【怪獣8号】第2巻!第8話から第17話まで無料読み!一気に読破”!【最新】

怪獣8号

回は【怪獣8号】第2巻第8話から第17話まで無料読み!【最新】について紹介したいと思います。

この中では私の考察を含みますのでご了承ください。

キコルのピンチにカフカ怪獣の姿をさらけでします。しかし変身したカフカの数値がフォルティチュード9.8という以上な数値に!?

本当であればカフカは歴史に名を残す大怪獣ということになります。

虫を食べて怪獣8号になったカフカですが、敵?はこれを見越してカフカを怪獣にしたのでしょうか!?

ストーリー展開が気になるので、【怪獣8号】第2巻第8話から第17話まで無料読み!【最新】についてみていきましょう!

 

怪獣8号 概要

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かつて憧れた世界とは遠い場所で働く男におとずれる予想もしない出来事…!

その男、怪獣になりかつて憧れた場所を再び目指す…!

怪獣8号 第8話 ネタバレ

時をさかのぼり、保科から「シェルターに避難せよ」と緊急連絡を受けた受験生たちは、シェルターに向かって走っていた。そしてほかの受験生から、「四ノ宮キコルが一人でボロボロになって本獣を足止めしている」とカフカは聞いてしまう。レノがカフカに「どうしましょう?」と聞く間もなく、カフカはキコルを助けに走っていた。

レノは(返信したりしないよな!?こんな状況で怪獣になったら間違いなく殺されるー)と思うものの、すぐに「する…!あの人はこういう時には迷いなく…!!」と確信をもってつぶやく。

そして今、カフカはキコルの元にいた。キコルは訳が分からない。「あんた怪獣だったの…!?まさかさっきのやつ(人語を話す怪獣)もあんたと何か関係がー」とカフカに聞く。

カフカは「お願いお願いどうかこのことは防衛隊には内密でお願いします―!!」と怪獣姿でキコルに懇願する。

そうこうするうちに、本獣が2発目を…

本獣の攻撃の軌道をなんなく逸らす。カフカは「詳しい話は後だ。秒でぶっとばすから安心して休んでろ」とキコルに言う。

管制室ではまたもパニックになっていた。本獣周辺に謎の超高エネルギーが発生している。新手の怪獣かどうかは分からない。爆発による土煙と通信障害で、怪獣を目視することができないからだ。しかし、フォルティチュードはたしかに9.8を指しているのだ。

保科は「さっきの衝撃で計測器がイカれたんやろ」と冷静である。「せやなかったらそんなもん…歴史に残る大怪獣やぞ」

本獣がカフカに襲い掛かろうとする。カフカも攻撃態勢をとり…ゴッ!本獣の拳に一発。その瞬間、本獣は跡形もなくバラバラに「解体」される。驚くキコル。

カフカは本獣に「復活できるもんなら復活してみやがれ」という。すると、その声に呼応するかのようい、ぐしゅるぐしゅると再生し「始める」が、再生しきれず、ドシャアと崩れ落ちる。

キコルはまだ呆然としており、(こんなの倒せない)と感じる。そのとき、カフカの手がキコルのほうに伸びてきた。(攻撃されるのか!?)と怖がるキコルだが、カフカが狙っていたのはキコルの背後にいた余獣だった。

キコルに声をかけるカフカ。「その調子ならなんとか大丈夫そうだな。無事でよかった。」もう「完全体」ではなく、顔はカフカ。しかもカフカはにっこりと笑っていた。

カフカはキコルに「あ、でも、お前もうちょっと自分を大切にしろよな」と言う。すると背後から「あんたもな!」の声。レノだ。

レノは「案の定派手に変身している」とカフカに詰め寄るが、カフカは「部分変身で何とかなるかと思ったけど、実物見たら全然無理でした」と素直に答える。

言い合いを始める2人だっだが、とたんにキコルが倒れてしまう。

そして管制室から、ミナと保科が演習場に到着する。

怪獣8号 第9話 ネタバレ

ミナと保科が現場に到着する。再生していた本獣の肉塊を見て保科は(どんな倒し方をしたらこんな風に―――)と思う。現場には受験生(カフカ・レノ・キコル)はおらず、3人は第六シェルターで保護されていた。これによりすべての受験者の生存及び保護が確認された。

保科がミナに話しかける。「隊長、どう思います?この状況」ミナは「怪獣たちが蘇ったことと言い、謎が多い。調査する必要があるな」と言う。

保科とミナは残りの余獣たちを殲滅に向かう。保科は一人訝しんでいた。(似とる。3ヶ月前怪獣8号が現れた日の討伐不明の怪獣死骸の有様に。何か、関係があるのか…)

