今回は【転生したらスライムだった件】第72話「渦巻く陰謀」ネタバレ感想を紹介します。
前回、魔王化したリムルは本格的にクレイマンと戦う決意をしました。
自分の居場所は攻撃されたので、当然の判断と言えます。
さらに、リムルには嬉しい知らせがありました。
それは、この世界に来た時の初めての友、暴風竜ヴェルドラの復活です。
これから、リムルはヴェルドラとどう行動していくのか楽しみです!
この中では私の考察を含みますのでご了承ください。
では 【転生したらスライムだった件】第72話「渦巻く陰謀」ネタバレ感想ついてみていきましょう!
【転生したらスライムだった件】第72話「渦巻く陰謀」ネタバレ感想
暴風竜ヴェルドラ
「解。究極能力(アルティメットスキル)「暴風之王」(ヴェルドラ)の権能は「暴風召喚」、「暴風竜復元」、「暴風系魔法」となっています。」
リムルの新たなスキルの習得を「智慧之王」(ラファエル)が告げます。
ヴェルドラの復活の際、リムルとの間に魂の回廊が確立されました。
その際、ヴェルドラの残滓をラファエルが解析鑑定したところ、このスキルを得られたようです。
妖気を抑える特訓をしているヴェルドラを眺めながら、そのスキルについて考えます。
暴風竜召喚と暴風系魔法はそのままなので、なんとなく察しがつきますが、暴風竜復元とはなんでしょうか?
そう考えていると、ラファエルから返答がありました。
魂の回廊の確立により、ヴェルドラの記憶がリムルに複製されました。それにより、なんらかの要因でヴェルドラが死亡したとしてもリムル次第で復元が可能ということです。
さすがアルティメットスキルといったところで、実質ヴェルドラほどの実力者が不死身なのは敵からしたら脅威です。
そんな話をしていると、ヴェルドラの妖気を抑えるのも大分できるようになっていました。
あと一息頑張れば皆の前に出ても問題ないといったところで、ラファエルから報告が入ります。
「告。系譜に連なる魔物たちの進化が完了しました。「食物連鎖」により貢物(スキル)が大量に届いております。取捨選択して「能力改変」を実行しますか?」
ラファエルの発言にリムルは当然、肯定します。
食物連鎖とは「暴食之王」(ベルゼビュート)の権能の一つです。魂の系譜に連なる魔物たちの能力はリムルに集約し、リムルの力の一部が彼らにも備わる、というものです。
本来自己研鑽の果てに獲得できるかどうかという能力をいきなり大量獲得しても使いこなせるかは別問題ですが、魔王に進化を果たし配下も進化した今、リムルには強力なスキルが多数集まってきています。
先ほどから、さほど時間もたっていないにも関わらず、即座にラファエルはスキルの統廃合を完了させ、ヴェルドラを開放する際に手に入れたユニークスキル「無限牢獄」がアルティメットスキル「誓約之王」へと進化した、と告げました。
能力の統廃合と改変を行う、と聞いていたリムルもアルティメットスキルの獲得を簡単に告げられ、動揺を隠せません。
本来アルティメットスキルどころか通常のスキルを得るのも大変なことなのです。
さらにリムルはそもそも無限牢獄を獲得していたことを知りませんでした。実は能力の統廃合は無限牢獄を基礎にしていることも、そこで判明しました。
淡々と告げるラファエルに気を取り直し、リムルは手に入れたウリエルについて詳細を求めます。
ラファエル曰く、その権能は無限牢獄・法則操作・万能結界・空間支配の四つになります・
改めて、リムルもヴェルドラを閉じ込められるようになってしまった、と実感と共にウリエルの成り立ちを感じ取りました。
ウリエルはみんなのスキルからうまれたアルティメットスキルです。これは、彼らとの絆そのものと言っていいもので、力強さやとてつもない安心感を確かに感じました。
「能力の把握は済んだか、リムルよ。」
気づけば妖気の制御ができるようになっていたヴェルドラは、リムルに声をかけます。
その目の前の友を見て、力強さと安心感の理由はもう一つあった、とリムルは感じました。
「さてと、じゃそろそろ行くか。」
