今回は【進撃の巨人】season2のあらすじと総まとめ、season2の全てがわかる(ネタバレ注意)を紹介したいと思います。
season2はアニメ版「進撃の巨人」第26話から第37話、漫画では9巻から13巻までのお話です。
この中では私の考察を含みますのでご了承ください。
【進撃の巨人】season2のあらすじについてみていきましょう!
【進撃の巨人】Season2 あらすじ
獣の巨人
アニ・レオンハートが結晶に閉じ込められた状態で地下深く拘束された翌日、壁からのぞく巨人の顔に愕然とするハンジ=ゾエ分隊長。
その肩を叩き、訴えかける者がいた。
『あの巨人に・・・日光を当てるな・・・・
なんでもいい・・・光を遮るものを・・・早く・・・!!』
壁を神として崇拝し、壁の中で勢力を広げている新興宗教ウォール教司祭、ニックであった。
あまりの剣幕に言うとおりに従うハンジだったが、その行動の理由を問いただすもはぐらかすニック司祭。命を懸けたその抵抗に、ハンジは一時追求をあきらめ、ニック司祭を拘束することとする。
時は12時間前に戻る。
エレン達がアニ捕獲作戦を展開している間、他の104期生たちは女型の巨人の仲間である疑いがぬぐい切れず、ウォール・シーナ南区の山小屋に、事情を知らされず軟禁されていた。
その時、野生の勘の鋭いサシャが巨人の足響きを聴き取った。
もしそれが事実なら、人類にとっての第二の壁ウォール・シーナが突破されたことになる。
しかし、104期生を監視していた上官兵士ナナバからは、南方から巨人の群れが山小屋に近づいていると報告が入ってしまう。
果たしてウォール・シーナが突破されてしまったのか。
ここで人類はまた負けてしまったのか。
数々の疑問を残しながら、104期生と上官兵たちはいくつかの班に分かれて避難し、周辺の村の様子を見てまわったり、壁に穴が空いているのかを確認するなどの任務に分かれた。
そして、中央で待機していたエルヴィン団長、リヴァイ兵長、エレン、ミカサ、アルミンたちの元へもその一報は伝わっていた。
巨人の追撃を防ぐ為に山小屋に一人残る分隊長ミケ・ザカリアスだったが、果たして報告通り南方から襲来する巨人の群れを次々と撃破していた。
だが、その群れの中に見慣れぬ個体を発見する。
群れとは少し離れたところを悠々と歩く、17mは超える、全身毛むくじゃらの猿のような、獣のような巨人。
訝しがりながらも、屋根の上から眼下に群れる巨人たちを一体ずつ、確実に屠っていくミケ。
しかしその獣の巨人が突然予想だにしなかった行動をする。
なんと足元にいた馬を掴み、こちらへ投げてきたのだ。
高速で投げつけられた馬の巨体は、屋根ごとミケを吹き飛ばし、ミケは巨人の手に掴まれてしまう。
今にも食べられそうになるミケ。
だが、そこで獣の巨人がまたしてもあり得ない行動を起こす。
『待て』
言葉を発したのだ。
今まで言葉を発した巨人はいなかった。
エレンの巨人でさえ、アニ・レオンハートの女型の巨人でさえ、言葉を話す機能は備わっていなかったのだ。
しかしこの獣の巨人は話した。
その言葉に一旦ミケを食べることをやめた巨人だったが、ふと止まってから再び食べようとする。
すると獣の巨人は再び言葉を発した。
『あれ?おれ今、やめろって言わなかった?』
そういうと、獣の巨人はミケを食べようとしている巨人の頭を鷲掴みし、そのまま握りつぶした。
痛みと驚愕で震えるばかりのミケ。
そのミケに対して獣の巨人は再び語りかける
『その腰につけている装置はなんと言うのですか?』
だが驚きのあまり、ミケは一言もしゃべれない。
『おかしいな、言葉は通じているはずなのに・・・?』
そう言うと、獣の巨人はミケの腰についている立体機動装置を指先につまみ、腰から引きちぎった。
