【転生したらスライムだった件】第82話ネタバレあらすじ感想「悪魔の忠誠」

転スラ

今回は【転生したらスライムだった件】第82話「悪魔の忠誠」ネタバレ感想を紹介します。

前回、シュナの活躍によりクレイマンの幹部、アダルマンを倒しました。

これにより、クレイマンとの戦争は終結したと言っていいでしょう。

残るは、クレイマンとリムルの直接対決のみ、ということになります。

いよいよクレイマンとの決着が見られるのでしょうか?楽しみですね!

この中では私の考察を含みますのでご了承ください。


では【転生したらスライムだった件】第82話「悪魔の忠誠」ネタバレ感想についてみていきましょう。

【転生したらスライムだった件】第82話「悪魔の忠誠」ネタバレ感想

原初の赤

「ギィ・クリムゾン」原初の悪魔にして魔王の一人です。闇の大精霊より派生した七柱の悪魔族で、彼はその一柱であり、冥界を統べる王でした。

生まれたばかりの色のない下位悪魔はその性質によってやがて七色の系統のいずれかに決まります。

人が召還し使役するのは無色の下位悪魔か、或いは色に染まった上位悪魔が主ですが、時には例外もありました。

これは魔王ギィ・クリムゾンが過去に召還された時の話です。

「なぜ・・・。貴様は敵国を殲滅するために喚び出されたはず・・・!なぜ我が国まで・・・っ!?」

数多の死体の中、唯一生き残っている男がギィに問いかけます。

「対価だよ。悪魔に対し身の丈に合わぬ願いをしたのだからこれくらい当然だろ?」

願いを叶えた後、自身を召喚した者の国まで滅ぼしたようでした。

周囲は断末魔の叫びを上げるものたちばかりで、それを見ているギィ当人は、

「面白い響きだな。人の悲鳴てやつは。オレの名前に丁度いいかもな。」

今から数万年前の出来事で、これがこの世で初めての「真なる魔王」の誕生の話です。

リムルVSクレイマン

「皆さん宜しいのですか?下等なスライムの暴挙を許して・・・。これは我々魔王に対する侮辱ですよ!!」

リムルに提示された魔王を名乗ることの条件、この場でクレイマンに勝てば認めるというギィの発言を聞き、狼狽えながらも状況を打開しようとクレイマンは周囲に訴えかけます。

実際は魔王の数など決まっておらず、人間が勝手に「十大魔王」と呼んでいるだけなのでクレイマンと入れ替わり魔王になる必要はありません。

ですが、数の問題ではありません。リムル然り、クレイマン然り、弱者に魔王の名は相応しくないのです。

周囲の魔王はクレイマンの主張に反応を示さず、ギィからは魔王なら実力を示せ、と言われてしまいます。

「場所は作った。さっさと始めようぜ。」

リムルは今までの経緯からクレイマンへ直接制裁を加えられるということで、やる気満々です。

「やれやれです。自分の手を汚すのを嫌ったばかりに余計に面倒なことになってしまった。本当に失敗でした。命令です。リムル・テンペストを殺しなさい。」

ようやく事態を受け入れたクレイマンは、命令を出すとその瞬間、ミリムがリムルに襲い掛かりました。

結局は他人便りのように思われますが、ミリムは人の命令に従うような者ではないのも事実です。

クレイマンはギィにミリムの参戦にの是非を問いかけ、自分の意思で動くのなら問題はないと言います。

リムルからすると、クレイマン程度ならなんの問題もないのですが、ミリム相手となると話が変わります。

しかし、ミリムは元々助けるつもりであったため、覚悟を決めミリムと相対します。

では、肝心のクレイマンは誰が相手をするのでしょう?

