今回は、【転生したらスライムだった件】第69話「テンペスト復活祭」ネタバレ感想を紹介します。
前回、見事魔王化に成功したリムルは進化の眠りについています。
それに伴い、リムルの配下であるテンペストの国民も同様に眠りについてしまいました。
そこで、一番重要なことはシオン達は生き返るのか否かというところです。
今回はその結果が出ると思われますので、是非皆無事であってほしいものです。
では【転生したらスライムだった件】第69話「テンペスト復活祭」ネタバレ感想についてみていきましょう!
【転生したらスライムだった件】第69話「テンペスト復活祭」ネタバレ感想
祝福
ファルムスとの戦争を経て、魔王へと進化したリムルは眠りについていました。
そして、テンペストの国民も同じく眠りについています。
リムルに関しては、魔王へと進化を果たしたため、進化の眠りという現象です。
そして、リムルの系譜に連なる者達は、リムルのおすそ分けのようなもので、祝福(ギフト)を得て進化の眠りについていました。
そこで気になるのは当然、シオンや他の皆が生き返ったのか?ということです。
結論から言うと、魔王となったリムルの秘儀により、無事に蘇生はできていました。
しかし、安心するのはまだ早いです。一度死んだのは間違いないのですから、記憶も無事であるという保障はありません。
とにかく、起きてみないとわからないので眠っている皆をその場にいたカバルらが住居の中に運び込みました。
皆が動いている最中、ミュウランは一人考え込みます。
というのも、長く生きてきた中で、これほどの事象を初めて目にしたのです。
一度死んだものが生き返るなど、ミュウランが仕えていた魔王「クレイマン」には到底できない芸当で、霞んで見えるほどでした。
復活と進化
それから少し時間も経ち、屋敷の中でリムルは目を覚まします。
「お目覚めになられたのですね。おはようございますリムル様!」
一番に目に入ったのは、満面の笑みで挨拶するシオンの顔です。
数秒、静止したあとリムルは顔をほころばせ、挨拶を返します。
無事に生き返ったことを確認でき、リムルもほっとしたようでした。
膝の上に乗せていたリムルを優しくおろしたシオンは、ご覧くださいと一言告げます。
「我ら一同、一名の欠落もなく無事に生還いたしました!!」
目の前にあったのは、ファルムス王国の策略で命を落とした者達の元気な姿でした。
大賢者には、円周率並みの成功率と聞いていたリムルは心の底から安堵しました。
そんなことを思っていると、その場にベニマルが訪れます。
色々と報告を持ってきたようでしたが、その前に目覚めた後の約束を果たしたいと言います。
約束とは、リムルが魔王化する際、理性の無い魔王になっていないか合言葉で確認するというものでした。
しかし、ここで問題が発生します。
その合言葉は、ベニマルが「シオンの料理は?」と問い、リムルがその返答に「クソ不味い」と答えるというものなのです。
その合言葉を決めた際にも感じていましたが、シオンは絶対に嫌がり激怒することでしょう。
ですが、ベニマルはそれが狙いのようでした。
怒って文句を言いに目覚めてくれれば・・・そういう願いを込めていたのです。
その約束をした際は、それでいいと思っていたのですが、シオンを目の前に絶対に怒られるこの状況で言うには、それ相応の覚悟を要します。
ここぞとばかりに、にこにこしながら質問をしてきたベニマルに返答しようと口を開いたリムルでしたが、会話が聞こえていたシオンが割って入りました。
「え?私の料理がどうかしましたか?」
ベニマルの笑顔は、リムルがシオンに怒られることが目に見えていたからです。
当然、リムルは大いに焦ります。しかし、こんな時こそリムルには、大賢者という頼もしい相棒がいます。
リムルは大賢者に助けを求めようと考えたその時、異変に気づきました。
リムルの中から大賢者のスキルが無くなっているのです。しかも、知らないスキルが大量に増えていて困惑を隠せません。
「告。ユニークスキル「大賢者」は究極能力「智慧之王」(ラファエル)へと進化しました。急を要する案件のためラファエルが対策を提案します。」
困惑しているリムルに対し、大賢者改めラファエルはとりあえず説明は後で対策を提案します。
目の前では、ベニマルがシオンの料理をリムルが食べたいと言っているなどと、シオンを誘導していました。
「待ちたまえベニマル君。合言葉だったね、もちろん覚えているとも。ベニマル君が決めた合言葉は確か・・・シオンの料理は「クソ不味い」だったかな。」
