今回は【呪術廻戦】第0巻「東京都立呪術高専」0話~4話まで読破!!【完全無料】を紹介したいと思います。
漫画でもアニメでも大人気の呪術廻戦。この冬劇場版も決まり、勢いは増すばかりですね。
0巻の主人公は乙骨憂太です。
乙骨憂太は普通の高校生でした。他の高校生と違うのは、彼が自身の死刑を望んでいるということ。
1年生の時の、乙骨・狗巻・真希・パンダにも注目ですね!!
「呪術廻戦」の物語へと続く前日譚が始まります。
では【呪術廻戦】第0巻「東京都立呪術高専」0話~4話まで読破!!【完全無料】についてみていきましょう!




【呪術廻戦】0巻 1話 「呪いの子」ネタバレ
始まりは2016年11月、普通の学校に通う主人公乙骨憂太。
いじめてきた同級生4人をロッカーに詰めて、重症を負わせてしまいます。
そのため呪術界に発見をされ、秘匿死刑が決定しました。
乙骨は「里香ちゃん」という特級過呪怨霊に呪われてしまっていたのです。
秘匿死刑
呪術廻戦第1話で虎杖に処刑命令がくだされた、お札がいっぱい貼られている部屋に乙骨憂太はいました。
「もう誰も傷付けたくありません。だからもう外には出ません」と話す乙骨に、五条が「でも一人は寂しいよ?」「君にかかった呪いは使い方次第で人を助けることも出来る。力の使い方を学びなさい。全てを投げ出すのはそれからでも遅くはないだろう」と優しく語りかけます。
呪いの子
呪術高専に戻った五条はクラスで「転校生を紹介しやす!テンションあげてみんな!」と張り切りますが、しらけるクラスメイトたち。
真希は「随分尖った奴らしいじゃん。そんな奴のために空気作りなんてごめんだね」とバッサリ、狗巻は「しゃけ」と言い、パンダは無言。
そんな中乙骨が教室に入ってきた途端「ぞぞぞぞぞ」と嫌な空気を感じる三人。
真希がすかさず呪具を取り出し乙骨の真横の黒板に突き刺し、狗巻とパンダも臨戦大勢。
「オマエ呪われてるぞ」「ここは呪いを学ぶ場だ、呪われてる奴がくる所じゃねーよ」と真希。
呪いの被害
日本国内での怪死者者・行方不明者は年平均10000人を超える。
五条が「そのほとんどが人の体から抜け出した負の感情、呪いの被害」「呪いに対抗できるのは同じ呪いだけ」「ここは呪いを祓うために呪いを学ぶ、都立呪術高等専門学校だ」と説明をしたあと、「あっ早く離れた方がいいよ」と言います。
乙骨の真後ろにある黒板からズルルンと「里香」の大きな手が出てきます。
「ゆう”たを”ををを虐めるな・・・!!!」
「約束だよ」
これは6年前、宮城県仙台市で起きた記録です。
まだ幼い乙骨と里香が公園にいます。
里香が「憂太、お誕生日おめでとう」と婚約指輪をプレゼントして、「約束だよ。里香と憂太は大人になったら結婚するの」と微笑みます。
そして二人は指切りをしました。
その後シーンは商店街の道路のような場所に変わり「おい!救急車はまだかよ!」「バカ!よく見ろ!助かるわけねーだろ」「頭潰れてんだぞ!!!」と騒ぐ大人たち。
憂太は少し離れた場所で放心状態で棒立ちになりながら「・・・里香ちゃん?」とつぶやくと、倒れた里香の体が少し動きました。
次の瞬間、乙骨の足元の地面から大きな口と手がドプと出てきました。
そして「憂太」「大人にな”ぁたぁら”ぁ結婚する”るるるる”ん”」としがみついてきました。
これが過去に起きた、里香が乙骨を呪ってしまった原因です。
二人が約束をしたことで、里香を呪霊化させてしまったのかもしれません。
クラスメイトたち
五条が「ってな感じで彼のことがだーいすきな里香ちゃんに呪われている、乙骨憂太くんでーす!みんなよりしくー!」と紹介し、「憂太に攻撃すると里香ちゃんの呪いが発動するから気をつけてねー!」と注意喚起。
同じクラスのメンバーは、禪院真希、呪いを祓う特別な呪具を使う呪具使い。
呪言師の狗巻棘は語彙がおにぎりの具しかない。
そしてパンダ。
乙骨は内心「一番説明が欲しい説明がなかった・・・」とガッカリしますが、メンバーが揃いました。
真希がしどろもどろになる乙骨を見て「オマエイジメられてたろ」「図星か。わかるわ、私でもイジメる」と言います。
そして「呪いのせいか?善人ですって顔に出てるぞ、気持ち悪ぃ。なんで守られてるくせに被害者ヅラしてんだよ」「ずっと受け身で生きてきたんだろ」「なんの目的もなくやってくほど、呪術高専は甘くねぇぞ」とズバズバと言います。
パンダが「真希、それくらいにしろ」狗巻も「おかか!!」と言い、その場はなんとか収まりました。
呪術実習
その後、呪いのせいで児童が失踪しているという小学校へ向かいました。
学校や病院など大勢の思い出となる場所は、呪いが吹き溜まりやすいそう。
何度も思い出され、その度に負の感情の受け皿となり、それが積み重なると今回のように呪いが自然と発生する。
