今回は、【転生したらスライムだった件】第66話「心無者」ネタバレ感想を紹介します。
前回、ファルムス王国が仕掛けていた結界の拠点を全て攻め落とし、ついにリムルは敵本隊へと攻めこんでいきました。
二万もの軍勢に、「神之怒」(メギド)を放ち、戦場を蹂躙されていきます。
戦いの行方はどうなっていくのでしょうか?
では、【転生したらスライムだった件】第66話「心無者」ネタバレ感想について見ていきましょう!
【転生したらスライムだった件】第66話「心無者」ネタバレ感想
神の怒り
それは正に天災でした。
老兵も新兵も、悪意あるものもそうでないものも、強者も弱者も、等しくその命を奪っていきます。
光を視認すれば誰かが死んでいて、不幸にも考える余力のある者はファルムス王国は神の怒りに触れたのだと悟ります。
「確認しました。ユニークスキル「心無者」(ムジヒナルモノ)を獲得・・・成功しました。」
戦場を蹂躙したリムルは大賢者より、新たなスキルの獲得を告げられるのでした。
魔王
その頃、ファルムス王国の本陣では、戦場の惨劇を確認したファルムス王や西方聖教会の大司教が震えていました。
そこにテンペストを襲った際にもいた、フォルゲンが入ってきます。
「一体何が起こっている!?天幕を出た近習が外が光ったと思ったら突然死んだのじゃ!!」
状況が飲み込めていないファルムス王は、フォルゲンに詰め寄ります。
第一に疑うのは、魔術や呪いの類ですが、ここら一帯は魔法不能領域になっています。ここから推測するに、魔素を介さない物理の法則を利用したもの、ということになります。
事態を少しだけ把握した王は、フォルゲンが来たこともあり、落ち着きを取り戻しつつありました。
一緒に入室したラーゼンとフォルゲンが王を逃がすために行動に移っていきます。
外は現在、死地となっていることは言うまでもありません。誰もが為す術なく殺されており、ファルムス王がいる場所も安全とは言えません。
ならばと考えたのが、フォルゲンのスキル「統率者」(ヒキイルモノ)で無理矢理にでも、兵たちを統率して肉の盾として、王を逃がそうというものです。
すぐにでも行動に移すため、ラーゼンはフォルゲンの首尾を確認に外にでます。
しかし、出てすぐのところで、フォルゲンは棒立ちしており、ラーゼンは不信に思います。
ファルムス王はフォルゲンの肩に手をかけ、作戦の進行度合いを聞こうと声をかけたのですが、フォルゲンはそのまま地面に倒れてしまいました。
頭を貫かれ、絶命していたのです。
たまたま天幕を出てすぐ当たったのか?と冷静に推測します。まさか、一人一人狙っているのか?と最悪の想定をしていると周囲の騒がしさに考えることを中断しました。
ラーゼンやファルムス王の目の前に、ついにリムルが到着したのです。
初めにリムルは、先頭に立っていたラーゼンを敵と認識し、一瞬で頭をレーザーのようなもので頭と胸を貫きました。
一番信用していると言っても過言でない、ラーゼンが目の前で一瞬にして倒されてしまいファルムス王と大司教は動揺を隠せません。
間違いなく目の前にいる存在が魔者達の主であり、西方聖教会の魔女はしくじったのだと悟りました。
しかし、事前情報から恐れる必要がないことはわかっていました。リムルは、外交に不慣れなお人好しで甘いやつだと聞いていたからです。
「無礼であるぞ、魔物の主よ。伏して控えよ。余はエドマリス、大国ファルムスが王である。貴様に話が・・・」
あくまで高圧的にリムルへと話していたその時、リムルがファルムス王の腕を斬り飛ばしました。
突然の出来事に理解できず、数秒遅れて、反応を示したファルムス王の絶叫が響き渡ります。
リムルからしても戦争の後処理のことなど考えており、斬った腕は死なないよう黒炎で止血も行っていました。
この場でも冷静を保っているリムルは、その場にいたもう一人の大司教レイヒムにエドマリスが本物の王であるかの確認をとります。無論、影武者であった場合は問答無用で殺すつもりです。
目の前で起きた惨状に動揺を隠せない様子のレイヒムは、自身の身分を明かしつつ、ファルムス王が本物だと証言しました。