ラファエルの案と思われる発言したその瞬間、シオンの表情が固まりました。
ただならぬ雰囲気ベニマルに詰め寄り、ベニマルはただただ狼狽えるしかありません。
「わかりましたベニマル様。いえ、ベニマル。私はリムル様直属なので敬称は不要でしょう。それよりも貴方がそんなに私の料理を食べたがっていたとは・・・。遠慮など無用。満腹になるまで堪能させて差し上げましょう。」
大賢者だったときは、罪の無いゴブタを生贄に無理矢理シオンの料理を回避していましたが、今回は自然な回避です。完璧なアドバイスだと感心しました。
そんなところで進化を体感するのはなんとも言えませんが、元々頼もしかった相棒がさらに頼もしくなったのは間違いないでしょう。
話が一段落したところで、他の復活した仲間達も挨拶をしたい、とリムルに話します。
復活した者達は、生前と変わらぬ知識と人格で、皆エクストラスキル「完全記憶」を習得していました。これも、魔王化の恩恵の一つでしょう。
リムルが眠っている間、皆もギフトを授かっていましたので、他にも望んだスキルを獲得している者がいると思われます。
何はともあれ、テンペストに降りかかった災難はようやく一段落し、一安心です。
町に出てみると、襲撃された際の瓦礫が片付いていましたが、さらに、祭りの準備までされていました。
元々は、ユーラザニアの避難民がそろそろ到着するため、その炊き出しの準備を進めていました。リムルが目覚めたことで急遽、祭りに変わったのだそうです。
周囲には炊き出しの良い匂いがしており、その指揮をシュナが取り仕切っていました。
その様子を見て、今日は美味いものが食べられそうだ、などと考えていたのですが、ここで悪夢のような事案が発生しました。
「リムル様~。お料理の準備が整いました!さ、お席へどうぞ。」
満面の笑みで声をかけたのは、先ほど回避したと思っていたシオンでした。
ベニマルと共に席に着いているリムルはさすがに納得がいかず、ベニマルに激怒します。
「一緒に味わってあげましょうよ!アイツだって頑張っているんだし奇跡的に美味いかもしれないじゃないですか!!」
鬼気迫る顔で反論するベニマルですが、微塵も美味しい可能性を感じていないことを自ら証明しているようなものです。
当然リムルも同じ考えのようで、必死に逃亡を図りますが、ベニマルも自分だけ被害を受けたくない一心で引き止めます。
そんな話をしている間にとうとうシオンが料理を持ってきてしまいました。
結局こうなるのか、と内心絶望しつつも微かな望みを持って料理に目を向けました。その先にはどろどろのシチューのようなものに食材がそのまま入っていて、さらに絶望しました。
そもそもベニマルにシオンの料理の面倒を任せていたはずなのに、全く成長がないことに対し、文句を言います。
「子供の頃から不可能なんてないと思っていましたが思い上がっていたようですね。」
いい顔で何を言っているのだろうかと内心思いつつ、そろそろ目の前の料理を食べる覚悟したリムルは思い切って口に運びました。
驚くべきことに、見た目に反して味は良かったのです。
その反応にベニマルも驚愕しますが、シオンは当然の反応かのように余裕の笑みを浮かべます。
というのも、復活のギフトが届く際、シオンは料理がうまくなりたいと念じたのです。そこで手に入れたのがユニークスキル「料理人」(サバクモノ)でした。
聞けばどう料理してもイメージした味になるというとんでもないスキルらしいのです。生き返るか否かの瀬戸際でそんなこと願うか、と呆れつつもシオンらしさにリムルは温かい気持ちになりました。
ですが、次回からは食材の下処理くらいはしてほしいものです。味はスキルによっていいものの、見た目と食感は最悪なのでした。
原初の黒
それから時間も経ち、リムルは広場に戻ります。
「これよりテンペスト復活祭(仮)を開催する!!」
リグルドの音頭により、祭りは開催されました。
いつものテンペストらしく、お酒も振る舞われ、皆大盛り上がりです。
そんな様子を眺めながら、ゆっくりとしているリムルの元に少し前にリムルから召喚された悪魔が訪れます。
「我が君。魔王と成られましたこと、心よりお祝い申し上げます。」
丁寧に頭を下げ、魔王となったリムルに賛辞を送るその悪魔ですが、リムルは記憶に残っていないようで、思わず、誰だお前?と聞き返してしまいました。
その一言に、大きなショックを受けたその悪魔はその場でよろめいてしまいます。
