【はたらく細胞】アニメ第5話「スギ花粉アレルギー」~看護師目線でみたネタバレ感想~

はたらく細胞

今回は、【はたらく細胞】アニメ第5話「スギ花粉アレルギー」~看護師目線でみたネタバレ感想~について紹介したいと思います。

今回は、スギ花粉アレルギー、すなわち花粉症についてのお話です。

毎年、スギ花粉の増える春の時期になると、くしゃみ・鼻水・目のかゆみに悩む人は少なくありません。

症状がひどい人だと、日常生活に支障をきたす人もいます。

今回のお話では、大量のスギ花粉が体内に侵入し、スギ花粉を排除するために現場へと急行した白血球は、そこで記憶細胞と居合わせます。

それでは、さっそく【はたらく細胞】アニメ第5話「スギ花粉アレルギー」~看護師目線でみたネタバレ感想~についてみていきましょう。

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【はたらく細胞】アニメ第5話「スギ花粉アレルギー」~看護師目線でみたネタバレ感想~

「目標接近中です!」

指令室内は緊張した雰囲気で緊急アラームが鳴り響きます。

粘膜である湖に巨大な何かが落下する姿がモニターに映し出されています。

眼球粘膜付近のマクロファージから抗原提示があり、大量のスギ花粉が体内へと侵入してしまったことが告げられます。

指令室より

「”眼球粘膜付近の職員の方々お気をつけくださいませ。”」

と繰り返し、緊急警報が鳴ります。

 

そんな時、赤血球は今日も道に迷い、あたふたしています。

地図を確認していた時、ふと後ろに目をやるとスギ花粉が排水口から侵入していました。

あまりの大きさに赤血球は、驚きます。

 

「抗原発見!」

いつものように白血球が現れ、助けてくれました。 

 

そして・・・なんと、スギ花粉を食べてしまいます。

これは食作用といい、食細胞と呼ばれる単球やマクロファージ、白血球などが細菌や異物を細胞内に取り込み、分解することで貪食とも言います。

貪食の結果、それはスギ花粉のアレルゲンだということがわかりました。

「あー、そいつは!?まさか、スギ花粉のアレルゲンじゃないか!」

2人の前に現れたのは、スーツを着た男でした。

青年はスギ花粉をみてひどく動揺している様子で、手に持っていた書類をばらまいてしまい、パニックになっていました。

「お前は?」と白血球。

「あー、失礼。俺は記憶細胞だ。」

男は記憶細胞でした。

記憶細胞とは、抗原の免疫を記憶しているリンパ球で、同じ細菌やウイルスの再度の侵入に備えています。

スギアレルゲンはそこまで危険な抗原ではないのに慌てている記憶細胞を見て白血球は、理由がわからず、疑問に思います。

すると、記憶細胞は

「あぁ。今はな。だが、俺たち記憶細胞に代々伝わる、言い伝えがあるんだ!」

記憶細胞は言い伝えが書かれたノートを手にし、その内容を説明します。

「宇宙より災いの流星、飛来せし時、山は怒り、大地は荒ぶり、海は蠢く。」

赤血球たちは、どういう意味なのかわからず、首をかしげます。

「つまり、大噴火、地殻変動、大洪水が同時に発生する大災害を予言しているのだ!!!」

記憶細胞はどや顔で叫びます。

白血球はいつの間にか後ろにいたスギ花粉アレルゲンを指し、あのぼーっとした物体が大災害を起こすなんて信じられないといった様子です。

 

そんな時、再び緊急警報が鳴り響きます。

”緊急事態発生。異常な数のスギアレルゲンが体内に侵入しています。付近の方々はすぐに逃げてください”

細胞たちは逃げまどいます。

短時間でスギ花粉が大量に増えていることに白血球は驚きます。

記憶細胞は、パニックになり、

「き、きた・・・。世界の終りの始まりだぁ!!!」

と叫びます。

 