五条が「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」と唱えると空が黒い帳で覆われます。
帳は外から中を見えなくして、呪いを炙り出す結界です。
そして五条が「そんじゃくれぐれも死なないように」と帳の外に出てしまいます。
焦る乙骨に「転校生、よそ見してんじゃねぇよ」と言い呪具を構える真希。
目の前に呪いが三体出現し、同時に近付いてきます。
真希が呪具を一振りであっという間に祓いました。
そして校内へと進んでいく、二人。
「帳が下りているのに呪いの数が少ない・・・いや、いるのに襲ってこない・・・乙骨がおるからか?」と不思議そうな真希。
「おい、オマエ何級だよ」と尋ね、せいぜい四級程度かなと乙骨の学生証を見た真希は「特級!?」と驚きます。
巨大な呪いの腹の中へ
「特級って一級のさらに上だろ、こんなん冗談でしか聞かねーレベルだろ」と心の中でぶつぶつ言っていると、後ろに大きな呪いが出現。
そしてそのまま二人は巨大な呪いに飲み込まれてしまいます。
真希は外に呪具を落としてしまったこと、時間がきて帳が上がれば誰かが助けにくるけど恥だ!テメェ呪いに守られてんじゃねーのか!と大激怒。
すると奥から「助けて」「お願いこいつ死にそうなんだ」と声がします。
振り返ると、そこには失踪していたと思われる児童が二人。
ですが二人の児童は完全に呪いにあてられており、いつ死亡してもおかしくない状態。
そして真希も足がジュクジュクと膿みはじめて、倒れてしまいます。
「お姉ちゃん死んじゃうの?ねぇ、助けてよお兄ちゃん!!」と児童一人に言われて乙骨はパニックになります。
真希が胸ぐらを掴みながら「乙骨、オマエまじで何しにきたんだ。呪術高専によ!!」「何がしたい!何が欲しい!何を叶えたい!!」と聞きます。
「僕は・・・もう誰も傷つけたくなくて・・・」と弱々しく答えます。
特級過呪怨霊「折本里香」
「閉じこもって消えようとしたんだ・・・でも一人は寂しいって言われて、言い返せなかったんだ。誰かと関わりたい。誰かに必要とされて、生きてていいって自信が欲しいんだ」と目に涙を溜めながら絞り出す乙骨。
真希は「じゃあ祓え。呪いを祓って祓って祓いまくれ。自信も他人もそのあとからついてくんだよ!呪術高専はそういう場所だ!!!」と答えます。
乙骨が「里香ちゃん」と言いながらネックレスを手でちぎると「なぁに?」と聞こえます。
通していた指輪をはめて「力を貸して」と言います。
すると乙骨たちを飲み込んでいた巨大な呪いの体がビクンと跳ね、中から里香ちゃんが出現します。
巨大な呪いを「う”う”う”う”るさい」と言いながら素手でつぶして祓います。
その間に乙骨が真希と児童二人を抱えて、外へ脱出することが出来ました。
早くみんなを先生に診せなきゃ!呪いが里香ちゃんの気を引いてるうちに・・・まだ倒れるな!まだ!ここで変わるって決めたじゃないか!!と自分自身を鼓舞します。
「がんばれ憂太」と幼少期の里香ちゃんの声が聞こえた気がしたので、乙骨は振り返らずに「頑張るよ!!!」と答えます。
乙骨の少し後ろに頭のない里香ちゃんの幻が描かれていました。
そうしてようやく五条のもとへ辿り着くことが出来ました。
五条は乙骨に「おかえり、頑張ったね」と優しく声をかけました。
乙骨の決意
その後みんなを連れて病院に行けて、真希も児童二人も無事助かりました。
「よかった」と言葉では言うもののどこかスッキリしていない様子の乙骨。
「初めて自分から里香ちゃんを呼びました」「少し思い出したんです」
ー約束だよ、大人になったら里香と憂太は結婚するのー
ーいいよ、じゃあぼくらはずーっとずーっといっしょだねー
「里香ちゃんが僕に呪いをかけたんじゃなくて、僕が里香ちゃんに呪いをかけたのかもしれません」という乙骨。
五条は「これは持論だけどね、愛ほど歪んだ呪いはないよ」と答えます。
そして乙骨は、指輪が輝いている手を握りしめながら「先生、僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」と誓ったのでした。
【呪術廻戦】0巻 2話 ネタバレ
今回は乙骨が狗巻と一緒に任務へと向かいますが、強力な呪いが出現します。
想定外の強さに追い詰められていきます。
五条がいうにはこの呪いを放ったのは呪詛師である夏油傑だそうです。
ではご覧ください。
出自不明
「特級過呪怨霊折本里香、422秒の完全顕現。このような事態を防ぐために乙骨を君に預けたのだ。申し開きの余地はないぞ、五条悟」と男性に責められている五条。
五条は「まぁもともと言い訳なんてするつもりないですし」と頭をポリポリ書きながら言います。
それを聞いた男性は「何をふざけている!あのまま暴走していたら街一つ消えていたかもしれんのだぞ!」と声を荒げます。