引き返す獣の巨人の背を見て我に帰り、反撃を試みようとするミケだったが、獣の巨人の指示のもと、再び巨人たちに襲われ、敢えなく最期を遂げた。
『しっかし面白いことを考えるなぁ』
獣の巨人は、奪った立体機動装置を見ながらそう呟き、どこかへ去っていった。
ただいま
山小屋から避難した104期生達だったが、立体機動装置をつける暇もなく、馬に乗って走っていた。
その中で、サシャは自分の村の様子を見に、そしてコニーは巨人達が来たとされる方向にある自分の村へと向かった。
サシャは生き残って巨人に襲われていた女の子を救出し、父親達と合流する。
ライナー、そして他の上官兵達と共に自分の村へと向かったコニーは、自分の村であるラガコ村が完膚なきまでに破壊されているのを見る。
しかし人間の死体は一体もなく、村人はどこかへ無事に逃げ果せたのではないかと予想した。
その時、コニーは自分の実家が一体の巨人によって破壊されているのを見た。
だがその巨人は、家の壁にハマって、仰向けになって何もしてこない。
よく見るとその巨人の四肢はあまりにも細く脆弱で、そこから一歩も身動きができないようだったのだ。
『じゃあ、こいつは、一体どうやってここまで来たんだ・・・・?』
コニー、そして全員の頭の中は大きな疑問に占められた。
南西へ
村が全て破壊されたことに悲嘆するコニー。
謎の巨人がどうやってここまで来たのか、その問の答えはわからないが、とにかく巨人の群れがやってきた壁の穴を塞がなければならない。
コニー達はその巨人はいったん放置して、その村を離れることにした。
だが、コニーがその巨人に背を向けたその瞬間、巨人がカタコトの言葉を発したのだ。
『お・・・あ・・・え・・・・り・・・』
信じられないものを見たような目になるコニー。
だが他の隊員達に急かされ、その場を後にすることになる。
壁の穴を探す為に、南方の壁へまっすぐ向かったクリスタ、ユミル、上級士官ナナバ。
コニーの村に寄ってから壁に向かい、壁の穴を探すコニー、ライナー、ベルトルト、上級士官ゲルガー、そしてその他の兵士たち。
両班はお互い、逆の壁の端から出発し、壁の穴を探したはずだった。
しかし日も落ち、暗闇の支配する中で両者は壁の中央付近で落ち合い、その途中でどちらの班も穴を発見することができなかったのだ。
またしても大きな疑問に翻弄される団員達。
しかしこの暗闇の中では如何な行動ももはやできず、近くに位置する遺跡の砦「ウトガルド城」で夜を明かすこととした。
一方、ウォール教の司祭であるニックが、壁の中に存在する超大型級巨人について何かを知っていると確信しているハンジは、ニックを説得する為に、壁が破れた一報を受けて避難をする住民達のもとへニックを連れ出していた。
その途中、ハンジは重要な発見をする。
壁の破片を顕微鏡で見ていたハンジは、その結晶構造が、アニが作り出した結晶と同じであることに気がついたのだ。
通常、巨人から切り離された肉体や破片は昇華して消えてしまう。
だがアニの結晶や壁の破片は、本体から切り離されても消滅することはない。
それを聞いたアルミンは一つの可能性に気づく。
もし仮にエレンにもそのような結晶を生み出せたら、三重の壁の一番外側、巨人に奪われた領地のトロスト区に空いた穴を、エレンが結晶化能力によってふさげるのではないかということ。
その可能性はいずれ実地で試すとして、ハンジ達はニック司祭を避難民達のもとへ連れ出した。
避難民達の苦境を目の当たりにしたニック司祭は、自分には壁の秘密を明かす権利はないが、それを明かすことができる人物の名前なら教えると言い出す。
その人物の名前を聞いたエレン達は、そのあまりの意外さに呆然とする。
そして壁の状況を確かめに、エレン達は南西へと向かう。