救護室で入院を余儀なくされるカフカ。思ったよりも怪我が軽いものの、再度の入院に落ち込むカフカ。さらにレノから「四ノ宮は防衛隊の全科学力を持って治療中」だと聞かされ、四ノ宮が羨ましくてたまらない様子である。

カフカは「あっという間だったぞ。久しぶりにすげー奴らと競い合って思い出した。夢を追うってのは一番譲れない大事なもので毎分毎秒誰かに負け続けることなんだ…けど、そんなことどーでも良くなるくらい熱くなれんだよな。それを思い出した!お前が背中押してくれたおかげだ。ありがとな、市川」とレノに言う。

その会話を廊下で聞いているミナ。ミナは2人の話が終わるとコツ…と部屋の中に入ってくる。2人はびっくりする。ミナは「隊長」としての姿勢を崩さない。2人に言う。

「君たちが重症の四ノ宮を運んでくれたらしいな。人命救助に感謝する。」

そして、「邪魔をした」と言って去ってしまう。カフカは話しかけようとするが、すぐに思いなおす。

(いや、今はいい。話しかけんのは隊員になれてからだ。見てろよ、ミナ…!!)

東京都国分寺市の公衆トイレで、防衛隊試験会場での事件をラジオで聞く一人の…怪獣。試験会場を襲った人語を話す怪獣である。

「数名の負傷者を出したものの死者は出ていない」という報道に、信じられない様子である。怪獣は便器に座りながら「いやいやいや、あの状況でゼロってある?タイチョウってのがそんなに強いのかなー…」とつぶやいている。

そのとき、怪獣のスマホが鳴る。着信のようだ。怪獣はまだスマホに出るのに慣れていないようだ。「えーと、デンワに出るのはこうだったよな」ピッ「モシモシ」

すると向こうから「どこ行ったんだよ、休憩時間終わりだぞー」という声がする。声は続けて「始発までに線路上の奴だけでも解体しちまわねーと、なんだからよ」と言う。

怪獣は「はいはい、すぐ戻ります、ええええ、今急いで準備しているんで」と言いながら、ボコボコと体を変形させていき、人型へと変身する。

人型になった怪獣は「やれやれ、ニンゲンは時間にうるさいなあ」と文句を言いながら皆のもとに集合し「いやーすみません、ちょっとオナカ下してまして」と謝る。

清掃メンバーたちは「心配するだろうが、一言言ってから便所こもれよな、新入り!」と言い、仲間内でカフカたちの話をしながら歩きだす。

人型に化けた怪獣は、まだ慣れない頭部をグアングアンさせ、(おっといかんいかん)と考えながら、清掃メンバーたちの後ろについて歩いていく。

清掃メンバーは、怪獣の正体に全く気付いていないようだ。

怪獣8号 第10話 ネタバレ

前回、レノに「お前が背中押してくれたおかげだ、ありがとな」と礼を言っていたカフカだが、やはり合格発表の結果を見るのは恐ろしいらしい。かなり取り乱している。

カフカは「お前のせいだーお前が俺の背中押したりするからこんな思いすることにー!!」と取り乱してレノを責める。レノも、頼もしくなったように見えた先輩がこれほど取り乱しているのを目にして「あの時の達観した先輩はどこ行った!?」とびっくりしている。

そのとき、「お前らにこれ、届いたぞ」と同僚が合格通知書が入った封筒を持ってきてくれる。緊張する2人。

「よし、せーので開くぞ」というカフカ。カフカは泣いても笑ってもこれが最後だと分かっていた。カフカの道がミナの隣まで続いているのか…

勝負だ。そして2人は「せーの」で合格通知を開く。目を見開くカフカ。はたして合否は…?

入隊証書が授与される場面に変わる。首席はもちろん四ノ宮キコルで、合格者代表として入隊証書を授与する。

ミナは「本日をもって君たち27名を防衛隊隊員に任命する!君には試験後の事件でも助けられた。おかげで被害者を出さずに済んだ。改めて感謝する」と証書をキコルに渡しながら言う。

しかしキコルは浮かない顔である。(倒したのは私じゃない、日比野カフカ。これはアンタがもらうべき言葉なのに、なんでアンタがいないのよ…)

カフカはいない…キコルが(こともあろうにこの私を助けた上に上から目線で心配までして…!屈辱…!怪獣姿のことも問い詰めてやりたいしこのまま私の前から消えるなんて許さない…)と考えていると

ガチャ…

カフカがそそくさと入ってきた!!「途中参加で失礼しまーす」

顛末はこうだ。隊長クラスで合否が話し合われたとき、皆は「カフカは不合格」だと言った。しかしただ一人、保科だけは違った。保科は話し合いのさなか手を挙げて、「ほな僕が取ります」と言った。