五条は「そうなりゃ命懸けで止めてましたよ。私らがあの呪いについて言えることは一つだけ」「出自不明(わからない)」「呪術師の家系でもない女児の呪いがどうしてあそこまで莫大なものになったのか」「ま、トライ&エラーってね。しばらく放っておいてくださいよ」と言い立ち去ろうとします。
するとまた別の人物が現れて「乙骨の秘匿死刑は保留だということを忘れるな」と言います。
五条は「そうなれば私が乙骨側につくことも忘れずに」言い、部屋を出ていきました。
刀
次に五条が向かったのは、乙骨、真希、狗巻、パンダがいる場所。
よそ見をした乙骨に真希が呪具を当て「よそ見してんじゃねぇよ!さっさと構えろ、私から一本とるんだろ?」とキツイようで優しい真希なのでした。
五条は乙骨に「折本里香ほどの呪いを祓うのはほぼ不可能。だが、解くとなれば話は別だ。何千何万もの呪力の結び目を1つずつ解いていく。呪われている君本人にしか出来ないやり方だ。」と言い、これを使うといいと刀を渡します。
「呪いは物についている時が一番安定するからね。君はあの時指輪を通して折本里香と繋がった。パイプはできているんだ。里香の呪いをもらい受け、刀に込めて支配する。繰り返し量を増やし、いずれは全てを手中に納める」「あとは晴れて自由の身さ、君も彼女もね」と続けます。
乙骨は受け取った刀を見ながら不安そうに「刀に呪いを込める・・・」とつぶやくと、五条は「と同時にぃ、刃物の扱いも覚えなきゃだし、何より君超貧弱だからまずは徹底的にしごきます」とグゥサインを出し笑います。
それからの乙骨は真希にしごいてもらいながら、「僕は里香ちゃんの呪いを解くんだ!!」と修行をひたすら頑張ります。
三ヶ月後
乙骨が高専に入学してから三ヶ月、かなり動けるようになり前向きにもなってきたようです。
パンダが「真希も楽しそうだ。今まで武具同士の立ち合いってあんまりなかっ・・・」と言いかけたところで突然雷が走ったように何かを思いつきます。
そして「憂太ァ!!!ちょっと来い!超大事な話だ!心して聞け!!!」と乙骨を呼びます。
「どうしたのパンダくん」と駆け寄る乙骨にパンダは「オマエ、巨乳派?美乳派?」と聞きます。
「今!?!?」と思いながらも「あんまり気にした事ないんだけど、人並みに大きいのは好きかと・・・」となぜか申し訳なさそうに答える乙骨。
それを嬉しそうに聞いたパンダは「真希!!!」脈ありでーすといった感じでOKポーズをとります。
すぎに察した真希は「何勘違いしてんだ、殺すぞ!!!」と怒り狂いパンダとやりあうのでした。
五条が乙骨と狗巻の近くにやってきて「棘、ご指名、君に適任の呪いだ。ちゃっちゃと祓っておいで」と言うと、狗巻は「しゃけ」と答えます。
パンダは真希に踏みつけられながらも「棘は一年で唯一の二級術師、単独での行動も許されてるの」と言います。
そして五条は「憂太も一緒に行っといで。棘のサポートだ」と言いました。
棘の任務に同行
五条は乙骨に「呪術は多種多様、術師の数だけ祓い方があると思ってくれていい。棘の呪言はそのいい例だ。しっかり勉強しておいで。呪いを解くならまずは呪いを知らなきゃね」と優しく言ったあと「里香は出すな」「前回みたいに運良く引っ込んでくれるとは限らない」と忠告します。
そして「もしまた全部出しちゃったら僕と憂太殺されちゃうから!!」と明るく言い放ち、乙骨はプレッシャーに震えます。
補助監督である伊地知の運転で、任務地へ着きました。
今回は「ハビナ商店街」現在はほぼシャッター街。
その一帯を解体して大型のショッピングモールを作る計画があり、その視察中に低級呪いの群れを確認したため、今回の任務が発生したようです。
伊地知が任務の説明をするなか、姿を消した狗巻は薬局から出てきてのど薬「のどナオール」を購入していました。
そして帳が下りて、任務が開始されます。
呪いの群れ
「ずるいよママ・・・」「お兄ちゃんの方が多いよ」「いいじゃんダブりは交換しよう」「金木犀の香りだぁ」「迷子のお知らせです」「みんなで渡れば怖くない・・・」
呪いの声がたくさん聞こえてきます。
狗巻が口元を出し、呪いの群れに近づいていき「爆ぜろ」と言うと一瞬で祓うことができました。
乙骨の元に戻ってきた狗巻は「ツ”ナ”マ”ヨ”」と声が枯れていて、「だからのど薬・・・」と納得した乙骨でした。
そしてその光景を誰かが笑いながら見ています・・・。
異様な呪い出現
任務は終了したのになかなか上がらない帳に異変を感じた二人。
そこへギニュウンと一体の異様な呪いが出現しました。
乙骨をかばい攻撃を軽く受けた狗巻を支えながらひとまず二人は走って逃げ、少し離れた場所から呪いを観察しますが追ってきたり探るような様子は見られません。