一方、ウトガルト城に避難していたライナー達は、城の中の食料を漁る。
だが、そこにまたしても巨人が襲来し、その中にはあの獣の巨人の巨大な姿があったのだ。
兵士
ウトガルト城で火を囲み、話をする104期生ライナー、コニー、ユミル、クリスタ、ベルトルト、そして上官達。
だがそこに、通常は夜は動かないはずの巨人の襲来が告げられる。
その中には、獣毛に覆われた巨大な姿、獣の巨人もいたのだった。
尖塔を利用し、通常の巨人を次々と撃破する上官達。
巨人に城の中にも潜入されるが、ライナーが負傷しつつも見事城壁から蹴り落とし、104期生たちも善戦を繰り広げる。
なぜか獣の巨人の指示の下、統率された動きを見せる巨人達の前に、立体機動装置の燃料ガスも尽き、予備の刃も無くなり、さらに獣の巨人が遠方からまたしても馬や巨石を投げるなどの攻撃が加わり上官達は全滅。
104期生達も塔の最上部に追い詰められてしまう。
獣の巨人を見て
『あれは・・・!!!』
と驚愕するライナーとベルトルト。
塔を取り囲まれ、なすすべなく死を覚悟するコニー達。
しかしその時、ユミルがクリスタに語りかける。
『雪山でしたあの約束、覚えているか?』
『お前、胸張って生きろよ』
そう語りかけ、ナイフ一本を持って塔から飛び降りるユミル。
そのユミルの特攻を止める間も無く見守るしかなかった104期生達だったが、ユミルは落下の途中、自分の手のひらをナイフで切り裂いた。
その瞬間黄色い雷光が迸り、ユミルが巨人へと変貌を遂げた。
ヒストリア
回想シーン
雪山の行軍訓練の中、体調を崩し、そりで運ばれるダズと、それを引っ張るクリスタ。
そしてそれを手伝うでもなくついていくだけのユミル。
ユミルはその行為は無謀だと言い、偽善はやめていい子になるのはやめろと言う。
しかしクリスタはそれを認めず、ダズを救って帰還し、それが叶わぬならここで死んでもいいと言い張る。
ユミルは自分が人の為に生きて結果迫害され、自分の意思なく生きてきた過去をクリスタに告白する。そしてクリスタがどこぞの貴族の妾の子であり、その為に自分を犠牲にし、名前を変えて自分を偽って生きていることを指摘。
ユミルは、自分がこの崖からダズも無事な状態で届けてやると言い、クリスタを突き飛ばした隙にダズと共に崖から落ちてしまう。
しかし帰還したクリスタの前には、無事な姿のユミルとダズがいた。
どうやって?と問うクリスタだったが、
『いいさ、お前になら教えてやっても。』
『ただし約束だ。わたしがその秘密を明かした時』
『お前は元の名前を名乗って生きろ』
場面はウトガルド城に戻る。
巨人に囲まれたウトガルド城。
一時は劣勢に追い込まれ、全ての巨人に食い散らかされる寸前になったユミルの巨人。
しかしその時、壁の状況を確認しに来たエレン達の隊が到着し、全ての巨人を一掃する。
瀕死の重傷まで追い込まれたユミルだったが、その命は巨人の本体であるがゆえに維持され、そんなユミルにクリスタは自分の本当の名前を告げるのであった。
『私の本当の名前、ヒストリアっていうの・・・』
戦士
一命は取り留めたユミルだったが、意識は失い、蒸気をあげながら手足は再生しつつあった。
南西の壁の上で全員待機する中、クリスタは自分の素性が、貴族の一つレイス家のヒストリアという名前であることをハンジに伝える。
その時、壁の穴の捜索にあたっていたハンネスの隊が壁に到着したが、やはりどうしても穴を見つけることができなかったという。
ここまで捜索して見つからないのであれば帰還するしかないと帰り支度を始める隊であったが、その時、ライナーがふとエレンを呼び止める。
ライナー『エレン、ちょっといいか。』
ライナー『俺達は5年前、壁を壊して人類への攻撃を始めた。』
