【はたらく細胞】第8話「血液循環」~看護師目線でみた感想~

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【はたらく細胞】第8話「血液循環」~看護師目線でみた感想~について紹介いたします。

今回のお話は、血液循環についてのお話です。

方向音痴の赤血球でいつも道に迷ってばかりだが、いつまでも半人前ではいられません。

今日こそ1人で循環器を1周しようと意気込みます。

では【はたらく細胞】第8話「血液循環」~看護師目線でみた感想~についてみていきましょう!

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【はたらく細胞】第8話「血液循環」~看護師目線でみたネタバレ感想~

赤血球がいつものように荷物を運搬していると、新人赤血球たちが研修を受けている姿を見かけます。

いつも方向音痴やアホだとか言われていた赤血球ですが、新人の姿を見て”いつまでも半人前じゃいられない!もっとしっかりしなくちゃ!”と決心します。

「迷わず最後まで1人でこの循環器を一周してみせる!!」

と意気込み、熱意を燃やす赤血球なのでした。

体の解剖図を見ながら道順を確認していると、そこへ雑菌が現れます。

そこへいつものように白血球が現れ、雑菌を駆除してくれました。

白血球にこの先はリンパ管しかないことを言われ、また赤血球は道を間違えていることに気づきます。

白血球は迷子になった赤血球を道案内しようとしますが、赤血球は自分1人でなんとかしようと熱意を燃やしています。

そんな赤血球を見て白血球は、お節介はやめておこうと考え、パトロールと言いつつも、見守るようにこっそり後からつけることにしました。

勢いよく走りだした赤血球でしたが、工事中の穴から落下するという見事な空振りを見せ、血小板ちゃんに、

「お姉ちゃん、ここまだ工事中だよ。気を付けて。」

と言われる始末です。

意気込んだ赤血球は、ブドウ糖を食べてエネルギー補給をします。

ブドウ糖は別名グルコースとも言い、赤血球は、ブドウ糖が大好きです。

赤血球は、白血球と違い、ミトコンドリアを持たない細胞なのでグルコースのみがエネルギー源となるのです。

静脈弁にて赤血球は、逆走してしまい、今日も怒られ、周りの細胞たちに笑われます。

そんな姿を見て白血球は、呆れながら心配します。

赤血球は、下大静脈に辿り着きました。

下大静脈とは、体の中で1番大きな静脈です。

下半身などからの血液を集め、心臓の右心房に送っています。

”血球の皆さん、ここからはカートを持ち込めません。ここから先は心臓になります。案内に従い速やかな循環をお願いします。”

とアナウンスが流れます。

続いて肺循環と体循環についての解説が始まり、赤血球は集中してスクリーンをじっと見つめます。

肺循環とは、右心房から右心室を通り、肺動脈を経て肺に辿り着いたら、二酸化炭素を捨て酸素を受け取ることです。

そこから肺静脈を通って左心房へ。

次は体循環になります。

左心室から大動脈を通り、動脈から毛細血管へ。

そこで酸素と栄養分を渡し、二酸化炭素などの不要物を回収します。

再び右心房まで戻ってくるまでが体循環です。

 

この解説を見て、赤血球は混乱しながらも無事に心臓に辿り着きました。

心臓は、全体が筋肉でできた器官であり、静脈から戻ってきた血液を動脈に押し出すポンプの役目を担っています。

1日にこれを約10万回繰り返しています。

右心房でギューギューに押し詰められた赤血球は、混雑している中でメモを落としてしまいます。

半べそをかく赤血球を後からつけていた白血球がみてメモを素早く拾い上げ、再度赤血球の方へ投げます。

メモが戻ってきたことに驚きながらも安心する赤血球。

白血球さん、ナイスフォローですね。

この後もすし詰め状態の中、帽子を落としたりとドジっ子ぶりを発揮しますが、そのたびに静かにこっそりと、白血球は手助けします。

三尖弁とは、心臓の右心房と右心室の間にある3枚の弁です。

心臓が収縮するときは、右心室へ血液を流し、拡張の際は右心房への逆流を防ぐ役割があります。

右心室は、二酸化炭素を多く含んだ静脈血になっています。

 

肺までいき、無事に任務を終え、心臓に戻ろうとしたときでした。

細菌が現れましたが、白血球は素早く退治します。

そんなことはつゆ知らず、赤血球は先を急ぎます。

大動脈から毛細血管にいき、あとはこの酸素を届けるのみ!となった時でした。

すり傷から細菌が入り、曲がり角で赤血球を待ち伏せしています。

細菌たちはアホそうな赤血球をみてボコボコにしてやろうと作戦を立てていました。

それを見た白血球は、細菌たちに静かにするように促し、スピーディに細菌を一発で退治します。

まるでボディーガードのような白血球。

毛細血管を通り、無事に赤血球は酸素を細胞に届けることができました。

「ついに私、迷わないで循環できたー!やったー!」

と大喜びする赤血球をみて最後まで任務を終えたことに胸をなでおろしながら、白血球は遠くから微笑みます。

白血球の隣にたまたま現れたキラーT細胞は、そんな赤血球をみてバカにします。

白血球は、

「俺やお前にだって苦手なことの1つや2つあるだろう。それでもあいつはあいつなりに苦手を克服しようと頑張ってたんだろう。何度も間違えたりしながらも、あきらめなかった。今まで気に留めたことはなかったが、大変な仕事だな。日々の仕事をこなしながらも自分を変えようと努力しているなんてすごい奴だな。なぁ、キラーT、俺たち免疫細胞は赤血球たちに怖がられることが多いけど、もっとお互いの仕事を理解し合っていつの日かあいつらと仲良くやっていけるようになるといいな。」

黙って聞いていたキラーT細胞は、

「バカヤロー!!」

と白血球を殴ります。

「甘っちょろいこと言ってんじゃねー、このドヘタレなまくら野郎。黙って聞いてりゃペラペラと。いいか。必要とあらば見方であろうと容赦なく殺す!それが免疫細胞ってもんだろーが。俺たちは殺し屋なんだよ!いつでも使えるようによーく研ぎ澄ませておけ、心のナイフをな!」

自分にも他人にも厳しいキラーT細胞は、熱く語ります。

キラーT細胞に殴られた白血球は茫然としており、冷たい風が吹きます。(かわいそう・・・)

 

そんな白血球のことはつゆ知らず、赤血球は白血球に会い、仕事が無事に1人でできたことをキラキラした目で嬉しそうに伝えます。

赤血球の話を傾聴する白血球。

(後からずっと付けており、全て知っていたはずなのに傾聴する姿勢で本当に優しい白血球です)

 

キラーT細胞は、仲良くする細胞たちをみてちょっとうらやましかったのかもしれません。

 

まとめ:【はたらく細胞】第8話「血液循環」~看護師目線でみた感想~

今回は【はたらく細胞】第8話「血液循環」~看護師目線でみた感想~のお話でした。

これは、医療系の国家試験でもよく出題されるレベルの内容なのでこれをわかりやすくアニメにして解説したのには驚きました。

そして白血球の優しさにほっこりし、白血球の好感度がかなり上がりました。

がむしゃらに頑張る赤血球の姿も見ていて応援したくなるものでした。

まるで「はじめてのおつかい」を見ているような感覚でした。

次回もお楽しみに♪

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