狗巻が急に立ち上がりふらふらと歩き出したので、「狗巻くん!もう歩いて大丈夫なの?」と追いかけると「こんぶ」と乙骨の顔の前に手のひらを向けます。
どうやら一人で行くという意味みたいです。
乙骨は刀を握りしめ、決意した表情で「二人で頑張ろう!」と言います。
そして突如現れた呪いの元へ戻ります。
その時に乙骨の後ろに忌ま忌ましい里香がいて、呪いはそれを見て「オ”オ”オ”オオ」と体をビリビリさせながら怒りました。
乙骨は気づいていないので、「怒った!!なんで?ただでさえおっかないのに!!」と困っていました。
乙骨
乙骨は握った刀に呪いを込めます。
呪いと戦いながら「狗巻くんは優しいんだ」「不用意に人を呪わないために呪いのこもらないおにぎりの具で話してるんだよね?」「今日だって助けてくれた」「あの時も緊張していた僕に気を遣ってくれてたんだよね」と心の中で1つ1つの出来事を思い出します。
何度か攻撃が呪いに当たりますが、浅く、呪いの体も硬いのでなかなか致命傷になりません。
そしてさっき落とした狗巻の「のどナオール」を拾うことに成功したので、投げて渡します。
それを猛烈な勢いで飲み干す狗巻。
無事に喉が復活して、呪いの前に来て「潰れろ」といいます。
呪いは最後に「ば?」といい、ブチュン!!!と大きな音をたてて潰れ、無事に祓うことができました。
そして「高菜!!!」といいながら乙骨の元へ駆け寄った狗巻は、乙骨が頭から血を流してるのを見て困り顔をします。
乙骨が「かすっただけだから大丈夫」と笑うと、狗巻も「しゃけ」と笑いながら手を出し、二人はハイタッチしました。
呪詛師 夏油傑
異様な呪いとの戦闘をずっと見ていた人物の顔が明かされました。
なんと、呪詛師の夏油傑。
伊地知がおろした帳の上から二重で帳をおろし、予定にない準一級レベルの呪いが発生したのも、全て夏油の仕業でした。
4人いる特級呪術師の中の1人だった彼。
100人以上の一般人を呪殺し、高専を追放された最悪の呪詛師。
【呪術廻戦】0巻 3話「弱者に罰を」ネタバレ
3話では呪詛師夏油が、百鬼夜行を起こします。
東京と京都にそれぞれ1000体ずつの呪霊を放つ。
夏油の真の目的は、特級過呪怨霊である「折本里香」
乙骨と夏油の戦いはここから始まります。
百鬼夜行
夏油が「えーと、おたくの娘さんが霊に取り憑かれていると」「そういうわけだね?サトウさん」と言うと「あ、はい、いや私は斉藤です」と女性は答えます。
「いや、あなたはサトウさんです。私がそう言ってるんだからサトウの方がいい」と笑顔で返します。
その女性の娘が「お母さん、帰ろうよ」と言いますが、母親は「でもアンタ最近まともに寝れてないでしょ」と返します。
すると夏油が次々に娘の状態を言い当てていく。
娘は「なんでそのことを」と驚くと夏油は「動かないで」と言い、玉のようなものに呪いを吸収しました。
体が軽くなった娘はさらに驚き、母親は「なんてお礼を申し上げていいのやら」と頭を下げます。
夏油は「困った時はお互い様です。またいつでも頼ってください」と返し、母娘が去っていくと「呪術も扱えない猿どもめ」と本性を露に・・・隣にいた仲間らしき女性が「素が出てますよ、夏油様。幹部が揃いました。ミーティングへ」と言い、会議室へ向かおうとします。
そこへ慌てた様子の男性が「夏油、夏油を出せ!」「夏油!貴様ァ!」などと声を荒げながらやってきました。
「とぼけるな!早く儂の呪いを祓え!」と駆け寄ってくると夏油は「これはこれは金森さん、そんなに慌ててどうされました?」と聞きます。
金森が「オマエにいくら払ったと思っている!!!」と言うと、夏油が「いくら?」と女性に聞き「ざっと一億とんで500万ですね」と答える。
夏油は「あーあ、もう限界かな。猿にはねそれぞれの役割があります。金を集める猿と呪いを集める猿。アナタは前者。お金がないなら用済みです」と言い、呪いを放ち殺害していまいます。
それを見ていた女性が「穢らわしい。本当に同じ人間ですか?」と言います。
「だから言ってるだろう、非術師は猿だ」「時がきたよ、家族たち。猿の時代に幕をおろし、呪術師の楽園を築こう」「まずは手始めに呪術界の要、呪術高専を落とす」と言い、集まった部下たちとのミーティングが始まる。
高専に夏油一派現る
その頃呪術高専では、乙骨が「ちょっと嫌な感じが・・・」と何かを感じ取ってる様子。
それを聞いた真希たちは「気のせいだ」と返し、狗巻は「おかか」と言い、パンダは「憂太の呪力感知超ザルじゃん」と相手にしない。
呪術高専の夜蛾学長が「未だ夏油の動向は掴めん。やはりオマエの杞憂じゃないのか?」と五条に問いかけるが、「学長、それは残念ながらありえないです。直接現場を確認しました。僕が傑の呪力の残穢を間違えるわけないでしょ」と答えます。