保科はさらに続ける。「確かに彼は成績としては平均以下。隊員としては不合格や。けど最終試験の実戦のなかでは光るものを見せた。何よりお笑い要員として素晴らしい働きを見せた。正隊員に昇格できるかはわからんけど、候補生として僕の小隊で鍛え直します」

彼は「候補生」として入隊していた。しかし、候補生なので隊員任命式には参加できなかったのだ。

(そうこなくっちゃ、日比野カフカ…!)キコルは喜んでいるようにも見える。

ミナと見つめ合うカフカ。ミナ(亜白隊長)から一言が新人隊員たちに向けられる。

「諸君、怪獣の発生件数、フォルティチュード、ともに例年の平均を大きく上回っている。死んだ怪獣が蘇るという怪事件も起きている。死と隣り合わせの危険な討伐が続くだろう。最初の任務で死ぬものもいるかもしれない。命の保証など微塵もない。命(ちから)を貸してほしい。私はその一番先頭で君たちの盾となり鉾となることを誓おう」

すると、カフカは拳をグ…と握り…

「ミナ、俺もすぐ、すぐ隣に行くからな」

とみんなのまえで発言する。めちゃくちゃびっくりする周囲。ささーっ!!と周りが引く。「なんだこいつー!ヤベーぞ!!」「あ、亜白隊長を呼び捨てに!?」

ミナは「カフ…」と言いかけるが、すぐに「日比野カフカ」と言いなおす。そして、「無許可の私語、上官呼び捨て。合わせて腕立て100回だ」とカフカに言う。

カフカは口に出すつもりがなかったらしい。「思わず口に出ちまったー!!」と叫ぶ。「以上」と言い、去るミナ。

保科は大爆笑で、「初っ端からやりおった!!」と大満足のようである。ミナが保科の前を通ると…保科はミナが笑っているのに気付いた。

眼鏡をかけた女性隊員に「早速機能してますね、副隊長のお笑い枠が」と言われ、保科は「そうやろー」と答える。しかし真意は別にもあった。

保科(というのは半分タテマエ。怪獣たちが次々に蘇る中、突如現れたフォルティチュード9.8の反応。十中八九誤作動やとは思うが、同時刻に不自然にバイタルが消失したやつがおる…

日比野カフカー

スーツ適正の異常な低さといい、こいつにはなにか違和感がある。側に置いて、違和感の小隊を突き止める)

怪獣8号 第11話 ネタバレ

入隊から二か月が経った。レノは着実に成長していた。射撃訓練のタイムは飛躍的に短くなり、解放能力は18%にまで上昇した。この短期間でこれほどの伸びは驚異的なものである。

伊春もまた成長していた。推定解放能力は20%。レノにライバル心を燃やす伊春。

キコルは推定解放能力が55%になっていた。

ハルイチはキコルの解放能力値に脱帽している。「やれやれ、自分が凡庸だと思い知らされるよ」するとハルイチに葵が声をかける。「上を見てる場合か?ハルイチ。俺はお前の戦力にならんだぞ。」葵の解放能力は25%。

ハルイチは葵の言葉に対し、「俺の番で上書きしてくるよ」とメラメラと闘志を燃やす。

バチバチと火花を散らすメンバーたち…。そこに「うぉおぉぉぉ!!!!」というカフカの雄叫びが轟く。

日比谷カフカ、推定解放能力、1%

カフカは「いよっしゃあああああー!!」と喜びを大にする。くるっとキコルに向きなおり、「見たかキコルゥゥ!!ついにゼロを1にしたぞオラア!!」と褒めろと言わんばかりのどや顔で迫る。キコルもさすがに「なんで1%のアンタが55%の私にどやれんのよー!!」と困惑ながらに叫ぶ。

カフカに保科が話しかける。「カフカ。このままやと正隊員になれん。3ヶ月後にはクビやで」カフカは「クビ予告」に驚き、「えええええええ!?」と叫ぶ。

眼鏡の隊員が保科に「バチバチ火花散らしてますね、新人たち」と言う。保科はそれに対して「ああ、僕のおらんとこでも、競い合って高めおうとるようやで」と答える。

場面は変わり、カフカたちは庁の銭湯に入っている。「疲れたー!!」と叫ぶカフカ。レノと伊春は筋肉量について話をしている。「自分の方が筋肉がすごい」「同じくらいだ」などと競い合う2人。

カフカは「くだらねーことで争ってんじゃねー!この労働を経験した大人の筋肉を見て静まりやがれ!」と2人に言う。伊春は「なかなか…?」と思うが、すぐに「あー!だめだー!!おしいー!防衛隊にあるまじき下っ腹だー!!」と腹部に注目し、大爆笑する。

