【転生したらスライムだった件】第67話ネタバレあらすじ感想「敬愛の悪魔」

転スラ

今回は、【転生したらスライムだった件】第67話「敬愛の悪魔」ネタバレ感想を紹介します。

前回、戦場を一人で蹂躙したリムルは魔王への進化に必要な種の発芽に成功しました。

対処しなければならなかったファルムス軍はこれで一段落といったところですが、魔王への進化に伴い、唐突な眠気がリムルを襲います。

戦場で眠るわけにもいかないので、急ぎ町に帰る必要があるでしょう。

目的を果たしたリムルは、シオン達の蘇生に成功するのでしょうか?

そして魔王への進化とは、どういうものなのか今回明かされるのかもしれません。

では、【転生したらスライムだった件】第67話「敬愛の悪魔」ネタバレ感想についてみていきましょう!

【転生したらスライムだった件】第67話「敬愛の悪魔」ネタバレ感想

テンペストの不安

テンペストの町の中では、一人戦いに出ているリムルの帰還を住人の皆が待っていました。

シュナを筆頭に、テンペストの魔物達はリムルさえいればそれでいいと考えています。

ですが、リムル本人はテンペストの住人の一人でも欠けただけでも精神のバランスを大きく崩してしまうのかも知れません。

「もしも俺が理性のない化け物になっていたら速やかに処分してくれ。」

そんな話をしていると、戦に行く前に言っていたことがベニマルの脳裏をよぎりました。

「・・・お前がいつまでも寝てるからだぞ。早く起きろよシオン。」

不安が混じった暗い表情でベニマルは呟きました。

魔王への進化(ハーベストフェスティバル)