ライナー『俺が鎧の巨人で、コイツが超大型巨人ってやつだ。』
エレン『は?何言ってんだお前?』
ベルトルト『ライナー!何を言っているんだ!?』
ライナー『俺達の目的はこの人類全てに消えてもらうことだったんだ。
だがそうする必要はなくなった。』
重大な秘密をこともなげに、淡々と話すライナー。慌てふためくベルトルト。
あっけにとられつつ受け止めるエレン。
ライナーは話を続ける。
エレン、お前が俺達と一緒に来てくれるなら、俺達はもう壁を壊したりしなくていいんだ。わかるだろ?』
エレン『イヤ待て!全然わかんねぇぞ!』
ライナー『だから俺達と一緒に来てくれって言ってんだよ。
急な話ですまんが今からだ』
さも当然のように話し続けるライナー。
そんなライナーを止める手立てもなく見届けるベルトルト。
エレン『今から!?どこに行くんだよ??』
ライナー『そりゃ言えん。だがまぁ、俺達の故郷ってやつだな。
で?どうなんだよエレン。』
エレン『え?』
ライナー『悪い話じゃないだろ?ひとまず危機が去るんだからな』
エレン『う~ん、どうだろうな』(まいったな…昨日からとっくに頭が限界なんだが…)
時は12時間前に戻る。
エレン達が南西の壁に向かう直前、ハンジのもとに一通の知らせが届いた。
女型の巨人であったアニ・レオンハートの身辺調査が終わったとのことだ。
そこで、アニとライナーとベルトルトが同郷の徒であったことが判明する。
ライナーたちも巨人ではないのか!?そんな疑いが深まる中、アルミンがあることを思い出す。
女型の巨人がアルミンたちを襲った時、エレンの居場所をライナーが気にするそぶりをしていたこと。そしてライナーなら、女型の巨人に握りつぶされようとして脱出した時に、掌に刃でエレンの居場所を告げられた可能性があるということを。
ライナーからの突然の告白に、なんとかその場を取り繕おうとするエレン。
しかしライナーは自分がしていることの異常さに気づき、おののき、独白する。
ライナー「俺達はガキで・・・何一つ知らなかったんだよ。
こんな奴らがいるなんて知らずにいれば・・・こんな半端なクソ野郎にならずにすんだのに・・・。もう俺は何が正しいことなのか、わからん・・・」
ライナー「ただ、俺がすべきことは、自分のした行いや、選択した結果に対し、戦士として、最後まで責任を果たすことだ!!」
そう叫び、腕の包帯を解いたその傷からは、巨人の証たる蒸気が立ち上っていた。
ベルトルト「ライナー!やるんだな!? 今、ここで!!!」
ライナー「ああ!勝負は今!!ここで決める!!」
そう言い放ち、エレンに近づくライナー。
しかしエレンの背後から突如としてミカサが飛び出し、ライナーの腕に刃を食いこませ、ベルトルトの頸動脈を掻き斬る。
タックルを受け、壁から突き落とされるミカサ。
唖然とするエレンの目の前で、ライナーとベルトルトは、ついに超大型巨人と鎧の巨人へと姿を変えた。
超大型巨人の返信時の爆風に吹き飛ばされる団員達。
意識のないユミルは超大型巨人の口内に放り込まれ、エレンは鎧の巨人に手の内に握られた。
壁から飛び降りる鎧の巨人。
エレンの脳裏には、3年間、ライナーともベルトルトとも苦楽を共にした思い出がよみがえる。
エレン『この、裏切り者がああアアアアアアアアア!!』
ライナーの手の中で巨人になるエレン。
その思いを全て拳に込め、ライナーの顔面に一撃を振り下ろす。
投・打・極
両者ともに壁の下に落下するエレンとライナー。
超大型巨人は壁の上で上半身だけを現出させていた。
壁の上にいる団員たちは全員でベルトルトを討ち取ろうとするが、ベルトルトの超大型巨人は全身から激しい蒸気を噴出させ、立体起動装置のアンカーを一瞬とも寄せ付けなかった。
壁の下ではエレン対ライナー。