カフカは「テメーラなあ、28超えたぐらいから覚悟しとけよ…腕相撲で勝負だ!!」と言い、3人で言い争っていると、そこに葵が入ってくる。

葵の筋肉を見て固まる伊春とレノ。葵は事情を知らないので、「どうした?」と聞くが、みんな自分の(葵に比べると)貧相な体が恥ずかしくなり湯船につかる。

カフカは湯船につかり、しみじみと(こういうの久しぶりだな)と感じる。

伊春が「ところでみんななんで防衛隊目指したんだ?」と皆に聞く。伊春の理由はミナ(亜白隊長)。中学生の時彼女に助けられたので、ミナは伊春の憧れの存在だ。また、ハルイチや葵も同じくミナに憧れて入隊希望したことを明かす。

伊春は「で、おっさんは?」とカフカに聞く。「俺はー」と、カフカは正直に話をする。

3人はとても驚く。カフカとミナ(亜白隊長)が幼馴染で、さらに一緒に隊員の約束をしたことは、彼らにとって衝撃的だった…

危険を察知したカフカは「そろそろ上がろうかな」と言うが、3人は許してくれそうにない。伊春から「もっと詳しく聞かせてもらおう」と詰め寄られる。

そこで「ミナの生まれた日について」や「ミナはスルメが好きなこと」、「小学生のころは飼育係をしていたこと」などを話させられる。

ちょうどキコルもあがったようだ。「ハア~~いい湯だったわね」そこで、キコルは男性陣がのぼせて倒れているのを目にする(ただしレノ以外)。顔にはすべてタオルがかけられている。

キコルは事情を知ってそうな人に「連続殺人でもあったの?」と聞くと、「亜白隊長の話してた(からのぼせた)んだって」と言われる。

キコルは、カフカの顔のタオルをとり、「ふーん」と面白くなさそうだ。「バッカじゃないの、男子」とプイとそっぽを向いて言う。

就寝時間すぎて…カフカは学習室でまだ勉強していた。カフカが(時間がねー、俺はみんなの倍やんねーと)と焦っていると、保科が後ろから話しかけてきた。

「精が出るな。寝るのも仕事やぞ」

バツが悪そうに頭をかくカフカ。「ここをクビになるわけにはいかないんです」するとすぐに保科は「亜白隊長のためか」と返してくる。

カフカ「約束したんです、あいつの隣で戦うって」

保科は「それは副隊長のザを僕から奪い取るって意味に聞こえるで」と言う。カフカは「そんなつもりは…」と言いかけたが、意を決したように、「いや、そのつもりで頑張ります」と宣言する。

次の瞬間、保科の顔には「イラッ」とした表情が浮かぶ。「上等や」と言い、保科は学習室のカギを机の上に置く。

保科「二時間だけや。部屋出るときは電気消して鍵かけろ。亜白隊長の隣は譲らへんぞ」

礼を言いかけるカフカを制して保科は言葉を続ける。「それから…隊員同士仲良くなるのはほどほどにしておいたほうがええ。いつ誰に何が起きてもおかしくない仕事やからな」

ジリリリリリとアナウンスが流れる。

「怪獣発生、怪獣発生、隊員は直ちに出撃の準備をせよ」

保科は「いうとる側からやな。行くで。初任務や」とカフカに言う。

怪獣8号 第12話 ネタバレ

隊員は皆、車で移動する。その間も怪獣についての情報がアナウンスされ続ける。

「標的の推定サイズは全長150m以上の超大型。相模原に現れ非常にゆっくりした速度で北上中。現在自衛隊が住民の避難と物資の輸送を進めています」

保科「覚悟はええか。怪獣退治の時間や。」

キコルとカフカが見つめ合う。時をさかのぼること、怪獣出現前。カフカ、レノ、キコルの3人は昼間に喫茶店にいる。キコルに怪獣8号になったいきさつについて話している。

キコルは「怪獣食べて怪獣になった!?」とひどく驚く。

さらに「信じらんない、貧乏人てなんでも食べるのね」とカフカに引いた様子で言う。カフカは「好きで食ったわけじゃねーよ!!」と大きな声を出すので、レノも「2人とも声がでかい」と2人を制する。

カフカは「いっそ防衛隊に話すのもアリかとも思う」と言うと、キコルがすぐに「その線はないわね」と反対する。

キコル「たとえ処分を逃れたとしても毎日検査や実験の日々。アンタの防衛隊員としての道は断たれるわね。それにコードネームがついた強力な怪獣のほとんどは特別な兵器のパーツとして使われてるらしいわよ。最悪アンタもそうなるかもね」

ぞっとするカフカ。「頼む―!!このことはどうか俺たちだけの秘密にー!!」とキコルに懇願するカフカ。キコルは「分かったわよ」と言ってくれる。

「助けられたし、いったん黙っててあげる。そのかわり、もしアンタが人類に害する怪獣だってわかった時には、私がアンタを殺すから」

一瞬の沈黙。レノは肝を冷やす。するとカフカは、

「ああ、そんときゃ頼む」と笑顔でキコルに答えた。

場面もう一度変わって車内。カフカを見つめるキコル。(失望させないでよね、日比野カフカ)

