨人の虚な目と顔がのぞいていた・・・・
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まとめ:【進撃の巨人】Season1 あらすじ
今回は【進撃の巨人】season1 あらすじをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
主人公が序盤で死んでしまうことや、巨人の正体のまさかの秘密。
そして最終シーンの超大型レベルの巨人の顔。
最初から最後まで度肝を抜くシーンの連続だったと思います。
このあらすじでは、重要な心理描写や伏線をかなり駆け足で紹介しています。
この記事で進撃の巨人が少しでも気になった方は、実際のアニメをご覧になるとまさに夢中でハマれると思います。どうか本編アニメや漫画原作の方もご覧ください。
最後までご愛読ありがとうございました!
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