【はたらく細胞】第6話「赤芽球と骨髄球」~看護師目線でみたネタバレ感想~

はたらく細胞

今回は、【はたらく細胞】第6話「赤芽球と骨髄球」~看護師目線でみたネタバレ感想~ について紹介します。

今回は、赤血球が赤血球になる前、幼い赤芽球だった頃のお話です。

一人前の赤血球になるために、マクロファージ先生のもとで、一生懸命訓練中の赤芽球。

しかし、方向音痴の赤芽球はある日、細菌から逃げる避難訓練中に迷子になってしまいます。

新人赤血球の今となってもよく道に迷う姿がみられている赤血球ですが、幼い頃も方向音痴であり、これは生まれつきだったんですね。

本物の細菌に襲われてしまった赤芽球は必死に逃げた先で、立派な白血球になることを夢見る骨髄球と出会います。

小さい頃の赤血球である赤芽球がとてもかわいらしいのでそこにも注目して見てください。

 

では、【はたらく細胞】第6話「赤芽球と骨髄球」~看護師目線でみたネタバレ感想~ 詳しいあらすじについてみていきましょう。

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【はたらく細胞】第6話「赤芽球と骨髄球」~看護師目線でみたネタバレ感想~

 

今日も赤血球は地図を見ながら頭をひねっています。

いつものようにまた迷子になり、辿り着いたのは、赤色骨髄でした。

赤色骨髄とは、血球たちの故郷です。

血球たちはここで生まれ、幼少時代からそれぞれの血球になるまでここで育ちます。

 

ちょうどその日は卒業式で、赤芽球が赤血球になる儀式である「脱核」が行われていました。

その様子をみて懐かしい気持ちになる赤血球。

昔の思い出を思い出していきます。

 

まず、血球たちは造血細胞に生成されて、前駆細胞として誕生し、その後、種類ごとに選別されていきます。

赤血球は、前駆細胞として誕生したあと、赤芽球と呼ばれる細胞に成長して、立派な赤血球になれるようにマクロファージに育成されるのです。

赤芽球は、赤血球になる前の分化途中段階の細胞です。

赤芽球たちはマクロファージ先生のもとで訓練を受けます。

マクロファージは、血液循環をするのに必要な酸素の運搬方法や順路を教えますが、方向音痴の赤血球はこの頃からよく道に迷い、迷子になって泣いていました。

 

ある日、赤芽球たちは細菌から逃げる避難訓練の授業を受けます。

細菌役としてやってきたのは、普段細菌を退治する役割である白血球です。

当時の赤血球は、

「迷子になったらどうしよう。」

と不安でいっぱいになります。

マクロファージ先生は

「皆さんはまだ子どもなので、骨髄からは出られないことになっているのです。ここ骨髄の中なら先生たちが必ず見つけてあげられますからね。」

マクロファージのことばに赤芽球たちは安心します。

そしていよいよ避難訓練がスタートします。

「こらぁ!細菌様のお出ましじゃあ!!赤血球はいねえがぁ!!」

先ほどまで優しい笑顔を見せていた白血球の迫真の演技に驚いた赤芽球たちはパニックになり、逃げ回ります。

当時の赤血球も大パニックで訳も分からず逃げたせいでまた迷子になってしまいました。

「細菌こわいし、すぐ迷子になるし、私・・・、絶対赤血球になんてなれないよぉ~。」

と落ち込み、泣いてしまいます。

ふと下に目をやると、赤血球たちがテキパキと働いている様子が見えました。

その姿に目をキラキラさせて、カッコいいと思い、いつか自分もあんな風になれるのかと考えていました。

そこに声をかけてきたのが、細菌役の白血球先生・・・。

「おやぁ、君、こんなところで何してんの?」

「あ、先生!あのね、今・・・」

返事をしている途中でした。

長くて不気味な手が赤芽球をつかみ、

「ククク、1人か。こりゃあ都合がいいなぁ。」

なんと。

赤芽球に声をかけたのは、避難訓練中の白血球先生ではなく、本物の緑膿菌でした!

本来緑膿菌は常在菌の一種で他の細菌のように栄養分や酸素を奪う必要はありませんが、彼らは無力な血球をいじめるのが大好きでこうして体内に入ってきます。

免疫力が低下している時には、普段感染しないような弱い細菌に感染してしまうのはこのためです。

赤芽球は必死に逃げますが、行き止まりに当たってしまい、逃げ場がありません。

緑膿菌はトドメを刺そうとします。

「気の毒にな。君はまだこんなに小さいのに大人になれず、死んじゃうんだ。」

と、不敵な笑みを浮かべます。

その言葉を聞いて赤芽球は

”死にたくない!私だってカッコイイ赤血球になれるかもしれないんだから!”