カフカは…今にも吐きそうになっていた。「す…すいません緊張で…食いすぎました…」

そして、隊員たちは、防衛隊304仮設拠点(レオンモール相模原店駐車場)に到着する。そこで、任務で倒すべき本獣を見る。

時刻は明け方4時。相模原討伐作戦が開始される。

隊員たちは、保科小隊、斑鳩小隊、中ノ島小隊の3隊に分けられる。

保科から作戦内容が伝えられる。

標的は神縄断層で発生後、地中を成長しながら移動。増殖期に入り地表に姿を現したと思われる。本獣は亜白隊長が中隊を率いて処理にむかっているが、問題は無数に生み出されている余獣である。

さらに、地区の「討伐区域」を隊員に見せる。討伐用に重要機関や主要交通網を置いていない地区が分かるようになっている。隊員の仕事は、区画から余獣を出すことなく処理すること。これにより、被害の大きさや復興にかかる費用・期間が左右される仕事で、重要な任務である。

保科「もちろん、新人を含む小隊は最後尾での配置になるが、言い換えれば君らが最後の砦ということや。訓練場でいくらいい成績を出しても命は一つも救われない。戦場で力を示してみせろ、ヒヨコども」

オオオオオオ、と本獣の雄叫びが聞こえる。

保科は「ほなよろしく」と言って受信を切る。レノとカフカも遠隔で会話する。「いよいよですね先輩」「ああ」カフカはここでいい仕事ができないとクビになってしまう。

カフカ「緊張、焦り、いろんなプレッシャーがのしかかってきてる。なのになんでだろうな、すげーワクワクしてる」

レノは(そうだよな、ずっとやりたかった仕事だもんな)と思い、「絶対成功させましょう、初任務!」とカフカに言う。

「ポイントE、持ち場の隊員は討伐に向かえ!!」と連絡が入る。ついに来た…!カフカは「行くぞキコル!!」と言うと…キコルは「なんでアンタが命令すんのよ!!」と返答しながら突撃する。

「死ぬなよ市川!」「先輩こそ!」

そして、夜明けの相模原討伐作戦が始まる。

怪獣8号 第13話 ネタバレ

地域Eにて。カフカは戦力を解放し、「現場」にいることを感じていた―しかし、1%しか解放できていないのですぐさま余獣にやられてしまう。

キコルは「前ですぎ!!」とカフカをたしなめるが、先輩隊員が「なんで俺が新人のお守りを。せめて邪魔じゃないところで見学してくれ」とつぶやくのを聞いて、表情を変える。

さらに先輩隊員が新人隊員たちに助言をしようとしたとき、「了解、慎重に急所っぽいとこを全部ぶち抜きます」と言って、余獣を華麗に倒す。

それを見たカフカはキコルに笑顔で「ナーイス!」と言う。

キコルは「当然でしょ!」と返すが、装備機器に「バイタル異常。急激ナ心拍ノ上昇」と言われてしまう。

地区Fでは伊春とレノが健闘していた。レノは、弾の性質を凍結に変えて実戦に臨んでいた。敵の動きを鈍化させて戦えるので優位に戦いを進めることができる。

レノの成長に驚く伊春。レノは(もっと強くならないと、先輩が変身しなくて済むように…!!)と決意を新たにしていた。

地区Jではハルイチと葵が大活躍していた。中ノ島隊長も2人の実力(とルックス)を評価し、自分の小隊に入れたいと思うほどである。

しかしやはり、例年に比べて新人の能力が高いらしい。トップに引っ張られる感じで全体のレベルが上がっている印象だと言う。

カフカは(みんなすごい活躍している!!)と思った。(俺ができることはねーのか…)そのときカフカはまだ敵の急所の位置が不明だという情報を思い出す。

ぱん、と顔をたたき鼓舞するカフカ。そして(俺は俺の武器を使って戦う)と決意する。

カフカは倒れた敵によじ登る。

カフカ(たった1%でもスーツの補助のおかげで解体しやすい。もうちょい量産可能になったら解体業にも卸してくれねーかな。よくある菌類系怪獣の構造だな。ただ定番の場所に核がない。どこだー?え、これって…)

カフカはすぐさま保科に連絡する。「核の位置が分かりました」保科がどこなのかと聞くと、カフカは「首の付け根です」と答える。さらに

「背骨の役割をしている硬繊維筋の下にあるんで、攻撃力の低い隊員は側面から撃たないと通らないかも。それからもう一つ。余獣にも増殖期間が付いています。ケツんとこの白いボコボコの器官です。破壊しないと余獣の死骸から新たな余獣が発生するかもしれません」