リムル自身、それを鵜呑みにするつもりはないのですが、話の内容から察するに、この戦争の責任者であることは間違いないと感じます。
尋問のために生かしておくことを決め、本題に入ります。
先ほど高圧的に言いかけていたファルムス王の内容を聞くだけ聞いてやろうというものです。
「いいか、相手を見て物を言えよ?俺が甘ちゃんだとでも思ったのならそれは間違いだ。発言を許す、続けろ。」
腕を斬られ、痛みで這い蹲っているファルムス王に、いつものリムルからは想像できない言葉で言いました。
ようやく状況を理解したのか、先ほどまでとは比べ物にならない焦りようで話しだしました。
ファルムス王曰く、全ては誤解から始まっているのだそうです。
ファルムス王がこの地にやってきたのは友誼を結ぶためであり、自らリムルに会いたい考えたからだと言います。軍勢を率いていたのも、あくまで自身の安全を守るためであったという主張です。
しかし、事実として先遣隊がリムルの仲間達を傷つけたうえに一方的に宣戦布告をしてきていました。
それに関しても、異世界人が勝手に暴走したと主張し、さらに、あのような者を倒せる勇士がいることを知れて幸運だったとまで言い切っています。
さすがにそのような妄言を信じるリムルではありませんが、一応納得したような返事をし、結果はどうなのか?と尋ねます。
もちろん、この状況で合格としか言いようがないファルムス王は予想通りの回答です。
その会話をしていると同時に、先刻獲得したユニークスキル「心無者」(ムジヒナルモノ)の解析が完了していました。
大賢者に使用するか、と問われ、リムルは冷淡にYESと応えました。
次の瞬間、戦場でまだ存命だった者たちが一人残らずその場で倒れたのです。
ユニークスキル「心無者」にて、命乞いする者や助けを乞う者の魂を刈り取った結果でした。
ただし、ファルムス王と大司教のレイヒムだけはその対象から除外し、生かしてあります。
「大国だかなんだか知らないが、今ここで生きているファルムス王国の人間はあんた達だけだ。」
多くの命を簡単に刈り取ってなお、リムルは淡々としていました。
「見解の相違だな。今のお前達は信用に値しない。残念だよ。あんたが王じゃなかったらこの場で俺の怒りをそのままぶつけられたんだがな。まぁその役目はシオンに取っておいてやるか。」
ファルムス王は恐怖で白目をむき、その場で気絶しました。
「告。進化の条件に必要な人間の魂を確認しました。これより、魔王への進化が開始されます。」
一連の騒動にようやく一段落と言ったところで、大賢者から魔王への進化が告げられました。
決着したとは言え、ここは戦場で何が起こるかわかりません。
にも関わらず、リムルには強烈な眠気が襲ってきたのでした。
まとめ:【転生したらスライムだった件】第66話「心無者」ネタバレ感想
第66話「心無者」いかがでしたか?
圧倒的なリムルの力に、ただただ驚くばかりでした。
魔法不能領域がはられているにも関わらず、この殲滅力とスキルはリムルが一国の主に相応しいと思わされました。
ここで、戦争は一段落と言っていいと思われますが、戦場でリムルは強烈な眠気に襲われていました。
「心無者」の能力により、戦場に生きている者はいないと思いますが、単独での行動ですので、危険なことに変わりはありません。
そして、魔王への進化はどのようなものになるのでしょうか?
次回も楽しみですね!
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【転生したらスライムだった件】第66話「心無者」感想
今回は、ファルムス王国軍対リムルの戦闘でした。
とは言っても、リムルによる一方的な蹂躙という形でした。
ファルムス王国のエドマリス王と西方聖教会の大司教レイヒムを捕虜として確保し、戦場の殲滅は完了しています。
と、同時にリムルの魔王への進化が開始されました。
強烈な眠気に襲われるリムルは無事テンペストに帰還できるのしょうか?
また、シオン達の蘇生は叶うでしょうか?
次回以降も目が離せませんね!
最後までご愛読ありがとうございました!
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