すると夜蛾学長は何かを察した様子で「ガッデム」と言い、「噂をすればだ。校内の準一級以上の術師を正面ロータリーに集めろ」と指示します。
「珍しいな、憂太の勘が当たった」と真希が言うと、目の前に夏油とその仲間たちが現れる。
夏油は一瞬で乙骨の前へ行き「はじめまして乙骨くん、私は夏油傑」と挨拶をする。
あまりの速さに絶句する真希たち。
夏油が「君はとても素晴らしい力を持っているね。私はね大いなる力は大いなる目的のために使うべきだと考える。今の世界に疑問はないかい?一般社会の秩序を守るため、呪術師が暗躍する世界さ。つまりね、強者が弱者に適応する矛盾が成立してしまっているんだ。万物の霊長が自ら進化の歩みを止めているわけさ。そろそろ生存戦略を見直すべきだよ。だからね、君にも手伝ってほしいわけ」と言うと、乙骨は「?」「何をですか?」と聞きます。
「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作るんだ」と告げます。
そこへ五条が現れ「僕の生徒にイカれた思想を吹き込まないでもらおうか。まずその子達から離れろ、傑」と言うと、夏油は「今年の一年は粒揃いだと聞いたが、成程。君の受け持ちか。特級被呪者、突然変異呪骸、呪言師の末裔、そして禪院家の落ちこぼれ」と言い放ちます。
「テメェ!」と真希がキレると「発言には気をつけろ。君のような猿は私の世界には要らないんだから」と言います。
それを聞いた乙骨が「ごめんなさい。夏油さんが言ってることはまだよくわかりません。でも友達を侮辱する人の手伝いは僕には出来ない」と伝えると、夏油は「すまない。君を不快にさせるつもりはなかった」と謝ります。
「じゃあ一体どういうつもりでここに来た?」と五条が問い詰めると「宣戦布告さ」と夏油は言う。
「お集まりの皆様、耳の穴をかっぽじってよーく聞いて頂こう。来る12月24日!!日没と同時に!!!我々は百鬼夜行を行う!!!場所は呪いの坩堝、東京新宿!呪術の聖地、京都!各地に千の呪いを放つ!下す命令は勿論殴殺だ!地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めにこい!思う存分呪いあおうじゃないか!」と宣言します。
菜々子が「あー夏油様、お店閉まっちゃう」と叫ぶと夏油は「もうそんな時間か、すまないね悟。彼女たちが竹下通りのクレープを食べたいと聞かなくてね。お暇させてもらうよ」と言う。
五条は「このまま行かせてやるとでも?」と言いますが、夏油が「やめとけよ。かわいい生徒が私の間合いだよ」と呪いを繰り出し脅す。
「それでは皆さん、戦場で」と言い残し、夏油一派はその場をあとにします。
総力戦
高専関係者で会議が行われ、伊地知が夏油について説明をする。
「夏油傑、呪霊操術を操る特級呪詛師です。主従制約のない自然発生した呪いなどを取り込み操ります。設立した宗教団体を呼び水に信者から呪いを集めていたようです。元々所持していた呪いもあるはずですし、数2000というのもハッタリではないかもしれません。」
それを聞いていた夜蛾学長が「だとしても統計的にそのほとんどが二級以下に雑魚。術師だってどんなに多く見積もっても50そこらだろ」と言いますが、五条は「そこが逆に怖いところですね。アイツが素直に負け戦を仕掛けるとは思えない」と気付きます。
夜蛾学長が「OB、OG、それから御三家、アイヌの呪術連にも強力を要請しろ。総力戦だ。と言っていると、別の場所で夏油が「総力戦だ、完全に祓ーうとか息巻いてんだろうなあの脳筋学長」と的中させていた。
12月24日百鬼夜行当日
百鬼夜行当日、12月24日がやってきました。
夏油が「お互い本気で殺り合ったら、こっちの勝率は3割ってとこかな。呪術連まで出てきたら2割にも満たないだろうね。だが、勝率を9割9分まで引き上げる手段が1つだけあるんだよ。乙骨憂太を殺して特級過呪怨霊、折本里香を手に入れる。学生時代の嘘をまだ信じているとは、めでたい連中だ。主従制約があろうとなかろうと、首を私とすげ替えてしまえば呪いなんていくらでも取り込めるんだ。勝率の高い戦で高専が乙骨というカードをきることはない、下手を打てば敵も味方も全滅だからね。百鬼夜行の真の目的は乙骨を孤立無援に追い込むこと。さぁ、新時代の幕開けだ」と呪術高専の入り口まで来ています。
教室にいる乙骨が「なーんか、とんでもないことになっちゃったなー」と言うと「何してんだ、今週は休講だろ」と真希が現れて言います。
乙骨は「いや、なんか落ち着かなくて、寮の人達も全然いないし」と返すと、真希が「2年は前から京都に遠征中だったからな。棘は3・4年と新宿でバックアップ。パンダは学長のお気に入りだからな、多分棘と一緒だろ」と答える。
真希が「聞けよ。気になってんだろ、なんで私が落ちこぼれか」と言うと乙骨は少し困りながら「いや、うん、はい」と返します。