保科はカフカに「お手柄や」と言い、眼鏡の隊員(小此木と言う)に、今の情報を他の隊員にも共有してくれ、と言う。

保科からさらに「よくやった」と言われ、カフカは(防衛隊の役に立てた…!!)と手ごたえを感じる。

カフカは(やれることはなんだってやってやる!!あそこに…ミナの隣にたどり着くまで―…)と決意を新たにする。

そのとき、ドオオオンという音がする。

ミナが、カフカが隣に立とうとしている人物が、敵に向けた砲撃の音だった。

保科は「よお見とくといい、あれがお前が隣目指しとる人の力や」

ドオオンという音とともに、本獣が大砲によって攻撃を受ける

怪獣8号 第14話 ネタバレ

本獣を予定ポイントに誘導し終える。本獣の四肢への集中砲火が開始されようとしている

ミナは「三弾装填完了」と報告。カフカとの約束を思い出す。「どちらがカッケー隊員になれるか勝負だ」

そしてミナは「カフカくん、これが今の私」と解放戦力96%の状態で、砲撃を開始する
 
 
周囲をブアッと風圧が襲う。そして「ド」という音とともに砲撃は本獣に命中する。新人隊員は、直に見るミナの戦力に圧倒される。
 
本獣の生体反応は消失し、本獣は倒れる。しかしミナは手を緩めない。「四弾装填完了」「五弾装填完了」大破された本獣をさらに攻撃する徹底ぶりである。
 
ミナの戦力を直に見たカフカは、喜びと興奮で震える。(あいつはやっぱ、とんでもねえ!!)
 
するとそこに保科がやってくる。「諦める気になったか?」
 
保科は続けて言う「隣に並ぶということはアレと同等の力を持つということや」
 
カフカは「そういう保科副隊長はあのぐらいできるんですか?」と聞くと「無理や」と笑いながら返される。
 
「僕は狙撃武器の解放能力が低いから大型相手は亜白には敵わん。その代わり小型から中型にかけては
 
 
 
僕の方に分があるかな」
 
 
あまりに速くて、カフカには保科の攻撃が見えなかった。保科は言う。「僕の家系は室町から続く怪獣討伐の一族でな。刀のほうが得意やねん」
 
ミナから保科に連絡が入る。「本獣は済んだ」
 
保科は「おしゃべりは終いや、本番が始まんで」と言う。これからの問題は無限に生み出される余獣である。本獣は死んだが、その死骸に残った余獣が最後にあふれ出すからだ。
 
保科は「皆のもの、大詰めや」と言い、さらに隊員に余獣を倒すように言う。疲れ切った新人隊員だが、先輩隊員や小隊長から「休んでてもいいんだぜ」と煽られ、闘志を燃やす。
 
眼鏡の隊員(小此木)はモニターを見ながら遠隔で保科と話している。「疲れてますね、新人たち」
 
すると保科は「初任務にして重めの討伐やからな」と言い、つづけて「ただこれを乗り切れたらもう一化けありえるで。ほとんどの隊員は解放戦力20~30%止まりで一般隊員としてのキャリアを終えるが、ごく一部その「壁」を超え隊長クラスへと成長していく逸材がおる」と言う。
 
「今年の新人ではその壁を超えているのは四ノ宮キコルのみやけど、僕はもう一人…市川レノにその兆しを感じている」
 
 
レノは確実に余獣を倒していた。隣で一緒に戦っている伊春は(こっちは高専で5年みっちり訓練受けてきたんだ。その俺がなんでこいつについていけねーんだ…!!)と驚きと焦りを感じる。
 
2人は「地区Fに余獣が侵入した」という連絡を聞き、戦線に戻ろうとした。
 
そのとき…「あー」という声がした。
 
解体作業員のジャージを着た男がいる。その男は「こいつも仕込んだ増殖器官が破壊されてる。隊員の中に怪獣に詳しい人がいるのかな…」とつぶやいている。
 
そして、レノたちの方を向いて、「何か知ってます?」と聞いてくる。
 
なぜこんなところに作業員が?レノは困惑する。
 

怪獣8号 第15話 ネタバレ

怪獣たちと隊員たちの戦闘を遠くから眺めている、解体作業員たち。そこで彼らのうちの一人が「新入り見なかったか?」と尋ねる。「えー、また便所にでもこもってんじゃないですかー」

