今回は【呪術廻戦】0巻第1話「呪いの子」 ネタバレ感想を紹介します。
漫画でもアニメでも大人気の呪術廻戦。
0巻の主人公、乙骨憂太は普通の高校生でした。
他の高校生と違うのは、彼が自身の死刑を望んでいるということ。
「呪術廻戦」の物語へと続く前日譚が始まります。
では【呪術廻戦】0巻 第1話「呪いの子」 ネタバレ感想についてみていきましょう。
「呪術廻戦」概要
呪い。辛酸・後悔・恥辱。目に見えない人間の感情から生まれる禍々しき力は、人を死へと導く。平凡な高校生であった虎杖。とある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、呪いを廻る戦いの世界へ巻き込まれていく。彼の運命は如何に?
【呪術廻戦】0巻 1話 「呪いの子」ネタバレ
始まりは2016年11月、普通の学校に通う主人公乙骨憂太。
いじめてきた同級生4人をロッカーに詰めて、重症を負わせてしまいます。
そのため呪術界に発見をされ、秘匿死刑が決定しました。
乙骨は「里香ちゃん」という特級過呪怨霊に呪われてしまっていたのです。
秘匿死刑
呪術廻戦第1話で虎杖に処刑命令がくだされた、お札がいっぱい貼られている部屋に乙骨憂太はいました。
「もう誰も傷付けたくありません。だからもう外には出ません」と話す乙骨に、五条が「でも一人は寂しいよ?」「君にかかった呪いは使い方次第で人を助けることも出来る。力の使い方を学びなさい。全てを投げ出すのはそれからでも遅くはないだろう」と優しく語りかけます。
呪いの子
呪術高専に戻った五条はクラスで「転校生を紹介しやす!テンションあげてみんな!」と張り切りますが、しらけるクラスメイトたち。
真希は「随分尖った奴らしいじゃん。そんな奴のために空気作りなんてごめんだね」とバッサリ、狗巻は「しゃけ」と言い、パンダは無言。
そんな中乙骨が教室に入ってきた途端「ぞぞぞぞぞ」と嫌な空気を感じる三人。
真希がすかさず呪具を取り出し乙骨の真横の黒板に突き刺し、狗巻とパンダも臨戦大勢。
「オマエ呪われてるぞ」「ここは呪いを学ぶ場だ、呪われてる奴がくる所じゃねーよ」と真希。
呪いの被害
日本国内での怪死者者・行方不明者は年平均10000人を超える。
五条が「そのほとんどが人の体から抜け出した負の感情、呪いの被害」「呪いに対抗できるのは同じ呪いだけ」「ここは呪いを祓うために呪いを学ぶ、都立呪術高等専門学校だ」と説明をしたあと、「あっ早く離れた方がいいよ」と言います。
乙骨の真後ろにある黒板からズルルンと「里香」の大きな手が出てきます。
「ゆう”たを”ををを虐めるな・・・!!!」
「約束だよ」
これは6年前、宮城県仙台市で起きた記録です。
まだ幼い乙骨と里香が公園にいます。
里香が「憂太、お誕生日おめでとう」と婚約指輪をプレゼントして、「約束だよ。里香と憂太は大人になったら結婚するの」と微笑みます。
そして二人は指切りをしました。
その後シーンは商店街の道路のような場所に変わり「おい!救急車はまだかよ!」「バカ!よく見ろ!助かるわけねーだろ」「頭潰れてんだぞ!!!」と騒ぐ大人たち。
憂太は少し離れた場所で放心状態で棒立ちになりながら「・・・里香ちゃん?」とつぶやくと、倒れた里香の体が少し動きました。
次の瞬間、乙骨の足元の地面から大きな口と手がドプと出てきました。
そして「憂太」「大人にな”ぁたぁら”ぁ結婚する”るるるる”ん”」としがみついてきました。
これが過去に起きた、里香が乙骨を呪ってしまった原因です。
二人が約束をしたことで、里香を呪霊化させてしまったのかもしれません。
クラスメイトたち
五条が「ってな感じで彼のことがだーいすきな里香ちゃんに呪われている、乙骨憂太くんでーす!みんなよりしくー!」と紹介し、「憂太に攻撃すると里香ちゃんの呪いが発動するから気をつけてねー!」と注意喚起。
同じクラスのメンバーは、禪院真希、呪いを祓う特別な呪具を使う呪具使い。
呪言師の狗巻棘は語彙がおにぎりの具しかない。
そしてパンダ。
乙骨は内心「一番説明が欲しい説明がなかった・・・」とガッカリしますが、メンバーが揃いました。
真希がしどろもどろになる乙骨を見て「オマエイジメられてたろ」「図星か。わかるわ、私でもイジメる」と言います。
そして「呪いのせいか?善人ですって顔に出てるぞ、気持ち悪ぃ。なんで守られてるくせに被害者ヅラしてんだよ」「ずっと受け身で生きてきたんだろ」「なんの目的もなくやってくほど、呪術高専は甘くねぇぞ」とズバズバと言います。
パンダが「真希、それくらいにしろ」狗巻も「おかか!!」と言い、その場はなんとか収まりました。
呪術実習
その後、呪いのせいで児童が失踪しているという小学校へ向かいました。
学校や病院など大勢の思い出となる場所は、呪いが吹き溜まりやすいそう。
何度も思い出され、その度に負の感情の受け皿となり、それが積み重なると今回のように呪いが自然と発生する。
五条が「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」と唱えると空が黒い帳で覆われます。