真希は「ウチ禪院家はな、御三家って呼ばれるエリート呪術師の家系なんだよ。オマエ、呪術師に必要な最低限の素質って分かるか?呪いが見えることだ。一般人でも死に際とか特殊な状況で見えることがあるけどな。私はこのダセェ眼鏡がねぇと呪いが見えねぇ。私の呪具は初めから呪力がこもってるモンで私がどうこうしてるわけじゃねぇ。」と説明し、おかげで家出られたけどな。飯は不味いし部屋は狭ぇし、知らねぇオッサンがうろついてっし、本っ当最悪だったわ」と言う。
それを聞いた乙骨が「真希さんは、どうして呪術師を続けるの?」と問いかけると、真希は「私は性格悪ぃかんな。一級術師として出戻って、家の連中に吠え面かかせてやるんだ。そんで内から禪院家ブッ潰してやる」と答えます。
乙骨が笑っているのを見て真希が「んだよ」と言うと、乙骨は「真希さんらしいと思って」「僕は、真希さんみたいになりたい。強く真っすぐ、生きたいんだ。僕に手伝えることがあったらなんでも言ってよ、禪院家ぶっ壊そーなんて」と伝えます。
照れたような表情の真希が「バーカ、一人でやるから意味があんだよ。部屋戻るわ」と教室から出て、一人になってから「馬鹿か私は。認められた気になってんじゃねーよ」とつぶやく。
二度目の完全顕現
「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」と夏油が帳を下ろします。
帳が下りたことにすぐに気付く乙骨は焦ります。
その頃東京新宿では大量の呪いが沸いていました。
五条が「一人面倒くさそうな奴がいるな」とつぶやきます。
夏油の仲間の男性が「成程、アノ包帯カ」女性が「えぇ、他は私達で引き受けます」「何度も言いますが」と伝えようとするが、男性は「分カッテル。俺ラハ足止メデショ。ノラリクラリ、夏油ノ仕事ガ終ワルマデ遊ビマショ」と話しています。
夏油が真希を見て「君がいたか」と言うと、「いちゃ悪いかよ。てめぇこそなんでここにいる」と立ちはだかります。
すると夏油は「悪いが猿と話す時間はない」と呪いを繰り出していきます。
「あの目立ちたがりが前線に出てこない?京都の方か?ならなにかしら連絡があるだろ」と考えていると伊地知が五条に報告があると駆け寄り、「こんな時にとは思いますが早い方がいいかと。以前調査を依頼された乙骨の件です」と耳打ちをする。
伊地知からの報告を聞いた五条が「パンダ、棘、質問禁止。今から二人を呪術高専に送る。夏油は今高専にいる、絶対多分間違いない。勘が当たれば最悪憂太と真希二人死ぬ。僕もあの異人を片づけたらすぐ行く。二人を守れ、悪いが死守だ」と告げ、パンダと狗巻は了承、五条がすぐに二人を夏油のもとへ飛ばします。
夏油一派の女性が「気付かれた!?」と驚くと、男性が「ダカラ影武者ノ一人デモ用意シテオケバト」と言いますが「下手なダミーは逆効果。夏油様様がおっしゃってたでしょ」と返し、「美々子、菜々子、予定をくり上げます、開戦よ」と指示。
男性が「アンタノ相手ハ、俺ダヨ、特級」と言うと、五条は「悪いけど、今忙しいんだ」と言い放ちます。
パンダと狗巻が呪術高専に到着してすぐに、既に帳が下りているのに気付きます。
「俺が帳を破る。あとは最短でいくぞ」とパンダが言い、帳を破りにいきます。
夏油が「おっと、誰かが帳に穴を開けたな。何事もそう思い通りにはいかないもんだね。侵入地点からここまで5分ってとこか。無視するべきか片づけておくべきか、迷うね」と考えていると、帳を突き破ったパンダが現れます。
パンダが殴りかかりますが夏油は避けて、パンダが真希の安否を確認した一瞬の隙に蹴りを浴びせる。
パンダが「コイツ、体術もいけるクチか」と感じていると、上から狗巻が現れ「「堕ちろ」」と唱えます。
巨大な穴がでるほどの圧力で夏油を潰したと思ったが、その後すぐに穴から呪いと共に出現。
狗巻とパンダを倒した夏油が「素晴らしい、素晴らしいよ。私は今、猛烈に感動している。乙骨を助けに馳せ参じたのだろう!?呪術師が呪術師を、自己を犠牲にしてまで慈しみ敬う。私の望む世界が今目の前にある」と涙を流しながら語ります。
夏油にやられた真希を乙骨が発見します。
「本当はね、君にも生きていてほしいんだ、乙骨。でも、全ては呪術界の未来のためだ」と語りかけます。
そして辺りを見渡した乙骨は真希だけではなく、パンダと狗巻もやられていることに気付きます。
そして「来い!!!里香!!!」と折本里香二度目の完全顕現を引き起こしていくのでした。
【呪術廻戦】0巻最終話 「眩しい闇」ネタバレ
今回の最終話では乙骨が折本里香の底無しの呪力を解放します。
特級呪詛師である夏油を圧倒していきます。
さすが呪いの女王「折本里香」
バトルの結末、真希たちの安否はどうなったのでしょうか?