「俺が出たんじゃ弱い者いじめになるからな。俺の部下くれいがちょうどいい。」

リムルが言い終えた直後、シオンが怒涛の連打でクレイマンを殴り飛ばしてしまいました。

「宜しいのですか?リムル様。」

にこやかにリムルへ問いかけるシオンですが、殴り飛ばした後に聞くことではありません。

殴り飛ばされたクレイマンですが、腐っても魔王と言うべきかシオンに殴られた傷は完治していました。再生能力があるようです。

しかし、傷は治ってもプライドの高いクレイマンです。明らかに今までとは違う激昂した様子でした。

クレイマンの影から人形が出てきて、抱いていた狐のような魔物はランガほどの大きさになりました。

「いい気になるなよ・・・皆殺しにしてやる!!」

九頭獣(ナインヘッド)と呼ばれる狐の魔物はランガを相手させ、クレイマンの相手はシオンに任せます。

肝心のリムルは何をするかというと、当然ミリムの相手をしつつ、呪縛を解くために動きます。

ミリムとリムルの戦闘の衝撃により、会場が破壊される勢いでした。

さすがに会場を壊されるのは他の魔王も避けたいところなので、ギィは会場に結界を張ります。

これで心置きなく戦えるようになったリムルは、「智慧の王」(ラファエル)の力を使い、ミリムの呪法の痕跡を探すことに専念します。

正直リムルがミリムに勝てる見込みはないので、呪法の解析まで時間を稼ぐしかありません。

結界の外から状況を見ているラミリスもリムルの過酷な状況に慌てています。

まず、人数でリムル達は三人でクレイマンの方は四人です。しかも、リムルの相手はミリムなのです。

そこで、ラミリスはリムル側に付くことを宣言し、ベレッタをリムルの元へ送ろうと考えますが、ギィに却下されてしまいました。

理由は、リムルとクレイマンの喧嘩なのでラミリスが入る理由がないと言うのですが、それにしては、ミリムの関与には肯定的です。

それに、ベレッタの関与が駄目な理由はもう一つあります。

それは、ベレッタの忠誠が誰にあるのか、分からないということです。

ベレッタを召喚したのはそもそもリムルでした。さらに、ベレッタの契約内容はラミリスに百年間仕えることと、受肉している魔鋼人形です。

契約期間が終われば、リムルに仕えたいとも申し出ていましたし、名付けをしたのもリムルでした。

つまり、ベレッタは現状、二君に仕えているということなのです。

ギィは、ラミリスと古くから友人であり、ベレッタとが同族です。そこを天秤にかけるような者は見過ごせなかったのです。

この場で、ただ一人の主を決めろ、とベレッタに言い放ちました。

「ワレはこの命続く限り、ラミリス様に忠誠を捧げると誓いましょう。なので一度だけリムル様のお役に立つことをお許し願いたい。」

この発言は、ラミリスの忠誠を誓っていると言えないのではないか?と見えてしまうのですが、そもそもラミリスの願いはリムルを救うことなので、矛盾はありません。

「だから言ってんじゃん!アタシはリムルにつくの!」

リムルはトレイニー、ベレッタを本当に仲間でから助けたい、と言うラミリスにさすがのギィも納得しました。

それに、ベレッタがラミリスに生涯つくことを決めた理由はまだあります。

一つは、ディアブロの存在です。自身より強大な悪魔がついているリムルは大丈夫だと考えています。

もう一つは、簡単な話です。ベレッタはラミリスと研究して過ごす日々を気に入っているのでした。

「感謝します。原初の赤(ルージュ)」

ベレッタはギィが許してくれたことに対し、感謝を示しリムルの元に向かおうとしますが、ふと疑問に思ったギィは呼び止めます。

疑問とは、普通悪魔族は強い主を好むのに対し、ベレッタは他のものを重要視しているように見えたのです。

ベレッタの色が何色なのか?と思い当たる節がありつつ、聞いてみました。

「ワレの同色の系統は非常に少ないかと思いますよ。あの方は滅多に直径眷属を造りませんから。」

数の少ない眷属、その言葉で何色なのか確信が持てたようです。

ベレッタが結界内に入った後、ギィは呟きます。

「そうかよ。お前も動くのか。原初の黒(ノワール)」

国盗り

その頃、ファルムス王国を乗っ取るために動いているディアブロは馬車に揺られながら難儀していました。

というのも、シオンの逆鱗に触れたファルムス王やラーゼン、西方聖協会の司教が人としての原型をとどめていないのです。

一体どんなスキルを使えばここまで法則を捻じ曲げられるのか、さすがのディアブロも検討がつきません。生きてはいるのですが、素直に回復魔法が通用しないので少々荒療治をしなければなりませんでした。

周囲には、無理やり体を治しているため、悲鳴が響き渡ります。

はじめに、司教の体を戻し、次は誰を治そうかと考えていると、ラーゼンが瀕死ながらもファルムス王を戻してくれと懇願します。

しかし、忘れてはいけません。ディアブロは悪魔なのです。

つまり、願い事をするにはその代償が高くつく、ということです。

「ワシを・・・いえ私を貴方様の下僕の末席に加えてください。今後この身命の全てを捧げます。ですから、どうかエドマリス王にお慈悲を・・・」

少々ディアブロにとっては安い対価だったようですが、この条件を承諾しました。

ただし、今後リムルに対する不敬は二度と見逃さないし、今後叛意を見せようものなら王のいのちどころかファルムスの地の生命全てを消す、と告げました。

当然ラーゼンはこの条件を了承し、さらに司教もディアブロに従うことを約束します。

その様子を見ていたエドマリス王は実感させられます。

長年王家に仕えていた宮廷魔術師はついにファルムス王国を見限ったのだと・・・。

「余はファルムス王国最後の王として、ディアブロ殿の望むように協力すると約束しようぞ。」

三人とも簡単にディアブロに落ちたのには理由がありました。

ユニークスキル「誘惑者」(オトスモノ)、その権能は思念支配・魅了・勧誘。屈服した対象を精神的に拘束し自由意志は術者の制限を受ける、というものです。

この瞬間、三人の捕虜は心身ともにディアブロに隷属したのでした。

先ほどからの悲鳴を聞き、急に静かになったことを不安に思ったヨウムは、ディアブロが捕虜を殺していないか、問いかけます。

「問題ありませんよ、ヨウム殿。直にファルムスの領内です。国盗りのような些事、さっさと済ませてしまいましょう。」

どうしてもリムルがワルプルギスから期間したときに、出迎えをしたいディアブロは国盗りを些事と言ってのけ、ファルムスへの道中を進むのでした。

(C)伏瀬
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【転生したらスライムだった件】第82話「悪魔の忠誠」感想

次々と変わっていく展開にドキドキな展開だった82話でした。

個人的な見所は、シオンがクレイマンをぼこぼこにした場面ですね。

リムルの許可が出る前に手が出てしまったあたり、シオンらしさが溢れていてとても良かったと思います。

さて、今回ミリムと戦闘しているリムルですが次回は本格化していくことでしょう。

人数差が無くなったとはいえ、ミリムの相手はやはり厳しいと思われます。

その辺りを注意して、今後の展開に期待しましょう!

 

(C)伏瀬
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まとめ:【転生したらスライムだった件】第82話「悪魔の忠誠」感想

いよいよ本格的にクレイマンとの戦闘が始まりました。

人数の不利も、ベレッタの援軍により解決し、ミリムの呪法を解くことに専念できることでしょう。

とはいえ、相手はミリムです。魔王の中でもギィに並んで古くから存在し、実力は計り知れません。

いくらリムルでも厳しいかも知れません。

また、ランガやシオンもクレイマンと戦っているのでそちらも注視していきたいですね。

最後までご愛読ありがとうございました!

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