そんな時、助っ人に現れたのは、前回インフルエンザのお話で活躍したB細胞です。

「俺に任せてください。こいつさえあれば!」

抗体を武器に扉を蹴り破って現れました。

記憶細胞は床に座り込み、ぼそぼそと何かを言っています。

「聖なる霧が地上を包む。されどそれが、地獄への扉を開くのだ。」

どう見てもおかしな記憶細胞の様子に白血球は戸惑います。

2人が話している間にすぐ傍ではB細胞が抗体という武器を構え、スギ花粉がアレルゲンに

「くらえぇ!IgE抗体ぃいい!」

と攻撃をし、駆除します。

しかし・・・。

記憶細胞は興奮し、さらにおびえた様子です。

もっとひどいことが起きるとパニックになっています。

 

 

同じ頃、IgE抗体の数値を見て頭を抱えていたのがマスト細胞です。

マスト細胞は、肥満細胞とも呼ばれ、過剰に作られたIgEの刺激に反応してヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質を分泌します。

マスト細胞はマニュアルとにらめっこしながら、この状況が何かおかしいことに気づいている様子です。

「んー、でもIgEの量に応じたヒスタミンを出せって書いてあるし・・・。」

一旦落ち着き、出した結論は、

「マニュアル通りにやればいいの。」

という結論でした。

 

その頃、白血球達は・・・。

言い伝えのことが気になり、B細胞にIgE抗体を使いすぎるのはよくないのではないかと声をかけます。

B細胞は言い伝えのことなど信じていない様子でノズルを指さし、そろそろヒスタミンが出されてあれで炎症を起こして、アレルゲンを排除できるということを説明します。

しかし・・・。

延ばされたノズルは、なぜか引っ込み、新しく出てきたのはどでかいノズルでした。

巨大なノズルからは大量のヒスタミンが出てきました。

ヒスタミンとは、異物や組織の損傷を認識したマスト細胞などから分泌される化学伝達物質です。

大雨と洪水とは、この大量のヒスタミンのことだったのです。

ヒスタミンは血管内皮細胞の間隔を広げ、白血球たちの遊走性を高める働きがあります。

ヒスタミンがあふれ出し、各細胞達は大パニックで緊急の免疫システムが発動してしまいます。

くしゃみや鼻詰まり、涙があふれ出し、体内は言い伝え通り、スギ花粉アレルギーを起こしてしまいます。

B細胞とマスト細胞はお互いにどっちが悪いかを争って大喧嘩を始めます。

ですが、お互いに自分の役割を果たしただけなのでどちらが悪いというわけではありません。

収集がつかなくなった現場に赤血球が球体を持って現れます。

球体から出てきたロボットは、

「モクヒョウ、サイボウ、カクニン。ハイジョシマス。」

と細胞達に狙いをさだめ、攻撃を開始します。

そう、これはステロイドです。

ステロイドは、副腎皮質ホルモンとも呼ばれ、強力な抗炎症作用と免役抑制作用を持つ薬剤です。

ヒスタミンによって起こった諸症状やアレルギー反応を強力に抑えます。

ステロイドの活躍にてアレルギー反応は抑えられ、争っていたみんなも和解します。

ステロイドの長期投与や大量投与により副作用が起こる場合もあります。

そのため、ステロイド療法開始時などには入院が必要になる場合もあります。

用法・容量を守ることが大切です。

(C)清水茜
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まとめ:【はたらく細胞】アニメ第5話「スギ花粉アレルギー」~看護師目線でみたネタバレ感想~

今回は、スギ花粉アレルギーのお話でしたが、花粉症の方にとって毎年4月~6月は辛い季節になります。

個人的には、くしゃみをミサイルと表現していたのもわかりやすくてよかったです。

体内の細胞からすれば、くしゃみをするだけでもミサイルのように大掛かりなものになるということですね。

実際にくしゃみを1回するだけで100m走ったのと同等の約4キロカロリーものエネルギーを消費すると言われています。

そのため、スギ花粉アレルギーの方は、本当に辛いということがよくわかりますね。

次回もお楽しみに♪

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