と泣きながら自分の帽子を緑膿菌の大きな目にぶつけて一目散に逃げだします。

 

しかし、動くスピードは緑膿菌の方が圧倒的に速く、

「このクソガキがぁぁあ!!お遊びはおわりだ!死ねぇぇぇ!!」

と怒り狂い、赤芽球を追い詰めます。

 

絶体絶命のピンチだと誰もが思った瞬間、

「待て!!」

そこへ見知らぬ男の子が間に入ります。

「雑菌め、この体の血球に手を出して生きて帰れるとは思うなよ!」

その男の子は、将来白血球になる、成長途中の骨髄球でした。

骨髄球は小さな手で武器を握りしめ、緑膿菌に立ち向かいます。

しかし、彼も成長途中のため、すぐに緑膿菌にねじ伏せられ、ボロボロになってしまいました。

緑膿菌は、赤芽球を差し出せば、骨髄球の命だけは助けると悪魔のささやきをします。

骨髄球は、ボロボロの体に鞭を打ち、ゆっくりと立ち上がり、緑膿菌を睨みつけ言います。

「ふざけるな。そんなことするか。」

「白血球は・・・自分の命を犠牲にしても・・・他の細胞を守るんだ。俺は立派な白血球になるんだ!」

2人のピンチにその時現れたのは、赤芽球を探しに来た白血球でした。

緑膿菌を退治した白血球は穏やかな微笑みを向け、2人に優しく声をかけます。

2人は助けにきてくれた白血球をみて落ち着いたのか、今までこらえていた涙があふれ出し、大号泣します。

 

赤芽球はマクロファージ先生に連れられてみんなのいる所に戻ります。

「お兄ちゃん!助けてくれてありがとうございました!また、会えるかな。」

赤芽球のことばに骨髄球は、

「わかんないけど。でも大人になって血管の中で働き始めたら、どっかで会えるかもな。」

と答え2人は見えなくなるまでずっと手を振りながら別れをします。

 

当時の自分の思い出を

「そんなこともあったなぁ。」と思い出す赤血球。

そこへたまたま通りかかったのが白血球です。

(昔のことだから顔もよく覚えていないけど。もしかすると・・・。)

(そんな偶然あるわけないか。)

そんなことを思いながら赤血球は、白血球の道案内で今日も酸素を運びます。

 

 

その頃、体の中では奇妙な細胞が健康な細胞に襲い掛かっていました。

白血球はすぐさま、2人の間に入り、様子のおかしい細胞を駆除します。

キラーT細胞もトラブルを知り、駆け付けます。

彼らは細胞に起こったトラブルを処理し、白血球が駆除した細胞の回収も仕事のうちなのです。

キラーT細胞と白血球は久々に再会し、世間話をしていました。

ここ最近平和が続き、気が緩んでいたせいか上空から飛来する存在に気づかず、そこに現れたのは、NK細胞でした。

NK細胞は、全身をパトロールし、がん細胞やウイルスを見つけ次第攻撃をします。

「悪いわね。いいクッションがなかったもんで。」

とキラーT細胞を踏み台にします。

足蹴りされたキラーT細胞はすぐさまその行動にクレームをつけますが、無視をしてNK細胞は白血球が駆除した死体をつかみ上げます。

「やっぱりね。こいつ、ただのウイルスじゃないわよ。猛スピードで増殖していくタイプの奴。」

まだ仲間がいるはずだから細胞に道案内してもらおうと、先ほど襲われていた健康な細胞に声をかけます。

「あぁ、そうなんです。僕ん家の周りにもまだ・・・」

実はこの細胞、ずっと2人にこのことを伝えようとしていたのだが、2人が聞く耳を持たなかったのでした。

事情が分かった2人は現場に急行しようとしますが、NK細胞がそこに待ったをかけます。

足手まといになられては困るからとNK細胞は、キラーT細胞を置いていこうとしますが、2人は殺し合い寸前の子どものような喧嘩をくり広げ、周りにいた細胞達は呆れています。

そんなこんなで、白血球やキラーT細胞、NK細胞は、細胞の案内をもとに現場へ到着します。

現場に到着したあともキラーT細胞とNK細胞は相性が悪く、喧嘩を続け、2対2に分かれることに。

NK細胞は道案内役の細胞を連れ出します。

白血球とキラーT細胞からかなり離れた場所で、案内役の細胞を連れてNK細胞は足を止めます。

 

NK細胞:「さーてと、あたしたちもそろそろ始めようじゃないの。他人に化けたまま死にたいなら、そのままでもいいけど。正体を現しな。」

 

 

道案内した細胞:「バレてたのか・・・。」

 

不穏な空気の中、第6話は終わります。

(C)清水茜
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まとめ:【はたらく細胞】第6話「赤芽球と骨髄球」~看護師目線でみたネタバレ感想~

【はたらく細胞】第6話「赤芽球と骨髄球」~看護師目線でみたネタバレ感想~いかがでしたか?

最後は、不穏な空気の中、終わり、黒幕の存在に続きがとても気になるところです。

 

個人的な感想としては、赤芽球の卒業式のシーンが看護師の戴帽式とそっくりで懐かしくなりました。

初めて病院実習に挑む直前に、ろうそくを持ち、学生一人一人にナースキャップを与えられた当時を思い出しました。

普段よく組んでいる2人が小さい頃、あのような形で出会っていたとは・・・。

運命の原点がそこにあったことがわかるお話でしたね。

次回もお楽しみに♪

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