帳は外から中を見えなくして、呪いを炙り出す結界です。
そして五条が「そんじゃくれぐれも死なないように」と帳の外に出てしまいます。
焦る乙骨に「転校生、よそ見してんじゃねぇよ」と言い呪具を構える真希。
目の前に呪いが三体出現し、同時に近付いてきます。
真希が呪具を一振りであっという間に祓いました。
そして校内へと進んでいく、二人。
「帳が下りているのに呪いの数が少ない・・・いや、いるのに襲ってこない・・・乙骨がおるからか?」と不思議そうな真希。
「おい、オマエ何級だよ」と尋ね、せいぜい四級程度かなと乙骨の学生証を見た真希は「特級!?」と驚きます。
巨大な呪いの腹の中へ
「特級って一級のさらに上だろ、こんなん冗談でしか聞かねーレベルだろ」と心の中でぶつぶつ言っていると、後ろに大きな呪いが出現。
そしてそのまま二人は巨大な呪いに飲み込まれてしまいます。
真希は外に呪具を落としてしまったこと、時間がきて帳が上がれば誰かが助けにくるけど恥だ!テメェ呪いに守られてんじゃねーのか!と大激怒。
すると奥から「助けて」「お願いこいつ死にそうなんだ」と声がします。
振り返ると、そこには失踪していたと思われる児童が二人。
ですが二人の児童は完全に呪いにあてられており、いつ死亡してもおかしくない状態。
そして真希も足がジュクジュクと膿みはじめて、倒れてしまいます。
「お姉ちゃん死んじゃうの?ねぇ、助けてよお兄ちゃん!!」と児童一人に言われて乙骨はパニックになります。
真希が胸ぐらを掴みながら「乙骨、オマエまじで何しにきたんだ。呪術高専によ!!」「何がしたい!何が欲しい!何を叶えたい!!」と聞きます。
「僕は・・・もう誰も傷つけたくなくて・・・」と弱々しく答えます。
特級過呪怨霊「折本里香」
「閉じこもって消えようとしたんだ・・・でも一人は寂しいって言われて、言い返せなかったんだ。誰かと関わりたい。誰かに必要とされて、生きてていいって自信が欲しいんだ」と目に涙を溜めながら絞り出す乙骨。
真希は「じゃあ祓え。呪いを祓って祓って祓いまくれ。自信も他人もそのあとからついてくんだよ!呪術高専はそういう場所だ!!!」と答えます。
乙骨が「里香ちゃん」と言いながらネックレスを手でちぎると「なぁに?」と聞こえます。
通していた指輪をはめて「力を貸して」と言います。
すると乙骨たちを飲み込んでいた巨大な呪いの体がビクンと跳ね、中から里香ちゃんが出現します。
巨大な呪いを「う”う”う”う”るさい」と言いながら素手でつぶして祓います。
その間に乙骨が真希と児童二人を抱えて、外へ脱出することが出来ました。
早くみんなを先生に診せなきゃ!呪いが里香ちゃんの気を引いてるうちに・・・まだ倒れるな!まだ!ここで変わるって決めたじゃないか!!と自分自身を鼓舞します。
「がんばれ憂太」と幼少期の里香ちゃんの声が聞こえた気がしたので、乙骨は振り返らずに「頑張るよ!!!」と答えます。
乙骨の少し後ろに頭のない里香ちゃんの幻が描かれていました。
そうしてようやく五条のもとへ辿り着くことが出来ました。
五条は乙骨に「おかえり、頑張ったね」と優しく声をかけました。
乙骨の決意
その後みんなを連れて病院に行けて、真希も児童二人も無事助かりました。
「よかった」と言葉では言うもののどこかスッキリしていない様子の乙骨。
「初めて自分から里香ちゃんを呼びました」「少し思い出したんです」
ー約束だよ、大人になったら里香と憂太は結婚するのー
ーいいよ、じゃあぼくらはずーっとずーっといっしょだねー
「里香ちゃんが僕に呪いをかけたんじゃなくて、僕が里香ちゃんに呪いをかけたのかもしれません」という乙骨。
五条は「これは持論だけどね、愛ほど歪んだ呪いはないよ」と答えます。
そして乙骨は、指輪が輝いている手を握りしめながら「先生、僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」と誓ったのでした。
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【呪術廻戦】0巻 1話 ネタバレ感想
これが特級呪術師、乙骨憂太のはじまりです。
里香ちゃんがどうして呪いに転じたのか、そして二年ズとの出会いも描かれていましたね。
愛も時には呪いになってしまう。
それは現実世界でもよくあることなのかもしれませんね。
【呪術廻戦】0巻 1話 感想
この時の乙骨は「生きてていいって自信が欲しい」なんて言っていたんです・・・涙
生きてていいに決まってるのに・・・
乙骨の背景がわかって、共感した方やさらに好きになった方が多いのではないでしょうか?
【呪術廻戦】0巻 1話 ネタバレ感想
次回は0巻の2話のネタバレを紹介いたします。
乙骨の鍛錬や、狗巻との初任務など、盛りだくさんの内容です。
次回もお楽しみに!
最後までご愛読ありがとうございました。
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