ではご覧ください。
呪いの女王
序盤から夏油と乙骨が戦いを繰り広げています。
夏油が「まずは質より量。どう出る?呪いの女王、里香」と言うと、既に里香は大量の呪霊を瞬殺していました。
乙骨は真希たちを救出して「3人共酷い怪我だ、特に真希さん。死なせない」と言い「ポウ」と呪力を使い治癒させていく。
すると里香が「ずるい、ずるい。お前ばっかり、オ前ばっかり」と真希に嫉妬します。
乙骨が「何をしている、里香。その人は僕の恩人だ。蝶よりも花よりも丁重に扱え」とキレると、里香は「ごめんなさい、ごめんなさい。怒らないで。嫌いにならないでぇ」と涙をポロポロ流し、乙骨は「怒ってないよ、嫌いになんてならないよ」と優しく答えます。
そして「僕らの敵は、アイツだよ」と言い、里香が「憂太、アイツ嫌い?」と聞きます。乙骨が「あぁ、大嫌いだ」と答えると、里香は「じゃあ、里香も嫌いぃいい」と言います。
乙骨が夏油に「なんで攻撃をやめた」と聞くと、「呪力による治癒には高度な反転術式を要する」「君の意識を少しでもそちらに割かせた方が得策だろう。続きを始めようか」と答える。
乙骨が「里香、アレをやる」と言うと、スピーカーを出現させ「死ね」と呪言を唱えて夏油の呪霊を瞬殺しました。
夏油が「呪言は狗巻家相伝の高等術式、これを呪術を学んで一年未満の少年がやってのけた。やはり、折本里香の正体は変幻自在底なしの呪力の塊。益々欲しいね」と思っていると、乙骨は「やっぱり難しいや、呪力が拡散して狙いが定まらない。狗巻君は凄いなぁ、そう、僕の友達は凄いんだ・・・それをオマエは、オマエは、ぐちゃぐちゃにしてやる!」と言い放ちます。
夏油様
別のシーンに移り変わり、伊地知は菜々子と美々子と対峙していました。
伊地知が「まだ子供じゃないですか、今ならまだ引き返せます。善悪の区別もついていないでしょう」と言いうと美々子と菜々子は「アンタらは知らねぇだろ。地図にも載ってねー様なクソ田舎で呪術師がどういう扱い受けてるか。善悪?そんなんアンタらで勝手にやってろし」「夏油様が言えば黒も白だし白も黒なんだよ。私達はあの人が見据える世界を信じてる。邪魔する奴は吊るしてやる」とキツく返します。
するとそこへミゲルに吹き飛ばされた五条が来て「しぶといな」と言うと、ミゲルは縄で五条を弾きます。
五条が「あの縄、珍しい呪いが編み込まれているな。こっちの術式が乱される」と思っている時、ミゲルは「モウ半分モ残ッテナイ。コレ1本編ムノニ俺ノ国ノ術師ガ何十年カケルト思ッテル」と考えていた。
次々と呪いが五条に近付いてきますが「邪魔だ」と一撃で吹き飛ばす。
ミゲルは「コレガ夏油ノ言ッテイタ無下限呪術。原子レベルニ干渉スル緻密ナ呪力操作デ空間ヲ支配スル。ソレヲ可能ニシテイルノガアノ目カ。ノルママデアト10分後。死ンダラ祟ルゾ、夏油」と思っていた。
神
夏油が「生まれて初めての激情、呪力が体に満ち満ちているね。身体能力の向上、万能感、五感が研ぎ澄まされているだろ。烏合共では相手にならないね、直に叩くとしようか」と言うと、乙骨が「あわせろ、里香」と構えます。
「人は食物連鎖の頂点に立ち、更に高位の存在を夢想し「神」と呼んだ。おかしいと思わないか?夢想せずとも我々呪術師がいるというのに」と語り続ける夏油に乙骨が斬りかかっていく。
夏油はまだ語り続けます。「結局、非術師は自分より秀でた存在から目を背けたいだけなのさ」
乙骨は「神になりたいなんて子供じみたことを言うなよ」と言い返しますが、「論点がズレてるよ、乙骨」と言われてしまいます。
「私が望むのは「啓蒙」ではない「選民」だよ。数が多いというだけで強者が弱者に埋もれ虐げられることもある。そういう猿共の厚顔ぶりが吐き気を催す程不快だと私は言ってるんだ」と話すと、乙骨は「大丈夫、慣れてきた」とつぶやいて「問答は終わりかい?」と夏油が言います。
さらにスピードを上げた乙骨は夏油の背後に回り込み、刀に大量の呪力をこめるとなんと刀が破壊してしまいます。
夏油が「駄目じゃないか、急にそんな呪いをこめちゃ。器がもたない、悟に教わらなかったかい?呪いは少しずつ」と説明するが、乙骨は素手で夏油をぶん殴って吹っ飛ばしていきます。
乙骨が「分かんないよ。高専以外の呪術師のことなんか知らないし、お前が正しいかどうかなんて僕には分かんない。でも僕が、皆の友達でいるために、僕が僕を生きていいって思えるように、オマエは殺さなきゃいけないんだ」と言います。
夏油は「自己中心的だね。だが、自己肯定か。生きていく上でこれ以上に大事なこともないだろう。ならば、こちらも全霊をもって君を殺す。もう質も量も妥協しない。知ってるかい?特級を冠する人間は4人、呪いだと16体存在する。これはその内の一体、特級仮想怨霊、化身玉藻前」と新たな呪いを繰り出します。
そして「更に、私が今所持している4461体の呪いを1つにして君にぶつける。呪霊操術極ノ番、うずまき」と夏油の奥義を発動。
純愛だよ
「乙骨、君が折本里香を使いこなす前に殺しにきて本当によかった」と夏油が言います。
乙骨は夏油を無視して里香に優しく話しかけます。