見かねたランガがリムルの影から出てきて、この悪魔について説明を始めます。
魔王化の眠りに落ちる直前、上位悪魔を三体召喚をしていたことを思い出し、早く帰りたいのに自分が許可を出さなかったため帰れなかったと考えたリムルは礼を言いながら帰っていいよ、と告げました。
その言葉にさらにショックを受けた様子の悪魔は、ついには泣きそうな表情になってしまいました。
もしかして報酬が足りなかったのか?と不安に思うリムルですが、悪魔の真意は他にあります。
「先だってお願いしておりました通り、配下の末席に加えて頂きたいのです。検討して頂けないでしょうか?」
そういえば召喚した直後に今後もお仕えしたいと言っていたのを思い出しました。
しかも、改めてその悪魔を見てみると上位悪魔だと思っていたこの悪魔は、どう見てもそれ以上の存在だったのです。一緒に出てきていた二体が上位悪魔だったこともあり、今まで気づいていませんでした。
一緒に召喚した悪魔が見当たらないことにも疑問を覚えますが、リムルが眠っている間に反魂の秘術の行使の際、魔素量の補填に使ったことをラファエルから告げられました。
ようやく事態を理解しったリムルはこの悪魔をどうするか考えています。上位悪魔以上の力があるので、叛意を持たれでもしたら危険です。
諸刃の剣ではありますが、その力が味方につくメリットは大きいです。苦渋の決断ではありますが、仲間にすることを決めました。
仲間となったその悪魔に、名前を尋ねるのですがこれほどの実力を持っていながら名は無いと言うのです。
リムルの仲間になる以上、名前をつけなければならないと考え、悪魔から連想される名前を思いつきます。
「では、お前の名はディアブロだ。その名に相応しく俺の役に立ってくれ。」
名付けを行った瞬間、いつもの通り体から魔素をごっそり奪われる感覚に陥りました。
今回は半分くらい持っていかれたのですが、思ったより少なかったという印象を受けます。
というのも、上位悪魔のベレッタに名付けをした際、三割ほどの魔素量が奪われました。なので、それ以上の存在はどれほどになるのだろう?と考えていたのですが、拍子抜けです。
「告。主様は魔王化を経て魔素量が大幅に増大しております。故に、消費割合だけでは比較できません。」
リムルは魔王化して以前より十倍以上に増えていました。その半分を持っていったのは、大変なことです。
今更ながら事の重大さに気づき、とんでもない化物を生んでしまったのではないか、とやや後悔しました。
そんなことを考えているとディアブロの進化も終わってしまいました。執事のような風貌で誠心誠意尽くすとリムルに誓います。
ディアブロの進化が終わった頃、リムルの元へベニマルが訪れてきました。
ベニマルの目的は、宴会が一段落するまで遠慮してくれていたユーラザニアの三獣士の話をリムルに聞いてもらうためでした。
内容は魔王ミリム対魔王カリオンの戦いその顛末という壮絶なものでした。
【転生したらスライムだった件】第69話ネタバレ「テンペスト復活祭」感想
第69話「テンペスト復活祭」いかがでしたか?
シオンや他の皆が無事に生き返り、本当にほっとしました。
また、それに伴い新たな仲間ディアブロが増え、リムルや他の者が新たなスキルを得たりと新たな展開が多かったと思います。
個人的にディアブロの強大さがどれほどのものなのか、とても気になっております。
前回の戦闘もほんの一部の力だと思うので、今後は注目していきたいです!
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まとめ:【転生したらスライムだった件】第69話ネタバレ「テンペスト復活祭」感想
今回、ファルムス王国との戦争を終えたリムルが魔王へと進化を果たし、見事シオンや他の仲間を復活させました。
それに伴い、魔素量の大幅な増加やギフトにより、新たなスキルも獲得しております。
さらに、新たな仲間ディアブロの加入により、テンペストの戦力はより強大になりました。
これからは今までより、もっと多くの障害を越えていけるでしょう。
問題は、三獣士の報告内容でしょう。
魔王カリオン対魔王ミリムの戦いとは、一体どういうことなのでしょうか?
どちらとも友好的な立場のリムルにとっては非常に不味い展開です。
次回以降はその点もがメインとなると思われますので、注意して見ていきましょう。
最後までご愛読ありがとうございました。
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