パワーと体格で劣るエレンの巨人。
最初はライナーに圧倒されていたが、訓練兵時代にアニから教わった関節技や締め技を駆使した戦い方を思い出すことによって、ライナー本体をむき出しにさせる寸前まで追い込む。
だが、ライナーとベルトルトの息の合った行動により、エレンは壁の上から超大型巨人が降ってくるという超重量級爆撃を受け、全てをひっくり返される。
追うもの
エレンとユミルをさらわれてしまった調査兵団。
移動用の馬を壁内から壁外へ移動させるまで、追撃は出来ない。
誰もが歯がゆく思っている中、残されたミカサとアルミン、そして追いついてきたハンネスは、エレンとの昔の思い出を語る。
エレンが先走り、ミカサが追撃し、アルミンがフォローする、そしてハンネスは飲んだくれる。
そんななんでもない日常を取り戻すための決意を三人は固める。
全員が壁上で待つ中、エルヴィン団長が馬を引き連れて到着する。
負傷したハンジの推理のもと、ライナーたちは巨大樹の森に潜んでいると推測し、全調査兵団が追跡に走った。
開口
巨大樹の森の樹上で目を覚ました。
そこには目を覚まし、未だ怪我が修復中であるユミルと、立体起動装置を完備したライナーとベルトルトがいた。
情報を得るために一時の感情を抑えるエレンだったが、ライナーの人格はまるで二つに分かれたような振る舞いにエレンは激昂する。
壁を破壊した人類の敵である戦士という人格と、壁の中の人類を守る兵士という人格が全く対立してしまい、分裂した人格になっているとユミルは推測した。
そしてライナーたちとユミルとの会話の中で、ユミルは以前、ライナーたちの仲間を食べてしまったらしいこと。そしてユミルが巨人で居た期間は60年以上あったらしいことが判明する。
敵の正体は誰なのかと詰め寄るエレンに対して、ユミルは、ヒストリアの身の安全が保証されるのを引き換えに、敵の正体という重大な情報の口をつぐむ。
その時、地平線の向こうに、赤い信号弾が立ち上る。
調査兵団が追いついてきたのだ。
子供達
ラガコ村の調査に向かった別動隊。
副長のモブリットは、コニーの家に嵌って動けなくなった巨人とコニーの家族の肖像画を見比べ、その顔が酷似していることに戦慄する。
巨大樹の森で赤い信煙弾を目にしたライナーとベルトルト、エレンとユミル。
これを機に逃げ出そうと図ったエレンは暴れ出すが、ライナーに締め落とされ気絶させられてしまう。
調査兵団の追跡から逃げようとするライナーたち。ユミルはヒストリアの身の安全と引き換えに、ライナーたちに従うことにした。
しかし、調査兵団が追跡している中に、ヒストリアがいるに違いないと思い至ったユミルは、ライナーたちの逃亡を阻害しようと図る。
そんな中、ユミルの中に過去の記憶がよみがえる。
ユミルは元々どこかの街で生まれた孤児であった。
しかし何らかの宗教団体に身を買われ、御神童として祭り上げられていた。
だが、何らかの権力体制に捕縛され、拷問を受け、迫害され、何らかの力によって巨人にさせられた。
巨人化したユミルは長い間、野山を駆け回り、彷徨っていた。
そしてある時、ライナーたちの仲間を食べ、人に戻った。
そこには満天の星空と共に、天まで届くような自由があった。
その後街中で潜むように暮らしていたユミルは、妾の子であり、生い立ちを隠しながら迫害されて生きるヒストリアの存在を知り、親友となった。
そんなヒストリアがそばまで来ていると悟ったユミルは、ライナーたちの逃走を阻み、ヒストリアを連れていくことを主張する。
ライナーたちに追いついた調査兵団と104期生たち。
その目前にユミルの巨人が現れ、ヒストリアだけを連れ去り、ライナーたちと合流する。
エレンとヒストリアをさらったライナーとユミルとベルトルト。