「里香、いつも守ってくれてありがとう。僕を好きになってくれてありがとう。最期にもう一度力を貸して。コイツを止めたいんだ。その後はもう何もいらないから。僕の未来も心も体も全部里香にあげる。これからは本当にずっと一緒だよ。愛してるよ、里香。一緒に逝こう?」とキスをします。
里香は「憂太、憂太っあ!!!大大大大大大大大大大大大大大、大好きだよぉ!!!」と叫びながらドドドドドドとさらに呪力を高めていきます。
夏油は「自らを生贄として呪力の制限解除・・・そうくるか、女誑しめ」と圧倒されています。
乙骨が「失礼だな、純愛だよ」と言うと、夏油は「ならばこちらは大義だ」と両者の呪力がぶつかり合っていきます。
そして怪我を負った夏油が「素晴らしい。本当に素晴らしいよ、正に世界を変える力だ。里香さえあれば、せこせこ呪いを集める必要もない。次だ、次こそ手に入れる」と言いながらその場を立ち去って逃げようとすると、五条悟が立ちはだかり道を塞ぎます。
夏油が「君で詰むとはな、家族達は無事かい?」と聞くと、五条は「揃いも揃って逃げ果せたよ、京都の方もオマエの指示だろ」と答える。
夏油が「まぁね、君と違って私は優しいんだ。あの二人を私にやられる前提で乙骨の起爆剤として送りこんだな」と言うと、五条は「そこは信用した。オマエの様な主義の人間は若い術師を理由もなく殺さないと」と返します。
夏油が「クックックッ、信用か。まだ私にそんなものを残していたのか。コレ渡しといてくれ」と乙骨の学生証を渡すと、五条は「小学校もオマエの仕業だったのか、呆れた奴だ」と引きます。
五条が「何か、言い残すことあるか」と聞くと、夏油は「誰が何と言おうと非術師は嫌いだ。でも、別に高専の連中まで憎かったわけじゃない。ただ、この世界では私は心の底から笑えなかった」と語ります。
五条が「傑」と呼びそのあとの「ーーーーーー」と何かを言います。
すると夏油は少し笑います。
「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」と言い、バシュと最後のとどめをさしました。
里香の解呪
気を失った乙骨は真希たちに声をかけられて、目を覚まします。
パンダたちが乙骨に感謝を伝えていると、少し離れた場所から里香が「憂太」と呼びます。
乙骨は「ごめんね里香ちゃん、待たせたね」と言うと、パンダが「どーした?憂太」と聞きます。
「えーっと、力を貸してもらうかわりに里香ちゃんと同じ所に逝く約束をですね」と乙骨が答えると、真希が「はぁ!?オマエそれ、死ぬってことじゃねーか、何考えてんだバカ」とぶち切れます。
すると、突如として里香が人間の頃の姿に戻ります。
そこへ「おめでとう、解呪達成だね」と五条が現れ、「以前、憂太が立てた仮説、面白いと思ってね、家系の調査を依頼した。里香の方は随分前に終了してたけど、憂太の方はザルもいいとこだったからね。それで判明したんだけど、君、菅原道真の子孫だった。超遠縁だけど僕の親戚」と説明。
乙骨が「え、誰?」と聞き、真希がドン引きしながら「日本三大怨霊の一人」と言います。
そして五条が「憂太は正しかった。里香が君に呪いをかけたんじゃない、君が里香に呪いをかけたんだ」と伝えると乙骨は「そうだ、僕はあの時里香ちゃんの死を拒んだ」と思い出していきます。
「呪いをかけた側が主従制約を破棄したんだ。かけられた側がペナルティを望んでいないのであれば解呪は完了だ。ま、その姿を見れば分かりきったことだよね」と五条が言います。
それを聞いた乙骨は「全部僕のせいじゃないか。里香ちゃんをあんな姿にして、たくさんの人を傷つけて。僕が夏油に狙われたせいで皆が死にかけた」。全部っ、全部僕が、と涙を流しながら自分を責めます。
すると里香が「憂太、ありがとう。時間もくれて、ずっと側においてくれて。里香はこの6年が生きてる時より幸せだったよ。バイバイ、元気でね。あんまり早くこっちにきちゃダメだよ?」と寂しそうな、でも少し嬉しそうな笑顔ではにかみます。
そして消えていきます。
五条が「今更だが夏油の件、君に非はない。憂太がいなくてもアイツは必ず高専にきた。それからコレ」と学生証を手渡すと、乙骨が「あっ、学生証先生が拾ってくれたんだ」と聞くと、五条は「いや、僕じゃない。僕の親友だよ、たった一人のね」と答えました。
真希が「オラ憂太、いつまで待たせんだ、行くぞ!」と言い、乙骨は微笑みます。
左手薬指には指輪が光っていました。
キャラクター一覧
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まとめ:【呪術廻戦】第0巻「東京都立呪術高専」0話~4話まで読破!!【完全無料】
今回は【呪術廻戦】第0巻「東京都立呪術高専」0話~4話まで読破!!【完全無料】について紹介してみました。
少し画像は多めにいれたつもりです!0巻からかなり濃い内容ですよね!これが今の呪術廻戦につながっていると思うと、この時点から伏線などが見受けられます。
0巻の夏油と五条のやり取りも、個人的には感慨深いところがあります。
最後までご愛読ありがとうございました^^
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