しかしその「新人」は、レノと伊春の目の前にいた。レノは、なぜ戦闘地に解体作業員がいるのか分からない。その男はつぶやき続けている。

「参ったなあ、分裂発生する変種の余獣で裏をかくつもりだったのに、また蘇らせるか?いや数に限度があるし疲れるからな…」

レノは明らかにその男がおかしいことに気づく。伊春が男に声をかける。

「おいアンタ。ここはまだ危ねぇから、指示があるまで待機してな―…」

すると男はス…と人差し指を伸ばし伊春に向ける。

ボッ、と人差し指が変形する。レノは「避けて、イハルくん!!」と叫ぶが、間に合わない。

伊春は胸を撃ち抜かれる。しかし心臓は外れた。男は「あー外したか、心臓。この姿だとイマイチ精度を欠くなあ」と呑気に言っている。

伊春は「がああああっ」と絶叫をあげる。血が止まらない。レノは「落ち着いて止血作業をしてください!!」と伊春に言う。

伊春は何が起こったのか訳が分からない。「なんだよコレ…」

レノは状況を冷静に分析していた、(怪獣…先輩以外で人型となると…)

ボコボコと男が変形していく…そして…

レノ「試験会場に現れた人型…!!」

伊春も、四ノ宮が攻撃を受けた怪獣であることに気づく。人型怪獣は「このまま退くのもなんだし、せめて隊員の生きたサンプルでも持って帰るかあ」と言う。

一気にゾワッとする2人。レノはすぐさま通信で増援を要請しようとするが、ザザ…

怪獣の力によって、レノ達がいる一帯は外から感知できない空間になっていた。

そして怪獣は人差し指にまた力をためてレノを攻撃する。レノは(来る…!!)と察知し、攻撃をよけ致命傷を免れる。

ドン、次の攻撃。レノはまた攻撃をよけ致命傷を免れる。

人型怪獣は「あれ、微妙に狙いから外れるなあ」と、不思議に思う。しかし、怪獣の攻撃は簡単にスーツのシールドを破ってきて、レノを苦しめる。

人型怪獣はレノに「あー君、見えてるね?」と聞く。

実はレノは、キコルから人型怪獣の対策を教えてもらっていた。

キコル「最初は魔術か妖術かに見えると思うけど、指先をよく見て。一定の予備動作があるわ。」

レノは(見ろ、もっとよく見ろ、来るタイミングがわかってるなら…かわせる!!)と考える。

パンとレノの銃弾は怪獣に命中する。対峙するレノと怪獣。

レノは伊春に「離脱して増援を!」と言う。伊春は、レノに守られるような真似をするのが嫌だと言うが―…

その瞬間も、パアンと敵の攻撃が2人を襲う。レノが伊春を抱え込むようにして、伊春は敵の攻撃から守られる。

レノはなおも「伊春くん、行ってください」と言う。しかしレノは心の中では怯えていた。

(怖い。四ノ宮ですらやられた相手だ。俺に勝ち目なんてない。けど、俺のなりたい隊員は―…)

レノはカフカから守られたときのことを思い出す。

(こんな時、仲間のために体張れる男だ!!)

怪獣8号 第16話 ネタバレ

レノは恐怖を感じていたが、伊春を逃がしたいという一心で人型怪獣に挑む。(四ノ宮がやられた相手だ。俺に勝ち目はない。伊春くんが離脱する時間くらいは稼いでやる)

人型怪獣とやり合うレノ。

伊春は戦うレノを見て(明らかに昨日までのレノと違う…!!)と感じた。

(なんなんだよ、なんでそんな奴と戦えんだよ…!!クソが…!!クソが…!!気に入らねェ、気に入らねェ)

保科の言葉を思い出す伊春。「解放能力には壁がある。おおよそ20~30%。その壁を超えられる人間はわずかや」

伊春はもう2週間近く20%から伸びていなかった。伊春はミナに命を救われたあの日から強くなることばかりを考えて生きてきた。

(なのに、なのに…!!簡単に俺を追い抜いていきやがった…!!)

伊春は「気に入らねえェェ!!」と叫ぶ。

人型怪獣はレノに「君、僕の前情報を知ってた様子だったけど」と言いながら、ズズズ…とさらに変形し…「これは知らないよね」と言い、攻撃をしかける。

ドン

レノを救ったのは伊春だった。伊春はレノをタックルして攻撃から守る。ズザァと倒れこむ2人。伊春はボタボタと腹部から血を流す。

レノは、伊春がなぜ去らなかったのか分からない。「なんで…」

伊春はやっとわかった。(違う、俺が気に入らねえのはレノじゃねえ。あん時から何も変わってねぇ…守られるだけの自分自身だ)

伊春は「いいかレノ、お前が俺を守るんじゃねえ…俺がお前を守るんだ、バカヤロー」と言う。

伊春の行動は人型怪獣には理解不能だ。人型怪獣は2人の会話から、レノが伊春を逃そうとしていたことを知る。しかし、無情にも怪獣は言う。

「無駄だよ、物も生き物もボクの許可なしには外に出られない」

伊春は怪獣の言葉を聞き、レノに「だとよ、腹くくるしかねーな。一緒にアイツぶっ倒すぞ」と言う。とは言え伊春は損傷がひどい。伊春が隙をつくるので、レノが攻撃をしかけるという作戦を提案する。了承するレノ。

「行くぞレノ!!」2人は怪獣に攻撃をしかける。

レノが怪獣に突進する。伊春は援護射撃を行う。弾は発雷弾になっている。発雷弾のせいで動きにくいので、先に伊春を攻撃しようとする怪獣。

しかし伊春もまた怪獣の動きをよく見て攻撃を回避することができた!!