そしてそれを追う104期生と調査兵団の構図はいまだ崩れなかった。
突撃
鎧の巨人となって走るライナー。
その背に乗る、ベルトルトと巨人のユミル。
そこに104期生達が追いつき、二人の解放を要求。
そして人類を大量に殺した当事者としてどう思っているかを問いただすが、ベルトルトは「誰かがやるしかなかったんだ!」と詳しい事情を話そうとしない。
意識を取り戻したエレンは精一杯暴れるがまだ腕は修復されきっておらず、鎧の巨人の堅固な腕に阻まれ、誰もベルトルトが背負っているエレンを取り戻せそうにない。
その時、エルヴィン団長が、鎧の巨人の進行方向から、何十体もの巨人を自らをおとりにして引き連れてきた。
野良の巨人は何故か知性のある巨人を襲う性質がある。
それを利用したエルヴィンは、大量の巨人たちを鎧の巨人に押しつける。
体当たりでぶち抜こうとするライナー。
しかし数の多い肉の壁に阻まれ、ついに大量の巨人たちとの格闘になる。
その混乱に乗じてエレンを取り戻そうとする調査兵団たち。
しかしその突撃の最中、エルヴィン団長が右腕を食われ、巨人によって連れ去られてしまう。
衝撃を受ける団員達。
しかしエルヴィン団長は遠ざかりながらも全員に突撃の指示を出し、エレンの奪取を絶対的に果たすことを死守させる。
104期生の説得、アルミンの心理的陽動などにより、エレンを死守していたライナーとベルトルトだったが、奇跡的に復活を果たした片腕のエルヴィン団長によって、ついにエレンを手放してしまう。
奪還時にミカサが負傷するも、即座に撤退に転じる調査兵団。
また、ヒストリアとユミルは、ヒストリアがユミルへの厚い友情を確固と示し、ユミルはヒストリアと共に壁の中に戻ることを決意する。
一斉に撤退する調査兵団。
しかしその進路に巨人の巨躯が降ってきた。
調査兵団の撤退を阻もうと、ライナーが巨人を放り投げてきたのだ。
次から次へと巨人を投げつけるライナー。
巨人が降り注ぐ中、全兵団は次々と負傷や犠牲が増えていく。
ジャンが激しく落下し、深いダメージを負う。
それをかばうアルミンだったが、巨人に追い詰められてしまう。
同じく馬から投げ出されてしまうエレンとミカサ。
転がるように状況が悪化していく中、二人の目の前に信じられないものが現れた。
トロスト区陥落時、エレンの母親を飲み込んだ微笑む巨人が、エレン達に再び微笑んでいた。
叫び
母親の仇を討とうともがくエレン。
しかし腕はまだ修復されきっておらず、縄の拘束も解けていない。
ミカサに縄を切るように頼むエレン。
ミカサが縄を切ろうとした瞬間、微笑む巨人の巨大な手が二人を襲った。
吹き飛ばされようとしたその時、ハンネスがその間に割り込み、二人を護る。
母親カルラの仇だと、神に感謝するハンネス。
ヒストリアやユミルの巨人の活躍もあり、徐々に体勢を立て直していく調査兵団。
エレンも参戦しようと、縄を解いてもらい、自らの手にかじりつき巨人化しようとする。
しかし修復が終わっていない身体は巨人化することが無かった。
微笑む巨人と善戦するハンネス。
しかしいつまでもつか分からない。
早く巨人化しなければ殺されてしまうかもしれない。
焦り皮膚を肉を食いちぎるエレンだったが一向に巨人化の時は訪れない。
微笑みの巨人に一刀を浴びせたハンネスだったが、その時、ハンネスの全身が巨人の手の中に納まってしまう。
一層焦るエレン。
巨人の口が迫るハンネス。
しかしエレンの巨人化の時は最後まで訪れなかった。
食いちぎられるハンネス。
絶望に嗤い、泣くエレン。
戦況は再び悪化し、それぞれの場所で死が訪れようとしていた。
絶望に打ちひしがれるエレンと、怪我で戦えないミカサ。
『ははは!!ははははは!!ははははははは!!
何にも変わってねぇな!!