いい加減待ちくたびれているであろう、皆のもとへ戻ろうと促しました。
戻りながら、急に妖気を抑えられるようになったことに対し、談笑しています。
なんでも、ヴェルドラはヒントを聖典(マンガ)から得たらしいのです。
リムルとしては、できるようになって感慨深いものがあったようですが、まさかマンガから着想を得ていたとは思いもよらず、少し残念な気分です。
洞窟を抜け、外へ出るとなにやら騒がしい様子です。
どうやら、獣王国(ユーラザニア)の者達とリムルの配下が言い争っているようでした。
「しかし、もう三日だぜ!?あの伝説の暴風竜が復活したんだろ!?主が危険かも知れねえってのに手をこまねいているつもりかよ!?」
ユーラザニアのスフィアがリムルの配下に食って掛かっています。
ユーラザニア側はリムルの身を案じ、テンペスト側はリムルを絶対的に信じて命を守ろうとしていました。どちらもリムルのためを思っての行動です。
魂の系譜で繋がっているので、リムルが無事なのは把握できていますが、気配でヴェルドラの復活も感じているので迂闊な行動はとれません。
ユーラザニアの衆をそう説得し、自分達に任せてくれと言いかけたところ、ようやくリムルが声をかけました。
リムルの姿を見て、安堵の表情を浮かべる皆ですが、隣にいる見知らぬ男にはてなが浮かんでいる様子です。
一体何が起きたのか分からない皆に、リムルはヴェルドラを紹介しました。
「こちらヴェルドラ君です。ちょっと人見知りだけどみんなも仲良くしてあげてください!」
妖気を抑えているため、本物の暴風竜なのか皆半信半疑であり、人見知りと紹介され、恥ずかしそうなヴェルドラは改めて自身で自己紹介をやりなおします。
「我は暴風竜ヴェルドラ=テンペストである。我が貴様らの主であるリムルとどういう関係なのか気になっておることだろう!知りたいか!?知りたかろう!!」
話したくてたまらない様子のヴェルドラと同様、周囲も気になって仕方ないようです。
「友達だ!!」
一瞬固まった後、周囲には驚きの声が響き渡ります。
ヴェルドラと友達と聞いて、周囲は大いに盛り上がる反面、リムルはとてもは恥ずかしそうに赤面していました。
歓声が治まったところで、樹妖精(ドライアド)の二人はヴェルドラに挨拶をしています。
二人は精霊女王とはぐれていたところをヴェルドラが拾い、その代わりにジュラの森の管理を任されていたからです。
ですが、元々の姿しか知らないドライアドは現在の人の姿との違いに困惑しています。
そんな話をしていると、クレイマンの動向の偵察に行っていたソウエイが帰還しました。
ソウエイは場の雰囲気から、報告を後にしたほうがよいか?と気を使いますが、リムルはどうにか恥ずかしい空気を変えたかったので、好都合と言わんばかりに会議室に移動を始めます。
この場にいない幹部全員を会議室に集めるよう指示し、さらに、「ヨウム」や「カバル」らも招集するようにします。
報告の件もそうですが、今後の方針も同時に決めるため、大変重要な会議となります。
「ふむ。我にも手伝えることはあるか。」
復活したばかりのヴェルドラも友であるリムルのために協力的です。
その友の頼もしさに、リムルは表情を和らげるのでした。
最強の傀儡
「たった一人の魔人に殲滅させられるとは・・・。所詮は脆弱な人間の軍隊か!」
ここはクレイマンの居城で、自室にてクレイマンは憤慨しています。
理由は、先のファルムスとテンペストの戦争の件であり、その結果が自分の想定していたものではなかったためのようです。
その上、偵察に放っていた部下のピローネがディアブロに殺されています。
ディアブロは、ラーゼンとの戦闘中にラーゼンからの魔法攻撃を上空にはじきとばしていました。その時は、気づきませんでしたが恐らくそこまで狙っていたのでしょう。ディアブロの恐ろしさが垣間見えます。
クレイマンとしては、戦争を引き起こし、人間の魂を自身の魔王覚醒のための贄とするつもりだったのですが、リムルに全て持っていかれています。
自身の計画が失敗に終わり、荒れているところ、魔王「フレイ」が入室してきました。