時は満ちた。伊春が叫ぶ「いまだ、レノ!!」

レノは戦力最大解放させる。(お願いだ神様、今だけでいい。この瞬間だけこのオレに、四ノ宮よりも亜白隊長よりも強い力をください!!!)

パパパパとレノの銃弾が怪獣に命中する。

べシャ…グシャ…グジュル…

なんと人型怪獣は死骸の壁に守られていた…!

死骸の壁から出てくる人型怪獣。「あーその調子だとこれで、万策つきた感じかな」

そして、レノを攻撃する。伊春の叫びがこだまする。「レノォォォォ!!」

そのころ、斑鳩小隊から保科に連絡が入る。少し前からレノと伊春と連絡がつかない…と。通信もバイタルもまったく感知できないとも報告される。

心配そうな顔のカフカ…そして、グジュル、グジュル…と一瞬死骸が動いたのを目にすると、以前の人型怪獣を思い出す。キコルに「この反応って―」と聞くと、キコルは「うん、アイツが来てる」と答える。

カフカの不安が的中。レノと伊春のことを思い、不安に駆られるカフカ…

怪獣8号 第17話 ネタバレ

人型怪獣の攻撃を受け、とうとうレノは倒れてしまう。伊春はレノを心配し叫ぶ。

レノ(体中が熱い。止血処置をして立て。まだ生きてる。戦いは終わっていない)

レノは力を振り絞って断とうとする。怪獣は「まだ動くのか。意外に難しいな、生きている以外の機能を殺すってのは―…」と無情にも言う。伊春は「させるかよォォ!!」と、怪獣の攻撃を阻止しようとする。しかし…

怪獣は伊春の銃弾をすべて弾き飛ばす。そして「それはもう見飽きた」とさえ言う。そして、バアンと伊春を撃つ。倒れこむ伊春。

怪獣は「さて、いい加減こっちを仕上げるか」と言い、「ドン」と、さらにレノに攻撃する。ググ…とまだ立ち上がろうとするレノ。怪獣は「うーん、これじゃ弱いか、まだ動くか、これでどうだ」とさらにレノに攻撃する。

怪獣がレノに攻撃する音を聞くことしかできない伊春…(クソォ目の前で仲間が傷つけられてるってのに、何も出来ねえのか。

悔しいけど、認めたくねーけど…レノはすげー奴だ。アイツはぜってーいつか隊長になる)

伊春は銃を持ち、怪獣を攻撃しようとする。「こんなとこで終わらせてたまるかよォォ!!」

カチン

伊春の銃がすでに壊れていた。これでは攻撃することは…不可能だ。

怪獣は「こっち(レノ)がいい具合に仕上がったから、君はもういいや」と伊春に言う。伊春は、神にすがる思いだ。

(頼むよ神様、鬼でも悪魔でもなんだっていい。レノを…俺の仲間(ダチ)を助けてくれ…)

怪獣は「死んでいいよ」と伊春に攻撃をしようとする。覚悟を決めて目を閉じる伊春…そのとき、怪獣の背後で声がした。

「死ぬのはてめぇだ、クソヤロー」

怪獣が「あー?」と後ろを振り返ると…カフカの拳が!!

ゴ!!

怪獣は何が起こったか分からない。自分の胴体が飛ぶのを見ている。そこでやっと「首を飛ばされたのか」と気が付く。

レノのそばで声がする。「遅くなってすまねぇ」

レノは(ああ…俺は弱いな…こうならずにすむように、そう思ってたのに…結局また…この人に変身させてしまった)と思う。

カフカの正体を知らない伊春は恐怖を隠せない。「ひ…人型がもう一体…!?」

怪獣はすでに再生しつつある。そして怪獣はカフカに言う。「あーあーあー、お前があれか例の…怪獣8号!!」

 
 
(C)松本直也
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まとめ:【怪獣8号】第2巻第8話から第17話まで無料読み!【最新】

今回は【怪獣8号】第2巻第8話から第17話まで無料読み!【最新】について紹介しました。

カフカに異変に気付かれましたが、大丈夫なのでしょうか!?

レノの著しい成長には驚きです!カフカの他にも人型怪獣がいるということは、裏で組織だって動いているという可能性がかなり高いと思われますよね。

目的はなんなのでしょう!?

最後までご愛読ありがとうございました^^

 

    

 

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