お前は!!
なんッッにも!!
できねぇじゃねぇかよ!!
なんッッにも!!
母さん・・・
オレは何も・・・
なんっにもできないままだったよ・・・
うあああああああ!!!』
戦列は破綻し、二人の背後にも巨人が迫る。
そんな中、エレンにミカサは伝える。
ミカサ「エレン 聞いて。
伝えたいことがある
私と、一緒にいてくれてありがとう
私に、生き方を教えてくれてありがとう
私に、
満面の笑みと涙をたたえながら、最後に言い放つミカサ。
マフラーを巻いてくれてありがとう」
しかしエレンはその言葉を受け立ち上がり、
『そんなもん 何度でも巻いてやる
これからもずっと、俺が何度でも!!!』
微笑みの巨人の手がエレンに伸び、エレンは叫びながらパンチをその手に浴びせた。
それはペチンと情けない音を立てたが、その瞬間、ライナー、ベルトルト、ユミル、そして全巨人の頭に稲妻が走った。
エレンが再び拳を振り上げ、パンチを繰り出そうとすると、今まで他の団員を襲っていた巨人の中の一体が、そのパンチと共に微笑みの巨人へと襲い掛かった。
それに続き、他の巨人たちも次々と微笑みの巨人に襲い掛かり、食いちぎっていく。
その光景を見たライナーは驚愕する。
ライナー『 最悪だ・・・よりによって「座標」が・・・最悪の奴の手に渡っちまった・・・
絶対に取り返さねぇと・・・!間違いねぇ・・・断言できる
この世で一番それを持っちゃいけねぇのは エレン・・・お前だ』
微笑みの巨人が食いちぎられ、他の巨人たちも兵団を襲わなくなった隙に退却に入る調査兵団。
ライナーたちはさせまいとするが、それを見たエレンはライナーたちに
「来るんじゃねぇ!!!」
と叫ぶ。
すると微笑みの巨人に食いついていた巨人たちがゆらりと立ち上がり、ライナーたちへと一斉に襲い掛かったのだ。
馬を整え、撤退する兵団と104期生たち。
しかし巨人に取り囲まれているライナーとベルトルトを見たユミルは、ヒストリアの頭を撫でながら
『ゴエンア』
と言い残し、二人のもとへと向かったのだった。
鎧の巨人がそれ以上追ってくることは無く、調査兵団は無事、街区へと戻ったのだった。
帰還したエレンに対してアルミンは、あの現象はエレンが巨人を操ったのではないかと推測する。
そして数日後、片腕を失ったエルヴィン団長のもとに、ラガコ村の調査結果が伝えられる。
今回壁の中に出現した巨人はラガコ村の住民であると。
つまり、巨人の正体は人間であると。
衝撃を受ける面々の中、エルヴィン団長はなぜかただ一人、笑みを浮かべていた。
真実によりいっそう近づいたことを確信するエルヴィン。真実を阻む壁を必ず突き破ると決意する。
そしてその遥か南方の壁の上では獣の巨人が鎮座し、その煙立つうなじの中から眼鏡をかけた男が立ち上がって言った。
???『まだかな・・・?』
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まとめ:【進撃の巨人】Season2のネタバレあらすじ総まとめ!これを見れば全てがわかる!
今回は【進撃の巨人】season2 あらすじを紹介しました。
ついに人類の宿敵である鎧の巨人と超大型巨人の正体がさらりと明かされてしまいました。
このシーンはアニメでも原作でも、あまりにもさりげなくかつ衝撃的であったために、多くの感想ブログ、感想動画、リアクション動画で何百万再生もの反響を及ぼすほどの衝撃がありました。
そして新たに出現した獣の巨人の不気味さ、巨人の正体など、多くの謎が明かされていくのに逆にどんどん謎が深まっていくというストーリー展開に、誰しもが抜けられなくなっていきます。
このあらすじをお読みになって、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ原作でもアニメでもご覧になってください。
最上級のエンターテイメントに触れられることを保証します。
それでは、最後までご愛読ありがとうございました!
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