フレイが持ってきたのは、クレイマンにとって嬉しい報せでした。
魔王「ミリム」が魔王「カリオン」を一蹴し、獣王国ユーラザニアが消滅した、というものです。
報告を聞いたクレイマンは先ほどまで荒れていたのが無かったかのように微笑みました。
「そうとも。計画の失敗は痛手ですが、私は力を手に入れた。絶対的な力(ミリム・ナーヴァ)を。」
ミリムはどうやらクレイマンの術かなにかで、完全に手中にされているようです。
報告を終えたフレイは、以前の借りもこれで返した、と言いそこを後にしようとしますが、クレイマンに引き止められます。
殺気まみれのミリムを連れ帰り、世話をしろと言うのです。
これ以上クレイマンに協力する気はない、ときっぱり言い放つフレイですが、ミリムがクレイマンの傀儡の今、ユーラザニアと同じようにフレイの国が消し飛ぶのは嫌だろう?と脅しをかけられました。
ユーラザニアが消し飛ぶところを自身の目で見ていたフレイに選択肢はありません。
クレイマンは切り札を手に入れてしまいました。もはや他の魔王を恐れる必要はありませんし、覚醒のための贄も簡単に手に入れることができるでしょう。
「これでようやく魔王レオンを始末できます。」
クレイマンは半ば目的を達成できていると言わんばかりの笑みを浮かべていました。
ですが、その前にクレイマンにはやっておかなければいけないことがあります。
それは目障ざわりな西方聖教会の処理です。
西方聖教会は謎が多く未だ謎が多いため、実態が掴めずにいます。
ですが、クレイマンがあの方と呼ぶ者の任務で、ラプラスが西方聖教会に潜入しています。
その結果次第で、今後の動きに大きく関わってくることでしょう。
潜入
任務で西方聖教会へと潜入しているラプラスは、何者かの攻撃を受けていました。
「ってぇ、なんやねんあんた!?神聖なはずのこの場所に・・・なんで吸血鬼族(ヴァンパイア)がおんねや・・・!」
なんと西方聖教会の根城には祭服を纏ったヴァンパイアがいたのです。
「口を聞くな、神の座を汚すゴミ虫が!!余が自ら裁くのだ、光栄に思いながら死ぬがよい!!」
西方聖教会の教議は魔物の殲滅であり、それが西側諸国に広く流布するルミナス教が掲げるものです。
にも関わらず、その聖地である霊峰の奥の院という西方聖教会の最重要といえる場所にヴァンパイアがいたのです。
「唯一神ルミナス様の御前を汚すことは断じて許さん!!消し飛べぃ!!」
慌てて逃げようとするラプラスですが、そのヴァンパイアの手から放たれた攻撃の速さに成す術はありません。
「こら・・・あかん。」
攻撃を食らったラプラスは、粒子状になって消えていってしまいました。
(C)伏瀬
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【転生したらスライムだった件】第72話「渦巻く陰謀」感想
第74話「渦巻く陰謀」いかがでしたか?
リムルの魔王化に伴い、様々なスキルを得ていたので、今後はもっと戦闘が派手になっていくのでしょうか?とても楽しみです。
また、クレイマンはミリムを傀儡としているのは非常に不服ですね。
是非とも、クレイマンをこらしめてほしいものです。
さらに、西方聖教会は魔物の殲滅を掲げているにも関わらず、最重要の場所に吸血鬼がいました。
どうやらそちらも何か裏がありそうで、今後も目が離せませんね!
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まとめ:【転生したらスライムだった件】第74話「人魔会談1」ネタバレ
リムルの魔王化に伴い、ヴェルドラも復活し今後本格的にリムル陣営として今後活動していくでしょう。
クレイマンは最強の魔王ミリムを切り札として持っています。今後他の魔王とも互角以上に戦っていけることでしょう。
さらにクレイマンは、魔王レオンを敵視しているようで、そちらの展開も注視していきたいです。
最後までご愛読ありがとうございました!
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