その頃、ファルムス王国の軍を一人で殲滅したリムルは、進化の条件に必要な人間の魂が規定量に達したことを大賢者より告げられました。

ついに魔王への進化が始まります。

名付けをしたときの低位活動状態(スリープモード)の比ではないくらいの眠気に襲われれ起きていられません。

ですが、こんな死体だらけの場所で眠りたくはありません。

首謀者も確保できたので、とにかく町に戻ろうと考えたその時、大賢者から報告が入ります。

「告。魔力感知にて生存者一名を確認。」

「心無者」(ムジヒナルモノ)の効果でリムルに屈した魂は奪ったはずです。

その中で生き残っているとすれば、その者の心が折れていないことを意味します。これほど一方的な状況で心が折れていない相手は厄介な可能性が高いです。

そんな者がいる場所で、意識を失うわけにはいきません。

とにかく、この眠気をどうにかしなけばと考えますが、魔王への進化は途中停止できない事を大賢者から伝えられました。

自分ではどうにもならないと悟ったリムルは、ランガが自分の影に潜んでいることを願いつつ声をかけました。

「ここに、我が主よ!」

予想通りリムルの影に潜んでいたランガはすぐに呼びかけに応じてくれました。

早速、最重要命令としてリムルを守って町まで連れ戻るように告げます。

それと、ファルムス王と西方聖教会の司祭も一緒に連行すると言いました。

首謀者である二人に皆が怒るのは想像に難くないですが、くれぐれも殺さないようにと命じます。

ここまでランガに伝えると、もう意識が保てないほどの眠気に襲われます。

「主よ!お休みになる前にもうひとつだけ!生き残っている敵はどういたしますか?」

ランガも戦場に残っている敵の存在に気づいたようです。

放置して魔王への進化を邪魔されるのも面倒ですが、ランガにはリムルの護衛を優先させたいです。

そこで考えたのが、他の者に任せるということです。

周辺の魔法不能領域を解除し、ここら一体の死体全てを供物にして召喚魔法を実行します。

「エサを用意してやったぞ、出てこい。俺の役に立ちやがれ!!」

リムルが行ったのは以前にも実行した悪魔召喚でした。

戦場には、二万程度の死体がありました。それほどの数の生贄を使用したにも関わらず、召喚されたのは三体だけです。

リムルも猛烈な眠気で頭が回らず、そこについて考えることもできません。

とりあえず召喚した悪魔に死んだふりをして隠れている者を生け捕りにし、ランガの元へ連れて来いと指示しました。

ランガには町の住人が戸惑わないよう顔つなぎを頼みます。

「実に素晴らしい!これほどの供物、そして初仕事。ああ・・・光栄の極みで少々張り切ってしまいそうです。今後ともお仕えしても宜しいのでしょうか?」

なんか変なの出てきたかも・・・とリムルは目の前の悪魔に率直に思ってしまいます。

とりあえず今後の話は後回しにして、役に立つことを証明してみせろと告げます。

軽く笑みを浮かべた悪魔は、容易いことなので安心して休んで欲しいと返します。

こうして、限界を迎えたリムルは眠りについていきました。

原初の黒

リムルとランガを見送った悪魔は、初仕事を完璧にこなし褒めてもらおうと気合十分です。

そして、その様子を隠れて見ていた戦場の敵勢力で唯一の生き残りのラーゼンは機会を伺っていました。

ショウゴから得たユニークスキル「生存者」(イキルモノ)のお陰で命拾いしていたラーゼンは、王を救い出すための一瞬の隙を探っていました。

リムルが悪魔を召喚していたところも確認していたため、魔法不能領域が解除されているのも把握済みです。

これで全力で戦える状況なので、上位悪魔三体なら対処できると考え、行動しようとしたそのときでした。

ラーゼンの目と鼻の先に、悪魔がいたのです。

驚きに一瞬、言葉を失いましたが、すぐに平静を取り戻して状況を把握します。

どうやらこの悪魔達は「空間転移」を使えるようです。上位悪魔の中でもかなり古参の者のようでした。

「クフフフ。しっかり準備運動はしましたか?お前達は下がりなさい。この者の相手は私がしましょう。」

リーダー格らしき悪魔が余裕の笑みを浮かべながらラーゼンへと向かって行きます。

捕らえろという命は受けましたが、痛めつけるなとは言われていないと悪魔らしい発言をします。

しかし、ラーゼンも相当な実力者です。近づいてきた悪魔に熱収束砲(ニュークリアカノン)を放ちました。

悪魔の目前に魔法が迫り、直撃は確実と思われました。ですが、悪魔がその魔法に息を吹きかけると魔法は上空へと進路を変えてしまいました。

あまりの出来事にラーゼンは事態が飲み込めません。悪魔に曲げられた可能性を初めに考えますが、さすがにそんな芸当できるわけがないと自分に言い聞かせます。

そして、自分が放った魔法は事前に詠唱を済ませるトリガー式の術であったため、極低確率で誤作動が起きます。

要するに、こんなときにはずれを引いてしまったと結論を出したのです。

自分の術が通用しなかったわけではないという考えに至ったラーゼンは次の手を行使します。

大地の上位精霊を召喚し、目の前の悪魔を滅ぼすよう命じました。

相性の関係上、悪魔は天使に強く、天使は精霊に強く、精霊は悪魔に強いのでこの三竦みの関係から選択するならば最良と言えます。

ですが、その不利な上位精霊は一瞬で倒されてしまいました。

上位精霊に対して、上位魔将相手ならまだしも上位悪魔程度に瞬殺されるなどありえません。

脳内で様々な可能性を考えていると、悪魔が新たな行動をします。

魔法不能領域を周囲に展開しました。

「今度は物理的にお好きな攻撃をしてみてください。」

魔法は悪魔にとっても最大の攻撃手段であるにも関わらず、自ら不利な状況を作り出したのです。

ラーゼンにも悪魔が何を考えているのか読めませんが、魔法が通用しない以上、この提案はラーゼンには都合が良いです。

体術にて、悪魔に攻撃を仕掛けますが涼しい顔でいなされてしまいます。

攻撃をしている最中、実力差を痛感させられますが、それ以上に悪魔の内心が分かってきました。

この悪魔は何かを企んで自身を不利な状況にしているわけではないのです。ただ純粋に楽しんでいるのです。

先ほどの熱収束砲も誤作動なのではなく、悪魔に対処されたのだと気づきます。

そしてここで、この悪魔の正体に気づき、とんでもない存在がこの世に解き放たれたことに戦慄します。

この悪魔は十把一絡げの悪魔ではなかったのです。七色しか存在しない原初の悪魔の一柱なのでした。

そのことに気づいたのと同時に、万策尽きたラーゼンの意識は消えていきました。

帰還

召喚した悪魔に戦場を任せたリムルは、無事町に帰還しようとしていました。

リムルの配下には、世界の言葉で祝福(ギフト)が配られると告げられます。

リムルがやり遂げたことを実感し、更に気を引き締めなければと実感します。

なぜなら、次に力を振るわなければならないのは自分達だからです。

リムルが直に帰還します。しかし、そのリムルは魔王化に伴い、眠りについていくのです。

祭りが終わるその時まで全身全霊をかけて守る、と士気を高めるのでした。

【転生したらスライムだった件】第67話「敬愛の悪魔」感想

今回の主役は、リムルが召喚した悪魔でしょう。

七色しか存在しない中の一柱、原初の黒です。リムル自身も意識が朦朧としていたのもありますが、それほどの存在だと考えてはいなかったと思います。

かなりの実力者であるラーゼンが、まるで赤子のようでした。

その悪魔がリムルに召喚されたことをかなり喜んでおり、今後も仕えたいと言っていました。

今後、波乱の予感ですね!実力もそうですが、性格面を見ても今後が楽しみです!

(C)伏瀬
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まとめ:【転生したらスライムだった件】第67話「敬愛の悪魔」ネタバレ感想

今回は、一人で戦場を制圧したリムルのその後といった話でした。

魔王化に伴い、耐え難い進化の眠りに襲われたリムルは、町にもどるために影で控えていたランガを呼び出し町に帰ります。

しかし、問題が一つありました。

スキル「心無者」(ムジヒナルモノ)で、絶命していないということはリムルに対して心が折れていないということです。

その者に対処するため、戦場の死体を生贄に三体の悪魔を召喚し、対処を命じました。

なんと、その中の一体が原初の黒と呼ばれる悪魔で、潜んでいたラーゼンを一瞬で倒してしまいます。

リムルは無事に町に帰り、次回はいよいよ本格的に魔王へ進化していくことでしょう。

シオン達は果たして無事に生き返ることができるのでしょうか?

次回も目が離せませんね!

最後までご愛読ありがとうございました!

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